【ラストマネー -愛の値段-】第7回　最終回まとめ感想

ずっと、がっつり見ていたのに1回も感想書いていない「ラストマネー」。
最終回にして、まとめ感想です。

無くなってしまったNHK土曜9時枠の匂いがする社会派ドラマで、
久々に面白かったです。

「保険」調査に関するトリビア的ネタも含めつつ、保険に関わる人たちの人間模様を追う。
同時に、ある女の身の回りに巻き込まれていく保険に関するストーリーを
サスペンスのように追っていく、という、そのバランスが良かった。

主人公にはトラウマがあって・・・

というエピソードは、ちょっと有りがちというか・・・

その内容も
「別にそれ、あんたのせいでも保険のせいでもないじゃん」
というような内容だったので、先週ちょっと冷めたんだけど・・・

ケースの中の115個の動物園には、感動した。

それで救われた心もある。
だから、まぁいいかと。
(保険とは何の関係ないけど)

個人的には、佐々倉亜希子には、しぶとく生きていってほしかった。

この保険金殺人に関しては、彼女は何一つ手を下していないので、
大いにしらばっくれ続けて生きていってほしかったです。

如月さんを殴ってしまったのが、まずかったよね。
でも、あれだけなら、「しつこくされたから」とか言い訳できるし。

3000万の保険金よりも、生きて側にいてあげることが子供のためでしょう。

僕がこんな事言うのも何ですけど、みんな亜希子さんに騙されている事、
本当は知ってたんじゃないでしょうか？

僕がそうだったように。

弁当工場の奥居が言っていたように、最後には私も、

別にもう、それでいいじゃないか。

と、思ってた。

騙される方が悪いのよ。

とは、「白夜行」の雪穂のセリフですが、まさにそうですよね。
保険屋にどうこう言われる筋合いはないかと。

向島の大切な先輩である横村を手にかけてしまったのが年貢の納め時だったかな・・・
あれがなかったら、たぶん、バレずに行けたんでしょうね。

良い生き方ではないに決まってるけれども、あれだけの男を保険に入れちゃうんだから、
すごい女だなぁ、と思いますわ。
キャパ嬢になれば、それなりにお客さんいっぱい取れそう。

保険って、ホントに何もないと「もったいない」と感じてしまうんですよね。
私も、自身の自動車事故と、子供2人の交通事故に遭うまでは、「もったいない」と
思ってしまっていました。

いざという時、保険は本当に有難いです。

このドラマを見て、調査員という方々の大変さも分りました。

色々と考えさせてもらえるドラマでした。

キャストの皆さんも、良い感じにハマってましたね。

私は元々、伊藤さんは好きなので、仙崎じゃない伊藤さんっていうのも
見ごたえがあって良かった

暗く落ちがちなストーリーを、ちょっとボケた味で救ってくれた
大野@中丸くんも、ホッとする存在でした。

このメンバーで番外編がまた見たいです。ぜひやって下さい。

火曜枠は、ホームドラマや恋愛ものばかりですが、土曜枠を無くしたからには、
こういう社会派ドラマもたまには放り込んでいただきたいです。

合併のつもりで土曜を潰したんでしょ。
ぜひ、お願いします～

※キャスト

水谷 俊郎 – 夏八木勲

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