【心がポキッとね】第8話　感想

いいじゃないですか。

私たちは恋人でも夫婦でもないけれども、いいじゃないですか。
壊れたもん同志。
一緒に居ましょうよ。

心がポキッとね　第8話

ずーっと感想書きたい書きたいと思いつつ、書けないままついに8話に到る…。

私はこのドラマがヒジョーに好きである。

例えば、今期突出していた『ロクヨン』はカッコ良かったし、人間の醜さも誠実さも
リアルに描き出され、映像も美しく…と、完璧に近い素晴らしさであった。

例えば、今期突出していると言えるだろう『天皇の料理番』は、ベタな人情もので
ありながら、人の心情を丁寧に美しいセリフで描き出し、何よりも理路整然と
進んでいてまさにドラマティックで素晴らしい。

それに引き換え、『心がポキッとね』は何となく掴みどころなくフワフワしている。
登場人物はみんな好き勝手に騒いだり叫んだり傷ついたりしていてウルサイし、
言っている事が支離滅裂な事が多い。
ひと言も発しない登場人物さえいる。ホントにワケが解らない。

なのに…なのに、この可愛さは何なんだ。

そして、ポキッと折れた人たちはみんな優しいのである。
他人の傷を知っているからな。

先週出てきた春太くんの元部下(岡本玲)のように、苦しみから立ち直れず、
怒りをぶつける人もいる。

過去が蘇ればどん底に落ち込む。
けれども、春太くんには今はそれを引き上げてくれる人たちがいるのだった。

みんな自由そうで、けれども決して自由ではなくて、自由でいることの難しさに
ぶち当たりながらもそれを求める。

たぶん、自由に見える人ほど
「実は自由でいることに拘って頭の中はガーーッってなっていて保守的で面倒くさい」
…のかも知れない。

心のお母さんみたいにね。

人と関わっていく中で、そんなに自由ではいられない。

で、不自由でも、人との関わりが人を助ける。
それがポキッと折れた者同士でも。

あの人たち、みぃんな変なんです！！

あの人たち壊れてるけど、「いいなぁ」って思っちゃってるんですよ。
そんな私は少数派でしょうか。

牧野江里子が白神先生に言っていたこのセリフが、このドラマを愛している人たちの
気持ちを代弁しているんだと思うの。

たぶん、みんな「いいなぁ」って思っちゃってるんだよ。

こんな優しくて可愛い人たちがいる世界と出会いたい。

今週もオルゴールを埋めるみやこちゃんの笑顔に癒され、春太くんを応援しつつ
源ちゃんの主題歌にホッコリするのだった…。

簡単なセリフ拾いだけで、書けたらまた書きます。忘備録だわね。

岡田惠和さんと宮本理江子さんの世界はやっぱりいいなぁ。

小島春太(阿部サダヲ)と大竹心(藤木直人)が倉庫の1階に、葉山みやこ(水原希子)と
鴨田静(山口智子)が2階に暮らし始めて数日、春太は心と、みやこは静と穏やかな
時間を過ごしながら、それぞれの恋愛観や家族などについて、突っ込んだ話を
するようになる。
そんななか、みやこの母親と静が同い年であることが発覚し、静は驚がくする。

　「リオ　ボニート!」では、一夜を共に過ごした富田涼(永瀬匡)と庄司加代子(池津祥子)が
気まずい雰囲気のなか、黙り込んでいた。
その頃、作業場にいた春太は、みやこに頼まれたオルゴールの修理に没頭していた。
そこへ、糸山扶美(徳永えり)がひとりの女性を連れて店内へ戻ってくる。
女性は、春太の母親の久江(市毛良枝)だった。
知人の見舞いのついでに顔を見に来た、という母親との久しぶりの再会に、春太は複雑な
思いになる。
すると再び扶美が来て、あれこれとおせっかいを焼いたため、結局、春太は母親を倉庫に
案内するはめになる。 　

その頃、みやこ、静、心は一緒に倉庫に戻ってくるが、2階から物音がしたため警戒する。
そんなところへ、春太と久江がやってくる。
春太の元妻である静を見た久江は驚き、春太が事情を説明しようとしたとき、部屋から
ある女性が出てきた。
「マリさん!」と心が声をかけた女性は、心の母親のマリ(烏丸せつこ)だった。
まったく予期せぬ状況に春太は…。

(上記あらすじは「Yahoo！TV」より引用)

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【心がポキッとね】　第8話