【 ○○妻 】第9話 感想

過去の事はもういい!
俺は、お前を許す。
世界中が駄目って言っても俺だけは許す。
もし神様ってヤツが許さないって言うなら、俺が何時間でも喋り倒してやる。
納得させてやる。分らせてやる。

だから…
もう一度俺に「おはよう」「おやすみ」「いただきます」「ごちそうさま」「ただいま」って、
言わせてくれ。

俺に「おはよう」「おやすみ」「いってらっしゃい」「おかえりなさい」って言ってくれ。

それ以外、俺は何も要らない。

 

○○妻 第9話

    〇〇妻

 

主人公の名前をカタカナ表記にしているのは読みやすくするためです。
ご了解くださいませ~。

 

…簡単感想で……。

 

最終回を目前に控え…。

看護師として、患者から慕われ同僚から頼りにされ、ますます活躍するヒカリ。

それに引き換え、正純は…。

「NEWS LIFE」のキャスターの座を宮沢拓巳に奪われ、視聴者からも

「前のキャスターはすぐ怒るしウザいから見る気にならなかったけど、宮沢さんに
変わって『ニュースライフ』のファンになりました」

とかいうお手紙まで来ちゃってる始末。
解るわ…これ。
どこからどう見ても宮沢くんの方が爽やかだもん。

板垣が宮沢を誉めている最中にスタッフ室に乱入してもう一度キャスターを
やらせてくれと媚びたり上から目線で偉そうに意見を聞いたり、終いには
土下座して頼みこむ正純。

そこで、やっと板垣からOKが出る。

その代わり1つ条件があります。
これからはこっちが用意した原稿通りコメント読んでもらえますか?
もちろん、久保田さんらしいちょっと過激なエッセンスを加えた原稿、こっちも
用意しますから。

 

でも、それじゃ久保田正純じゃなくなるっていうか、俺がやる意味あるのか…。

それが絶対条件です。

 

考えさせてくれと言い、「NEWS LIFE」を続ける事がヒカリとの約束だから、
と言うと、二度と前の奥さんとは関わるなと念押しする板垣。

 

『NEWS LIFE』がこうなったのも、元はといえばあの人が原因なんですからね!

 

ヒカリは何もしてないやん…。
ここまで嫌われなきゃならないような事、何か板垣にしたっけ~~。

 

「あなたの言葉で、あなたしか言えない言葉で久保田正純のお尻を叩くんです」

と、ヒカリに言われた通りに正純に対応しようとするも当然上手く行かない風谷くん。

その上、正純の所に届いていた無記名の郵便物を開封しようとして、中に仕込まれた
カミソリで指を切ってしまうのだった。

なんつ~昔ながらの嫌がらせ。

その手当てをわざわざヒカリに電話して頼む正純。
『まっしろ』にもそういう人が出てきたけど~…どうして元カノの看護師に今カノの
手当てを頼むなんて無神経な事ができるんだろ。

その上、病院で話しているのを患者に見られてヒカリが噂の子殺し妻だと
いうことが病院中にバレてしまうのだった。

ネットにも書きこまれて、完全に「NEWS LIFE」復活がOUTになった正純。

 

その代わり最後に視聴者にお別れの挨拶だけはさせてくれ。
そのぐらいの権利と責任はあるだろ?

ううん、大丈夫。
視聴者はもう宮沢くんの方に心行っちゃって、正純の事は忘れてるから。

ネットに書きこまれたから挨拶もしないでくれと無理やり引きずり降ろされるのを
抵抗してしがみつき続ける。

 

申し訳ないですけどもう あなたは『NEWS LIFE』降板したってことにするんで
そこどいてもらえますか?

断る!

ちょっと…!番組めちゃくちゃにする気ですか? あなた!

お前は自分の立場を守りたいだけだろうが!
視聴者にも上にも叩かれないように。

1分前です!

いいかげんにしてくださいよ!警備員呼びますよ!

勝手にしろ!俺はここを絶対離れないぞ!

どれだけ俺を困らせれば気が済むんだ、あんたは!

お前こそいつから報道マンじゃなくサラリーマンになったんだ!
俺は納得できないぞ、こんな終わり方!

福ちゃんのCM明けに映りこむ抵抗する正純…
放送事故だよ、これじゃ…。
   まるまる妻

 

こうして正純は完全にテレビ界から干されることになった。

ち~~~~~ん……。

 

噂のせいで患者から嫌われることになっちゃったヒカリ。
正純が来たりしたせいだよ…。

 

結局、犯罪を犯した者はいつまでも救われない。どう頑張っても報われない。
人間は一度失敗したらもうお終いなのか
反省して努力して世の中に貢献している人間を風評被害で潰してもいいのか。

…そういう事を描きたいのだろうが……。

何せ正純という人格が残念すぎて言っている事がキレイごとにしか聞こえないので
キャスターを降ろされる過程でも同情が湧かないの。

ヒカリの方は本当に気の毒だと思うんだけど。

けれども、やっぱり世間の目は冷たい。

脚本的には、視聴者に「やりなおそうと頑張っている人間を揶揄する人々」を
訴えたいのだろうけれども…何だか伝わらない…。

ヒカリは母・千春の元カレがいるという田舎の病院へ勤めることを決意。
これが何と福島だって…。
ぇ…もしかしたら、「風評被害」をここに掛けるつもりじゃないよね…。

しかし、出発寸前に大輝から正純が戦争をやっている国へ取材に行ってしまうと
聞かされ、マンションへ駆けつけるのだった。

 

マンションはすでに家具も空っぽで正純の姿もなく、残されていたのは段ボールひと箱だけ。

中に入っていたのはヒカリが正純に宛てて書いていた大量の番組感想文。

それを見ながらボンヤリと「森のくまさん」を口ずさむと……。

いつの間にか後ろから声が聞こえてきて輪唱になっている。

正純だった。

 

あなたが海外に行くって聞いて、一体どこに行くつもりなのかと思って…。

まだ正式に決めてなくて。
その前にやりたいことがあったから。

何ですか? それ。

そんなの決まってんだろ。
お前に会うのに。

えっ?

 

昔のプロポーズの話を始める正純。

 

実はあの時、後悔していることがあって…。
自分のイメージの通りのイメージのプロポーズが出来なかった。

 

そして、正純は指輪を取り出して、ひかりに差し出すのだった。

 

俺と結婚してくれないか?ひかり。

俺は色んなものを失ってきた。
「ニュースライフ」も…長年一緒にやって来た相棒も…。
今までの地位とか名声も。
このマンションだって…。

 

それは…私のせいで…。

 

違う。
全部俺のせいだ。

お前は何もかも告白してくれたのに、それを受け止める勇気と覚悟がなかった。
俺が悪いんだ。
俺はほんっとう~にどうしようもない男だ。
何もかも失ってから気付くんだから。

でも、俺はもう、お前だけは失いたくない。
他の物を全部失っても、お前さえいてくれたらそれでいい!

今さらもう、こんな事を言う資格がないのは解っているけれども。
でもこの頃やたら思い出すんだ。
オヤジが死ぬ間際に言われたこと。

何があってもお前を手放すな。
お前から目をそらすな。
愛されることをあきらめるなって。

これからは何があっても親父に言われたことを守っていくつもりだ。
だから、頼む!イエスって言ってくれ!

でも…私は!

 

過去の事はもういい!
俺は、お前を許す。
世界中が駄目って言っても俺だけは許す。
もし神様ってヤツが許さないって言うなら、俺が何時間でも喋り倒してやる。
納得させてやる。分らせてやる。

だから…
もう一度俺に「おはよう」「おやすみ」「いただきます」「ごちそうさま」「ただいま」って、
言わせてくれ。

俺に「おはよう」「おやすみ」「いってらっしゃい」「おかえりなさい」って言ってくれ。

それ以外、俺は何も要らない。

これから何があってもお前の久保田正純であり続ける事を誓う。

だから…
久保田ひかりになって下さい。
井納ひかりさん。

 

はい……。

 

ヒカリを抱きしめる正純だった。

もう最終回でもいいよね……

と、思った所で…

正純の腕の中で急に意識を失うヒカリ。

スイッチが切れてしまった
やっぱり「ロボ妻」だったのか!!←んなワケない。

 

う~~ん……こんな面倒な男が好きな理由はよく解らないが、ひかりがこんなに
この男が好きならそれでいいよね…。

しかし、結婚したら戦地取材はどうするの

ひかりに対する世間の目も、どう解決するんだか…色々とよく解らない。

 


「ニュースライフ」を休んで弱気になった正純(東山紀之)を叱咤し、
めぐみ(蓮佛美沙子)に正純を任せたひかり(柴咲コウ)。
彼女は、正純への思いを吹っ切るように看護師の仕事に打ち込む。

正純は番組に復帰するため、「ニュースライフ」のスタジオへ向かった。
しかし、板垣(城田優)はテレビ局上層部の決定に従い、正純を降板
させるつもりだった。
正純は、復帰させてほしいと土下座して懇願。
板垣は正純の復帰を認める代わりに、番組では正純が自分の意見を
言わずにスタッフの考えた原稿を読むという条件を突き付ける。
怒りを覚える正純だったが、キャスターを続けるために
あきらめずに戦うというひかりとの約束を守るため、その条件を受け入れる。

そんな中、めぐみは正純の家を訪ね、正純宛ての手紙を開けようとして指に
ケガをしてしまう。
手紙にはカミソリが仕込まれていた。正純はめぐみをひかりが勤める病院に連れて
行き、処置をしてもらう。
めぐみから正純の苦しい立場を聞いたひかりは、正純を心配する。
正純はひかりに、どうしたらいいのかと助けを求めるが、
ひかりは「自分で決めてください」と突き放すのだった。

めぐみのケガにより、正純とめぐみの交際を板垣ら番組スタッフが知ることに。
これ以上問題を起こしたくない板垣は、正純に降板を言い渡す。
さらに、正純のプライベートを暴くブログがネット上で拡散。
そのブログには、ひかりの過去も書かれていた。
番組を降板し、私生活までさらされた正純は、すべてを失う。
一方、ひかりは、千春(黒木瞳)とともに東京を離れようとしていた…。

(上記あらすじは「Yahoo!TV」より引用)

 

よろしければ→【2015年4月期・春クールドラマ】ラインナップ一覧とキャスト表

 

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※キャスト

○○妻・井納ひかり … 柴咲コウ

久保田正純 … 東山紀之

板垣雅己 … 城田 優
風谷愛 … 蓮佛美沙子
久保田実結 … 奥貫 薫
葛西美登利 … 渡辺真起子
大輝 … 浦上晟周
成美 … 平澤宏々路

宮沢拓巳 … 要潤

久保田仁美 … 岩本多代
久保田作太郎 … 平泉 成

井納千春 … 黒木 瞳  

 

※スタッフ

脚本 … 遊川和彦
演出 … 猪股隆一
チーフプロデューサー … 伊藤響
プロデュース … 大平太、福井宏、太田雅晴
音楽 … 池頼広

主題歌 … 椎名林檎「至上の人生」
  
公式サイト http://www.ntv.co.jp/tsuma/

 

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コメント

  1. ○○妻 第9話

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  2. 「〇〇妻」約束有効期限9正純は番組を降板させられひかりは病院を追われた先に正純はそれでもひかりと共に歩む決意を示しひかりはその覚悟を受け入れた

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  3. ○○妻 第9話

    「もう何もいらない。おまえさえいてくれれば!遅すぎた夫の決断…」

    内容
    正純(東山紀之)と別れたひかり(柴咲コウ)
    正純も、正式に発表して。。。。

    数ヶ月後、ひかりは、看護師として働いていた。
    だがそのころには、ニュース番組に正純の正純らしい姿はなく。。…

  4. ○○妻 第9話

    ひかり(柴咲コウ)は、ニュースライフを休んで弱気になった正純(東山紀之)を叱咤して、愛(蓮沸美沙子)に彼を任せるのでした。

    ひかりは、すべてをふっ切るように看護師の仕事に打ち込むようになります。

    正純は仕事復帰のために、ニュースライフのスタジオに向かいますが、板垣(城田優)は上層部の決定に従い、彼を降板させることにしたようです。

    正純は復帰させてほしいと土下座しますが、復帰…

  5. 「○○妻」第9話★久保田ひかりになってください。井納ひかりさん。

    「○○妻」第9話

    ひかり(柴咲コウ)は、正純(東山紀之)への気持ちを吹っ切るかのように、懸命に働いている。一方、正純は‘病気療養中’とされたまま、番組は宮沢(要潤)が代役を続けていた。そんな中、局を訪れた正純は、板垣(城田優)に復帰を申し入れる。ところが、板垣が出してきた条件は心外なもので、正純は1日だけ考えさせてくれと返答。心配して正純の部屋を訪ねた愛(蓮佛美沙子)は、何かとひかりの…

  6. Happy☆Lucky より:

    ○○妻 第9話

    第9話

    JUGEMテーマ:エンターテイメント

  7. ○○妻 「もう何もいらない。おまえさえいてくれれば!遅すぎた夫の決断…」

    最終回前。かなり、とってつけた感のジェットコースター的・話の展開に、やや当惑感を覚えたのは私だけ?ひかり(柴咲コウ)の熱心で誠意ある働きぶりに、とても感謝してた患者さん達が、正純(東山紀之)が病院に現れた際、ある患者が、盗み撮り。ひかりの過去の罪、ともどもブログで暴露し、ネット上で拡散したとたん、急に冷淡になり、正純も、職場で危機に陥るなんて…でも、ひかりの母・千春(黒木瞳)が、今回は、ちょ…

  8. ○○妻 #09

    『もう何もいらない。おまえさえいてくれれば!遅すぎた夫の決断…』

  9. ○○妻 (第9話・3/11) 感想

    日本テレビ系『○○妻』(公式)
    第9話『もう何もいらない。おまえさえいてくれれば!遅すぎた夫の決断…』の感想。

    【注】本作をを楽しくご覧になった方は、読まない方が良いです。

    ひかり(柴咲コウ)は、正純(東山紀之)への気持ちを吹っ切るかのように、懸命に働いている。一方、正純は‘病気療養中’とされたまま、番組は宮沢(要潤)が代役を続けていた。そんな中、局を訪れた正純…

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