【功名が辻】第二十三話 本能寺

言いたい事は、いっぱいある。

 

えっ、何のフリもなく、初っ端から本能寺かよ。

 

とか

 

打ち掛けビラビラさせたにバタバタ切り倒される兵って、一体どんな訓練受けてんの?

 

とか

 

やらないって話だったけど、やっぱ「敦盛」やらないんだ。(ぶつぶつ言ってたけど)

 

とか

 

は?何で、ここに千代が?

 

とか

 

何で千代が采配振るう役?

 

とか

 

千代、羽柴家の人?

 

とか

 

えっ。密書、一豊が捕まえちゃうんだ。

 

とか

 

とか

 

とか。。。。

 

でも、多くは言いますまい。(いっぱい言ったし)

 

私は感動したんです。

 

秀吉の中国大返しに。

 

全力で走る馬。足軽。

 

そして、あのナレーション。

 

この時 足軽、雑兵に到るまで

 

歴史の表舞台に立っていた。

 

二万の軍勢全員が。

 

秀吉の天下取りに向かって。

 

同じ夢に向かって走っていく。

 

こんなに凄い事はないんじゃないだろうか。

 

その顔は、きっと何よりも輝いていた事だろう。

 

 

まるで悪魔のように呆気なく終わってしまった信長ですが、

 

私は歴史上の人物の中で、とても好きなのです。

 

母に愛されなかった少年時代から、ウツケと呼ばれた青年時代、

 

常に上に立つ事を望み続けた晩年。

 

彼は、夢見る少年のような人だったろう、と思う。

 

ドラマ中では、非情な面ばかりが強調されましたが、実は情に厚い所もあった。

 

有名なエピソードがある。

 

秀吉と愛人との間に子が出来て悩んでいたねね信長が手紙を宛てたと言う物。

 

藤吉郎が浮気をして困るということだが、これは言語道断だ。

 

そなたのような得難い女房はいるはずもなく、あんなはげねずみには

 

二度と得ることができないのだから。

 

だから、そんな女の事は気にせず、子がいなくてもドンと構えていなさい

 

と言う優しい手紙だ。

 

短い人生を狂ったように駆け抜けたように見える信長にも、

 

こんな優しい面があったのである。

 

ドラマではやってくれなかったので、ここに書いてしまおう。

 

信長が好きであった、と言う「敦盛」の一節。

 

人間五十年、下天のうちを比ぶれば夢まぼろしのごとくなり。

 

一度生をうけ滅せぬもののあるべきや

 

・功名が辻 第二十二話

 


 


コメント

  1. くう より:

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    >これで終わりました。

    >次の楽しみは何でしょうか?

    次は。。。秀吉の天下取りですかね(^.^)

    >敦盛の一節ですが、信長も最後に「夢や幻のごとくなり」と言いましたね。

    >有名なのですね・・。

    その部分しか言いませんでしたね。

    大抵、本能寺の場面では舞うんですよ。

    史実じゃないと思いますが。。。(^_^;)

  2. くう より:

    SECRET: 0
    PASS:
    >ドラマでは泣けなかった・・・というより真剣に見過ぎて固まってた(笑)。

    私も本能寺自体ではウルウルしなかったですね~。。。

    あまり同情できる信長じゃなかったし(^_^;)

    >そう言えば一豊って父の仇であるのに、信長と言う人物に魅了されて家来になったんだっけなぁ…と初期の頃の信長さんを思い出したら、何だか今とは別人!

    >その変化に濃さま同様戸惑ってたのかも~。

    その、お濃が最後に一緒で良かったです♪

  3. くう より:

    SECRET: 0
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    >私の目には単なる極悪人信長とまでは写っていなかったです。

    そうですね。情を見せている場面もありました。

    実際、好き嫌いが激しい人だったかも。

    >歴史上の人物としても人気の高い信長、まだまだ知らない魅力がたくさんあるのかな。

    >くうさん、素敵なお話教えてくださってありがとう。

    私は、その野望の高さとか粗野な

    ところとか。。。

    何でも好きなんです♪

    男って感じ(^.^)

  4. くう より:

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    PASS:
    >てっきり「人間50年」があると思っていたので肩透かしでした(笑)

    なんか、それはやらないとどこかで読んでいたので

    解ってはいたのですが。。。

    物足りないですね~(^_^;)

    >濃姫との夫婦愛が描かれたのでその点は良かったと思います~。

    わたしも♪

    お濃にくらいは側にいてあげて欲しかったので。。。

  5. くう より:

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    PASS:
    >お濃の方強すぎですよね^^;

    >極道の妻たちを思い出してしまいました。。

    そういう感じですね(^_^;)

    >信長さまだって人間だもの。。

    >情だってあったんですよねTT

    この信長の場合は最後にやっと人間になったって感じかしら。。。

  6. かりん より:

    SECRET: 0
    PASS:
    私も信長に魅力を感じています。

    舘信長にと言っていいかもしれないですけど。

    これで終わりました。

    次の楽しみは何でしょうか?

    敦盛の一節ですが、信長も最後に「夢や幻のごとくなり」と言いましたね。

    有名なのですね・・。

  7. まこ より:

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    PASS:
    ドラマでは泣けなかった・・・というより真剣に見過ぎて固まってた(笑)。

    でもくうさんの記事を拝見したら目の回りがじ~んとしてきた。確かに光秀目線で見てたから「信長めぇ~!」と思ってた事は確かなんですけど・・・

    そう言えば一豊って父の仇であるのに、信長と言う人物に魅了されて家来になったんだっけなぁ…と初期の頃の信長さんを思い出したら、何だか今とは別人!

    その変化に濃さま同様戸惑ってたのかも~。

  8. さくらこ より:

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    PASS:
    私の目には単なる極悪人信長とまでは写っていなかったです。

    歴史上の人物としても人気の高い信長、まだまだ知らない魅力がたくさんあるのかな。

    くうさん、素敵なお話教えてくださってありがとう。

  9. ミチ より:

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    PASS:
    てっきり「人間50年」があると思っていたので肩透かしでした(笑)

    濃姫との夫婦愛が描かれたのでその点は良かったと思います~。

  10. SECRET: 0
    PASS:
    くうさん

    >少数でいたから、そこを狙われたんだよ(^.^)

    >本能寺は、ちゃんと計画された物だったのよ。

    >千代が何故、歴史に関係ある場にいちいち出てきて

    >活躍するのかと言うと。。。

    >主役だから(^▽^

    – – – – –

    だからね、どうして、そんなうかつなまねを

    したのかな?って思うの。 いくら天下が手に入りつつあるとはいえ、イヤ、天下統一を成し遂げた後であっても 少数でいるって言うのがなんか

    うかつだった気がするわけ・・

  11. のの雪 より:

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    PASS:
    お濃の方強すぎですよね^^;

    極道の妻たちを思い出してしまいました。。

    信長さまだって人間だもの。。

    情だってあったんですよねTT

  12. くう より:

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    PASS:
    >信長エピソード、ドラマより感動しました(笑)

    >これ、ドラマでやってほしかったですね・・・。

    ありがとうございます(^.^)

    このドラマでは信長さまは閻魔ですから、こういう事はやりませんね。。。

    一豊さまの人生はまだまだ長いので、やる事いっぱいあるし(^^;)

    来週から、時代が忙しく変化していきます。

  13. くう より:

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    PASS:
    >光秀は自分が本当に好きだった人を殺してしまった事で心中する思いがあった事をここでは描きたかったのでしょうかね。

    そうだったのでしょうか。。。そうかも知れません。。。

    とすると、このドラマの本能寺の切っ掛けは、やはりお濃も

    少しは影響していたと言う事になりますね。

    >信長が極悪人に見えたのはあくまで光秀からの主観であって、一豊から見た信長は松寿丸を殺した命を出した事に後悔し、彼が生きている事を知ると涙して喜ぶような人でしたからね。

    一豊は可愛がられた、とドラマの中で千代も言っていましたね(^.^)

    >皆、信長が亡くなった事で功名に走る中、その中で一豊がかつての信長との出会いを思い出したのはとてもよかったですね。

    あの場面だけですもんね、今回のドラマでの信長を偲ぶ場面は。。。

    >>この時 足軽、雑兵に到るまで

    >>歴史の表舞台に立っていた。

    >最高のナレーションでした。

    何だか感動しました。ぞくぞくしますね。

    これで時代が変わっていくんだなぁ。。。と言う場面でした。

  14. くう より:

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    PASS:
    >信長への思いが伝わってくる文面ですね。

    >ちょっと泣きそうになりました。

    1人追悼式してみました(^_^;)

    >人間というのは、イメージがあっても

    >それだけでは語りつくせない違う面を

    >合わせ持っているんですよね。

    そういう違う面に出会う幸せも、歴史を調べる喜びですね。

    >素晴らしい記事ありがとうございます。

    照れます(^^;ゞ

    こちらこそ、ありがとうございます。

  15. SECRET: 0
    PASS:
    信長エピソード、ドラマより感動しました(笑)

    これ、ドラマでやってほしかったですね・・・。

  16. ikasama4 より:

    SECRET: 0
    PASS:
    光秀は自分が本当に好きだった人を殺してしまった事で心中する思いがあった事をここでは描きたかったのでしょうかね。

    どちらにしろ、残される家族に待ち受ける運命は過酷なものですが。

    信長が極悪人に見えたのはあくまで光秀からの主観であって、一豊から見た信長は松寿丸を殺した命を出した事に後悔し、彼が生きている事を知ると涙して喜ぶような人でしたからね。

    ある固定観念があれば、光秀の場合は特に信長を極悪人にしか見れなくなったのでしょう。

    皆、信長が亡くなった事で功名に走る中、その中で一豊がかつての信長との出会いを思い出したのはとてもよかったですね。

    「励め!」という言葉がホント印象的でした。

    あれを思うと悲しまずにはいられないのでしょう。

    でも、時代が悲しむ時間を与えてくれないですね。

    >この時 足軽、雑兵に到るまで

    >歴史の表舞台に立っていた。

    最高のナレーションでした。

  17. 「感動創造」 より:

    SECRET: 0
    PASS:
    いつもありがとうございます。

    信長への思いが伝わってくる文面ですね。

    ちょっと泣きそうになりました。

    ねねへの手紙のエピソードは有名ですよね。

    人間というのは、イメージがあっても

    それだけでは語りつくせない違う面を

    合わせ持っているんですよね。

    素晴らしい記事ありがとうございます。

  18. くう より:

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    PASS:
    >こちらのレビューのほうが心打ちますわ、信長エピソード(笑)

    信長の扱いがあまりにも可哀想だったので、補填させていただきました(^^;)

    最後まで、ひどい扱い。。。

    >ナレーションはよかったと僕も思うんですが、それよりこれまで光秀を丁寧に描いてきたんだからさあ、、、ハア。

    光秀、いきなり自刃しようとしたりして、考えが解りませんね(◎-◎)

    来週、どうなるんでしょうね。

  19. くう より:

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    >確かにあのナレーション感動しました。かっこよかったです。

    それまで、感動所がどこも無かったんですけどね、

    あのナレーションで、なぜか泣きそうでした。

    あのシーンで、すごい~♪と思ったのは初めてです。

    >自分も信長ファンなのでただの極悪人で終わった今回のは悲しかったです。

    でも、こんな予感はしてました。。。(; ;)

    最後だけ人間らしくしてくれなくても。。。

  20. てれすどん2号 より:

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    PASS:
    こちらのレビューのほうが心打ちますわ、信長エピソード(笑)ナレーションはよかったと僕も思うんですが、それよりこれまで光秀を丁寧に描いてきたんだからさあ、、、ハア。

  21. ぱるぷんて海の家 より:

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    確かにあのナレーション感動しました。かっこよかったです。自分も信長ファンなのでただの極悪人で終わった今回のは悲しかったです。

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