【リッチマン、プアウーマン】第1話

僕らは閉塞した時代に生まれた運の悪い子供たちではない。
今は不可能が可能になる。
絶対と思われていた古い価値観をたった一人の手で、それも1日で
壊し変えることができる。
20代で 100億 1000億を稼ぐ人間がざらにいる時代を誰が想像しましたか?

君たちは選ぶことができるんです。
自分は不運だからといって何もせずに指をくわえているだけの側になるか?
それとも自分が世界を変える側になるか?

さあ、どっちを選ぶ?

「リッチマン、プアウーマン」第1話

    

 

今をときめくIT企業「NEXT INNOVATION」の社長。
20代で億を稼ぐ華やかな世界に生きる男・日向徹。

 

「ここは日本でも数少ない最先端のデザインを身にまとった企業。
就職したいITベンチャーナンバーワン!

優秀なエンジニアと美女たちが揃う、そう。 ここは、今、われわれが最も気になる日本企業。
株式時価総額3000億円。

『NEXT INNOVATION』!!」

「それでは日本で今最も注目される『NEXT INNOVATION』会社ツアーに行ってみよう。

これはまさか?酸素カプセル!スポーツジム。続いてファンルーム。カフェテリア。
スタディーラウンジ。屋上に行くとそこにはグリーンオアシス!畑作業?

この会社は何でもある。
革新的過ぎるぜ!」

 

何かのクイズ番組のような物すごいハイなリポーターの口調と、未来を映し出すような
変わったカメラワークで…

一体、こんなうるさいテレビ番組、誰が見るんだよ…

と、ちょっと引き気味に見ていたところを、画面がスイッチされて
現実的な大学生の就職活動の様子が映し出される。

 

澤木千尋は、東京大学理学部の学生…しかし、就職活動は進まず、30社回っても内定は全く出ない。

面接では思うように話せず、グループディスカッション型の面接でも発言できない始末。

 

私、こうした方がいいよって言われたことはちゃんとやってきました。
でも就活って正解が分からない。

どうすれば丸がもらえるんでしょう?

 

そんな千尋が、日向の会社「NEXT INNOVATION」の会社説明会にやって来る。

 

君は?

はい。

今、内定を幾つもらってる?

えっ?いえ。 まだ。

この時季に一つもない?
無名大学の学生かな?

東京大学 理学部です。

なるほど。
日本一の大学でも内定がもらえない時代なんだな。
…それかよほどの欠陥があるか。

千尋の目の前で、めいっぱい馬鹿にした顔を見せる日向。

 

学歴と能力は比例しないと教えてくれてありがとう。

彼女は日本の教育の失敗例だ。
いや。犠牲者と言うべきかな。

言われたとおりに勉強してきたのに、どこからも要らないと言われる人間になってしまった。

 

その時、初めて、日向に向かって感情をぶつけた千尋。

「NEXT INNOVATION」の会社概要から、役員の名前まですらすらと諳んじ…

 

私は、御社のことは隅々まで調べてここに来ています。
あなたの会社に本気で入りたいと思ったから。

確かに内定はありません。
でも、他の企業から選ばれなかったからといって、絶対にあなたの会社に
必要のない人間かといったらそうじゃないと思います!

エントリーシートに面白いことが書ければ優秀ですか?
グループディスカッションでうまく空気読める人は才能があるといえますか?
コミュニケーション能力はもちろん必要だけど。

じゃあそういうのが得意な人ばっかりでいいんですか?

不器用だけどこつこつ努力できる人や、何考えてるかよく分からない変な人が、
ちょっと交じってるから、人間の集団でぶつかり合ってエネルギーが生まれたり
するんじゃないんですか?

 

ちょっと驚く日向。

しかし、基本的には人間に興味はない。
千尋の意見を「反骨精神は重要」と褒めたものの、それだけで惹かれる事は無かった。

 

その噛みついてくる感じは悪くないな。理学部さーん。

私の名前は「理学部さん」ではありません。

澤木千尋です。

 

日向が反応したのは、その名前だったのだ…。

 

フェイスブックで検索していたその名前。

心因性認識不全症候群で人の顔と名前が一度に覚えられない日向がたった1つ
覚える事が出来る母親の名前だった。

 

戸籍をインターネット上で管理するパーソナルファイルの作成。
日向は、「戸籍」に拘り続ける。

それには生立ちが関連しているようで…。

人の名前を覚えられない病気も生立ちと関連がありそう。

 

記憶力の才能を買われて、総務大臣主催の昼食会に同行する事になった千尋。

人の名前を記憶できない日向に横からアドバイスする千尋の秘書的役割は
なかなかいい感じで、この人に千尋は必要だろう、と思わせられる。

 

しかし、調子に乗った千尋は事務次官の前で失言をしてしまい、
激しく日向を怒らせることになる。

 

恋愛ドラマだと思って見始めたので、意外と見応えがある事に驚いた。

現在の就活状況も入れ込み、興味惹かれる内容。

 

ラストには、「澤木千尋」は偽名だったというサスペンス的な展開もあり…

延長ありの初回は忙しくあっという間に終わった。

 

セリフ量は息詰まるほど多かったけれども、ドロドロした恋愛模様が無かった分、
見やすくて面白かった。

謎を膨らませての次回への持って行き方が上手い。

 

…ただね……

 

この脚本家さん、あの「大切なことはすべて君が教えてくれた 」の方なんですよね。

あれも、1/3くらいまでは…面白かったんだよ、本当に……。

 

期待でいっぱいだった第1話の感想→【大切なことはすべて君が教えてくれた】第1話
ちゃぶ台投げかけた最終回の感想→【大切なことはすべて君が教えてくれた】第10話

 

今回はああならないように祈りつつ…。
ちょっとした不安と共に次回を待つ。

 

何だか普通の良いお友達みたいになってるARATAさまこと朝比奈恒介が、どこから
裏切るのか(←すでに決定)それも楽しみ~。

 

ハッキリ言って…

恋愛関係に興味はねーーー!!

ので、そこはサラッとやっていただきたいです。

 

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日向徹(小栗旬)は、29歳にして時価総額3000億円とも言われるIT企業「NEXT INNOVATION」を
率いる注目の若手社長。
日向に可能性を感じた朝比奈恒介(井浦新)が会社設立を持ちかけて、8年前に大学が開放した
古い学生会館の一室から会社をスタート。瞬く間に成功を収めた。

一方、澤木千尋(石原さとみ)は、東京大学理学部という学歴ながら就職が決まらず
面接に奔走する日々を送っていた。
そんなある日、面接に向かう途中で、「NEXT INNOVATION」が入る高層ビルが目に止まった。

そのころ、日向は朝比奈と取締役の山上芳行(佐野史郎)を前に、戸籍をインターネット上で
管理するシステムを作る計画を明かした。
日向は、国が着手する前に自分たちがやるんだと意気込むが、山上は、初期投資だけで会社の金が
吹き飛んでしまうと難色を示す。

数日後、千尋は「NEXT INNOVATION」の会社説明会にやってくる。
学生で埋め尽くされた会場の最前列に千尋が座ると、ステージに日向が現れた。
日向は、自分の話を終えると、学生に質問を始めた。
最前列の端から指名する中、ついに千尋の番になった。
いきなり内定数を聞かれた千尋は、正直にゼロだと明かした。
すると日向は、東大卒でも内定がもらえない時代なのか、それとも千尋によっぽどの欠陥が
あるのかと、千尋を値踏みするように見て…。

(上記あらすじはYahoo!TVより引用)

 

よろしければ→【2012年7月期・夏クールドラマ何見ます?】ラインナップ一覧とキャスト表と展望

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【キャスト】

日向徹 – 小栗旬
澤木千尋 – 石原さとみ
朝比奈 耀子 – 相武紗季
朝比奈 恒介 – 井浦新

安岡 倫哉 – 浅利陽介
小川 聡史 – 中村靖日
宮前 朋華 – 八木のぞみ
立石 リサ – 舞川あいく
小野 遥香 – 野村麻純
久我 友樹 – 古川雄輝

乃木 勇太 – 丸山智己
山上 芳行 – 佐野史郎

笛木 匡正 – 中原丈雄


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