【 失恋ショコラティエ 】第11話 最終回と統括 感想

結局、紗絵子さんを幸せにしたいとか言いながら、実は紗絵子さんに
ずっと助けてもらってたんだよね。

でもいつまでもそれじゃ駄目だよね?
あなたがいなくても自分の力だけでショコラを生みだせるショコラティエにならないと。

だから、俺、紗絵子さんとは二度と会わない。

俺は、あなたがいなくちゃショコラを作れない自分と決別しなきゃならないんだ。

 

失恋ショコラティエ 第11話(最終回)

    『失恋ショコラティエ』感想

 

最終回。簡単感想で。

爽太はチョコバーを試作中。でも、思ったように行かない。

このチョコバーを 完成させて紗絵子さんにプレゼントしたら、
夏が来て秋が来てその後はすぐクリスマスで。
それが終わったらまたバレンタイン。ホワイトデー…。

そのころ2人はどんなふうに過ごしてるんだろう?
紗絵子さんは俺と一緒にいてくれるんだろうか?

俺はそれを望んでるんだろうか?

 

どんどんネガティブに陥っていく爽太。

夜遅くに、えれながやってくる。

 

好きです。
私、爽太君が好き。

思い切ったな、えれな。
自分が出るショーのチケットを爽太に渡す。

 

やっぱり、このまま諦めたくない。
そう思ったから会いに来たの。

私とのこともう一度セフレとしてではなくちゃんと考えてほしいの。
答えは今すぐじゃなくていいから。
もし爽太君も同じ気持ちなら見に来てほしい。

 

えれなから告白した話を聞いた六道が面白かった。

やっと、相手がショコラ・ヴィにいると知ったリクドー。

あのフランスから来た御曹司!?

違う違う。オリヴィエ君じゃないよ。

やだ!えれな。あんたもこっち側の人間だったの!?

違う違う。薫子さんじゃないから。

 

じゃあ関谷!あんたは爽太君の何なのさ?

別に何でもないっすけど。

何言ってんのよ?だって爽太君は関谷のことが好きで。
だから私は 身を引いたのよ?

何でそうなるんすか?

とぼけないでよ!メール交換してたでしょ?

してません。

してたでしょ?

してません。

あんた自分でショコラ・ヴィさん ショコラ・ヴィさんショコラ・ヴィさん ショコラ・ヴィさんショコラ・ヴィさん ショコラ・ヴィさんショコラ・ヴィさん 言ってたじゃない!

ショコラ・ヴィさん、連呼しすぎ。
そして、思い込みで勘違いしすぎ。

 

薫子さんが関谷くんを好きなんだとすっかり勘違いしている紗絵子さんと薫子さんは
ブティックめぐりとかして楽しそう。
もう、すっかり仲良しになっている…。

そして、買い物から帰ってきた紗絵子さんは倒れてしまうのだった。

医師の診断は「貧血」。
先週、大方の視聴者が予想した通り、紗絵子さんは妊娠していた。

爽太君の子じゃないよ。

と言われてショック受ける…。

それでも、

大丈夫。何も心配しないで。
俺と紗絵子さんとおなかの子と3人で頑張っていこう。ねっ?

 

とか…どんだけめでたいんだ……。

ええ~紗絵子、妊娠解ってて爽太誘ったのかよ…。
もう、ほんと、ついていけない…

と、思ったけれども、それだけはそうではなかったらしい。

たぶん、前回のラストに初めて知ったんだよね。

 

そして、紗絵子さんは吉岡の元へ帰ると言うのだった。
妊娠を知って、自分が居るべき場所が解ったと。

 

これが自分にとっての現実で、爽太君とのことは逃避にすぎなかったんだって。

でも…。
爽太君だっておんなじでしょ?

えっ?

爽太君が好きだったのはホントの私じゃなくてただの幻想だったんだよね?
だから私たち帰らなきゃ。
いつまでも幻想の中では生きられないよ。

 

この人は好きじゃないけど、こういう所はよく解ってる。
時々、物事の核心を突く事を言うのよね。

実際、紗絵子さんのこの言葉で自分が見ていたものが幻想だった事を爽太は知る。

それから、ガックリと店に来なくなってしまう爽太。
おいおい…経営者だよね…。

 

青山にできた新しいショップで六道に会う爽太。

そこで、ショコラティエを辞めようかと愚痴を吐き、ズバリ言われる。

 

あなたのインスピレーションが湧いてこないから?何よそれ。
ずいぶんと思い上がってるのね。

お店はあなただけのものじゃないでしょ。
今まで自分一人でやってきたとでも思ってるの?

 

視聴者の多くは初回からずっとそう言ってきました……。

そして、ショコラ・ヴィに戻ると、実際に自分抜きでも店は仲間が回してくれていた。

 

私、やっぱりショコラ・ヴィのチョコレートが好きだし。
お客さんが来てくれるなら作り続けたいなって思って。
それでオリヴィエに相談して、取りあえず爽太君が結論を出すまではお店を開いて
待ってることにしたの。
ほら、爽太君が作ったレシピはあるわけだし。

 

客商売に携わる人はこういう姿勢であってほしいものだよ。

もっとも、爽太の場合はこの店自体が…っていうかショコラを作る事自体が
全て紗絵子さんのためのものだったんだもんね。

従業員も客もどうでも良かったんだよね。

見ている私の頭も、いつもその事がグルグル回っていたのさ。ずっと。

 

何やってんだ爽太→でも元々紗絵子さんのための店なんだもんね→こんな経営者いやだ→でも元々紗絵子さんのための店なんだもんね→働けやごら→でも元々紗絵子さんのための店なんだもんね→爽太…ぇ…→でも元々紗絵子さんのための店なんだも………。

 

こんな感じ……。

 

そして、ついに爽太に気持ちを伝えちゃう薫子さん。

ずっと爽太が好きだったと。
オリヴィエの言う「爽太には紗絵子さんが必要だ」と言う意味が初めは解らなかったと。
いや、好きだったからそれを受け入れていなかったのだと。

 

紗絵子さんがいるからこそ爽太君は素晴らしいチョコレートが生みだせるんだって。
ホントはとっくに分かってた。

私、爽太君にはショコラティエでいてほしい。
あなたが作るチョコレートが好きだから。
だから紗絵子さんのことも諦めないでほしい。

悔しいけど。
爽太君には紗絵子さんが必要なんだから。

 

男前です。薫子さん…。

そして、ここまで仲間が言ってくれているんだからシッカリしてくれよ、という
視聴者の期待の声にこたえて、爽太はやっと作り出す。

紗絵子さんが食べたいと言っていたチョコバー。

 

そして、爽太はついに紗絵子さんにチョコバーを渡すのだった。

ケーキのように豪華…。そして、美味そう。でも、デカい。
サクサク食べられそうもない。

 

ついに最後の告白…つまり別離宣言をする爽太。

紗絵子さんのためにショコラティエになったと。

 

あなたがいないならショコラティエでいたって意味がない。
もう辞めようって、そう思った。

でも違ったんだ。
俺、ずっとあなたのためにショコラを作ってるつもりだったけど、いつの間にかあなたが
与えてくれるインスピレーションなしではショコラを作れなくなっていたんだ。
だから心のどっかで幻想だってことに気付いていながらショコラを作り続けるために
俺自身のために必死で幻想にしがみついていたんだと思う。

 

これからは、自分自身の力でインスピレーションが湧くようにならないと
ダメだと、やっと気づいたらしい爽太……。

学生時代からずっと、幻想っていうよりは妄想で紗絵子さんの側にいたんだし…。

これは、脱ストーカー宣言だと言ってもいいくらいだ。

ずっとずっと1人の人が好きだった男が、1人の人を思ってチョコをこねていたおかげで
才能が育っちゃった男が、卒業する。

うーーん…そういう話だったんだよね…。

 

えれなにもキッパリとチケットを返し、振られてあげる。

良かった…これで、紗絵子さんがダメならと、えれなに行ったらどうしようかと…。

 

そして、爽太はパリへと旅立っていった…。

 

紗絵子さんはダンナと仲良く腕組みデート。
DV気味なダンナだけど、たぶんショコラ・ヴィにいると気付いていながら女房を
許す寛容さ……。

 

とりあえず…勝手な主人公と紗絵子さんを取り囲む人たちの心の広さで
構成されたドラマであった。

 

爽太というキャラにも紗絵子さんというキャラにも共感も好感も持てず、
嫌悪感さえ抱いたくらいだけど、これを演じる松潤とさとみちゃんには
新境地だったろう…と思う。
2人とも良かったわ(中の人は)。

そして、総じて、セットとチョコレート含む小道具の美しさに魅せられた。
このスタッフの映像演出もオシャレで好き。
  『失恋ショコラティエ』感想

 

脚本は、ほぼ原作セリフをなぞっている部分が多いらしいけれども、「もーいやだ…
見るの止めよう…」と何度か脱落しかけては、意外と真理を突く言葉が出てきて
ハッとさせられる事があったりして…

つまり…登場人物は誰も好きじゃないけど、気になって見ていたという何とも
不思議なドラマでした。

 

※次の月9は自分の好き系な気がするので楽しみだ。

 


爽太(松本潤)は、紗絵子(石原さとみ)のリクエストに応えるべくチョコバーの試作を
重ねるが、どうしてもうまくいかない。
紗絵子は、創作に励む爽太を心配するが、爽太は取り繕うように自信を見せる。  

そんなところへ、えれな(水原希子)が現れる。
久しぶりの再会に爽太は言葉が出ないが、えれなは話はすぐに済むという。
爽太があれこれ想像するうち、えれなは爽太のことが好きだと告白。
さらに、自分のことが好きなら見に来てほしい、とファッションショーのチケットを
手渡すと「ショコラ・ヴィ」を後にする。
潔く思いを伝えるえれなを前に、立ち尽くすしかなかった爽太。
その様子を紗絵子が見ていた。  

その頃、薫子(水川あさみ)は紗絵子に言われ、関谷(加藤シゲアキ)を食事に誘う
メールを送った。
プライベートな相談に乗ってもらううち、薫子と紗絵子は意気投合。
一緒に買い物に出かけるようにもなる。  

一方の爽太は相変わらず創作に苦戦していた。
紗絵子を思うとショコラ作りのインスピレーションがわき上がっていた頃の気持ちを
取り戻そうとするが、出口を見いだせないでいた。
そんなとき、紗絵子が帰ってくる。
紗絵子は爽太に声をかけ、バックヤードへ行こうとするが、突然、倒れ込んでしまう。

紗絵子を病院へ運んだ爽太は、医師から貧血を起こしたようだと告げられた。
目を覚ました紗絵子を心配そうに見つめる爽太。
紗絵子は、爽太が思いもよらない事実を告げた。

(上記あらすじは「Yahoo!TV」より引用)

よろしければ→【2014年4月期・春クールドラマ】ラインナップ一覧とキャスト表

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※キャスト

小動爽太 … 松本潤
高橋紗絵子 … 石原さとみ

井上薫子 … 水川あさみ
オリヴィエ・トレルイエ … 溝端淳平

加藤えれな … 水原希子
吉岡幸彦 … 眞島秀和
小動まつり … 有村架純
関谷宏彰 … 加藤シゲアキ

六道誠之助 … 佐藤隆太

小動誠 … 竹中直人

※スタッフ

プロデューサー … 若松央樹、小原一隆
演出 … 松山博昭
脚本 … 安達奈緒子
音楽 … Ken Arai

原作 … 「失恋ショコラティエ」水城せとな

主題歌 … 「Bittersweet」嵐

 【失恋ショコラティエ】第1話 2話 第3話 第4話 第5話 第6話 第7話 第8話 第9話 第10話 第11話(最終回)

コメント

  1. くう より:

    SECRET: 0
    PASS: d0970f9a670a457ba04fd47a84598fe5
    レスが劇遅で申し訳ありません(>_<)

    Re: ミルクレープさん

    >最終回、まあいい感じ(?)にまとまりましたねー。
    月9らしくないけど!

    ハッピーエンドにならない月9もまぁ…あってもいいかな…。
    というか、これで2人がくっついていたら奪略だし~…何だかよく解らないけど
    納まるべくして納まった気がします^^;

    >ホント、みなさん新境地、なんじゃないかなー。(りくどー含めwww)

    リクドーwwいいキャラでしたよね。
    私ゃ唯一好きでしたよ( ̄∇ ̄;)
    いやぁ…こんなキャラだから役者さん皆さん納得して演じていたわけではないと思うんですわ。
    それでこれだけの演技ができるんだもん、凄いです。

    Re: tomohiroさん

    >サンリオ・ピューロランドの着ぐるみを演じてそこから抜け出せないのが
    いいのか、感情移入できない、日常がいいのか、
    私は正直わからないな。と思いながら最終回を見ていました。

    どちらも感情移入できなさそうですね^^;
    私にとってはこのドラマも充分ミラクルワールドでした(爆)

  2. tomohiro より:

    SECRET: 0
    PASS: ec6a6536ca304edf844d1d248a4f08dc
    ある意味、生々しいドラマでした。
    失恋ショコラティエが始まる少し前台湾制作の
    「Sugerケーキガーデン」という企画があったのですが
    そっちは、サンリオ・ピューロランドって感じ。
    失恋の方は最寄り駅の駅員の日常って感じでした。
    サンリオ・ピューロランドの着ぐるみを演じてそこから抜け出せないのが
    いいのか、感情移入できない、日常がいいのか、
    私は正直わからないな。と思いながら最終回を見ていました。

  3. shaberiba より:

    失恋ショコラティエ 最終回

    わたしたち 帰らなきゃ・・
    いつまでも 幻想の中では 生きられないよ—-

    彼女を幸せにしたいと思ってた・・・。
    でもやっぱりそれは–
    結婚して 家庭を作って。そんなことではなかったんだね
    それぞれの片思いが決着—。楽しませていただきました。
    松潤は期待通り爽太だったな♪
    ★1話~~

  4. ミルクレープ より:

    SECRET: 0
    PASS: 74be16979710d4c4e7c6647856088456
    こんばんはー!ご無沙汰しております☆
    今期は何気にこれくらいしかくうさんがアップしてらっしゃるもので視聴してるものがかぶってなかった上に、原作知ってるのでネタバレコメにしかならない気がして最終回まで我慢しておりました(笑)
    最終回、まあいい感じ(?)にまとまりましたねー。
    月9らしくないけど!
    個人的には原作ファンでドラマ化ってどうよ?といらっとしてましたがくうさんと同じく、なんとなく最終回までガッツリ、しかも何気に楽しみにしちゃったりしてました(爆)
    何だろう??もう、皆さんの演技力によるものだと思われます。。。ホント、くうさんもおっしゃってますが誰かに肩入れしたりすることなく(というかできない!好きな人いない!)見てた割には不思議です。
    ホント、みなさん新境地、なんじゃないかなー。(りくどー含めwww)
    次クールはやはり目玉は西島くんですよねえ♪
    またそういうのはゆっくりコメントさせていただきますが、
    今クールとはうって変わってちょっと忙しいクールになりそうだなあ、と思ってます。

  5. NelsonTouchBlog より:

    失恋ショコラティエ最終回感想

    思っていたより全然面白かったこのドラマだが、最終回がどうなるのか?予測しづらい展開で前回が終わった。でも、チョコレートが作れなくなった主人公の爽太(松本潤)の気持ちは、なかなか晴れない。気持ちが前に進まない・・。
    紗絵子(石原さとみ)が、最終的にどうでるのか?と思っていたら、お腹に赤ちゃんがいることがわかって、現実に返ったと!爽太といることは逃げであり、現実ではなかった・・と気づくのだった…

  6. 失恋ショコラティエ 第11話(最終回)

    「ついに今夜、全員の片想いが完結!」

    内容
    紗絵子(石原さとみ)の依頼に応えるチョコバー作りをする爽太(松本潤)
    しかし、どうも、うまくいかなかった。
    そんななか、えれな(水原希子)がやってくる。
    「私、爽太くんが好き」
    そしてファッションショーのチケッ…

  7. 失恋ショコラティエ 第11話(最終話)

    最終話「ついに今夜、全員の片想いが完結!」3月24日木曜 よる9時  爽太(松本潤)は、紗絵子(石原さとみ)のリクエストに応えるべくチョコバーの試作を重ねるが、どうしてもうまくいかない。紗絵子は、深夜まで創作に励む爽太を心配するが、爽太は取り繕うように自信を…

  8. 失恋ショコラティエ 最終回

    爽太(松本潤)は、紗絵子(石原さとみ)のリクエストに応えるべく、チョコバー作りに精を出します。

    でも、今まで紗絵子を想うことで湧き出ていたインスピレーションが、今では枯れた泉のようになっているので、上手くは行かないですね。

    紗絵子は、そんな爽太を心配しますが・・・

    そこへ、えれな(水原希子)が訪ねて来ます。

    久し振りの再会に、爽太ってば、とんでも妄想していましたねw

  9. Akira's VOICE より:

    失恋ショコラティエ

    最終回の感想 

  10. 失恋ショコラティエ 最終回「ついに今夜、全員の片想いが完結!」

    最後は、キレイにフィニッシュしましたね。みんな前向きな姿勢で、おさまるところに、おさまった感。登場人物がみな美形だったせいもあり、映像と音楽が美しく、妄想シーンも含めて、半ば浮世離れを楽しむような、不思議な魅力あるドラマでした。特に、爽太(松本潤)にとってのミューズであり、小悪魔・天使の紗絵子に石原さとみはハマり役! 新境地開拓!にさえ感じました。爽太も、松本潤でなければ…の感だったし、ちょ…

  11. Happy☆Lucky より:

    失恋ショコラティエ 第11話(最終話)

    第11話(最終話)

    JUGEMテーマ:エンターテイメント

  12. ドラマ「失恋ショコラティエ」第11話(最終…

    沙絵子さんは俺といてくれるんだろうか------?終わってみると、タイトル通りだったなぁと言う事で。まぁ、納得するにはこれしかないかなぁという流れではあったかなと。でも、思った…

  13. 失恋ショコラティエ #11 最終回

    『ついに今夜、全員の片想いが完結!』

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