【篤姫】第三十八回

攘夷は無理であると言うこと。

 

 

それを帝に申し上げるために、家茂は上洛を決意する。

 

 

何故、家茂が京へ上るのか。

 

 

京側の女達は、攘夷の決意を御上にお誓い申し上げるのだろう。

 

 

と沸き立つが、和宮は腑に落ちない様子。

 

 

観行院は、そんな娘の様子を見て、外へ連れ出す。

 

家茂さんと親しゅうするのは構いません。

 

でもでも、よくよくご自分のお役目を

 

お忘れにならないよう。

 

 

忘れは致しません。

 

そのために江戸に下ったのですから。

 

 

でも、何かお悩みの事があるのなら、

 

どうかこの母を頼って下さい。

 

そのために、お付きで来たのですから・・・。

 

 

観行院が母らしい心遣いと優しさを見せた場面である。

 

私よりも先に上洛し朝廷の様子を探るとは、無駄な事を。

 

 

と、慶喜。

 

上様には、広い世界をその目でご覧頂きたい。

 

外国の軍艦をご覧頂く絶好の機会かと思われます。

 

 

と、勝。

 

 

それぞれの思惑が交差する、家茂の上洛。

 

ただ、純粋に、家茂の身だけを心配する人がいた。

 

 

公方さんをお待ちする日々が、ただ恐ろしいのでございます。

 

 

そう言って、静かに泣く和宮。

 

この上洛を推したのが天璋院だと知った和宮は、

 

天璋院の元へ行く。

 

私が母なら、かような時に笑って送り出せますでしょうか。

 

 

私は、あの方の妻です。母とは違うのです。

 

 

都で何かあったら、私は大御台さまをお恨み申し上げます。

 

憎しみの籠もった和宮の目にたじろぐ天璋院。

 

出立の日、和宮は神社から貰ったお守りを

 

天璋院は手ずから刺繍したお守りを渡す。

 

 

母上を頼みます。

 

 

の言葉に、うなずきもしない和宮。

 

家茂が去った廊下で立ちつくす和宮へ

 

天璋院は

 

 

共に上さまの無事をお祈り致しましょう。

 

 

と、声を掛ける。

 

 

和宮は、振り返りもせず

 

いやじゃ。

 

 

と答えた。

 

 

私は、1人で祈ります・・・

 

      
あ~あ。。。

 

 

怨まれちゃうよ。。。

 

 

こんな事に口出しするから。

 

和宮の気持ちが、よく解る。

 

 

天璋院は産みの母でさえ無い。

 

 

送り出す準備は楽しそうだった。

 

 

これで何かあったら、恨まれても仕方ないでしょう。

 

本当に、この大御台には、ちょっと大人しくしていて貰いたい。。。

 

 

と、思ってしまうのは私だけでしょうか。

 

歴史では、この時、家茂は尊皇攘夷を誓うために上洛した。

 

と教わっている。。。。。

 

 

どっちなんでしょうか

 

どなたか教えてつかぁさい。。。

 

広く世界を、未来を見つめる勝に

 

尊敬の念を抱く坂本竜馬。

 

 

玉木くんの竜馬。。。

 

思っていたより行けるかも。。。

 

 

和宮様御留

 

和宮

 

和宮お側日記

 

 

大奥をゆるがせた七人の女

 

 

 

天璋院篤姫(上)新装版

 

 

天璋院篤姫(下)新装版

 

 

天璋院篤姫と大奥の女たちの謎

 

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コメント

  1. くう より:

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    PASS:
    こんにちは。

    レスが遅くて申し訳ありません(__)

    >家茂さまの今回の上洛って

    >今の感覚で言えばイラクやアフガンへ派遣される自衛隊の方のような感じ(ちょっと大げさか)なので

    >和宮が嬉々として送り出す天璋院に怒るのも無理ないですね。

    そうなんですよね~~~!!

    まさにその通りなんですよね!

    解っている方がいて嬉しいです~♪

    篤姫の家茂への期待や夢は、実の母が感じる心とは

    違いますよね。

    やはり産みの親じゃないから解らないんだわ、と思いました。

    和宮は怒って当然ですよね。

  2. くう より:

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    PASS:
    レスが遅くてすいませんでした~(__)

    >’大奥’では、家茂の生母が、滝山に

    >’息子になにかあったら、そなたを恨む’みたいな、描写があったのですが、

    それが産みの母ってモンですよね。

    まぁ、瀧山を恨むのはお門違いですが、瀧山は

    将軍付きの老女ですので仕方ないのかも知れません。

    >やはり、私も、嫁よりも、母の方が、

    >息子を行かせることに、不安と、心配があるはず、、と思います。

    産みの母ならばそうなるはずですが、ドラマの中の

    篤姫は、家茂の仕事の事ばかりを心配したり、

    ウキウキとお守りを作ったり、身体を心配すると

    言う描写が欠けていましたよね(^.^;)

    この時期、京は尊皇攘夷派が溢れていて、幕府の長である

    将軍が京に入るのは大変危険な時期なんですね。

    そこに喜んで家茂を行かせる篤姫は、やはり産みの母とは

    違うな、と私は思いました。

    母の気持ちって物には篤姫は辿り着けないようです。

    実際、実子が居ないので仕方ないのですが。

    そう考えると、妻である和宮の方が、心から家茂の身体を

    心配していると言えます。

    篤姫は和宮に恨まれても仕方ありません(^.^)

  3. くう より:

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    PASS:
    >勝さんとのやりとりは見ていて胸がすきましたけど、

    そう、あのシーンは良かったですね~(^.^)

    結局、この人は大奥に籠もって母の真似事なんかやってるよりも

    表に出て政治家をやっている方が合っているんでしょうね。

    権限をハッキリ与えて上げればよかったのに。

    大奥なんかに閉じこめられているせいで和宮のような

    犠牲者が出るわけです(-_-;)

  4. くう より:

    SECRET: 0
    PASS:
    >確かに送り出す方はいいけど、妻としては気が気じゃない。

    >ようやく恋心が芽生えたのなら特にでしょうし。

    >でも可愛い嫁ですね(^^)

    母の方は、息子の身体よりも仕事の出来ばかり考えていて

    まるで、母ではなくて父のようです(-_-;)

    この人には、妻の気持ちが解らないんだなぁと思いましたわ。

    和宮の怒りは妻として当然です。

  5. くう より:

    SECRET: 0
    PASS:
    >天璋院の「子煩悩」ぶりは微笑ましくもあるのですが、ちょっと自分の立場を客観的に見て欲しいなと思うところはあります。

    生みの母ではなく、恋人でも妻でもないのに、

    本気で上様の身を心配する妻と同じだと思う所が

    間違いだと思うんですよね~。

    仕事の成功ばかり考えていて、身体のこととか全然考えてないみたい(-_-;)

    >嫉妬している和宮は、思い切って本音を全部晒した方がお互い分かり合えるかもしれませんね。

    無言の美。。。ですかね(^.^;)まぁ、解り合おうとも

    思っていない感じですね。

  6. くう より:

    SECRET: 0
    PASS:
    >おそらく描写としてはドラマの方が結構正しい気がします。

    >井伊直弼や安藤信正、そして松平慶永と

    >開国派の方々ばかりですからね。

    そうですか(◎-◎)

    そうですよね。。。将軍は年若いし、結構お飾り的な

    感じだったでしょうし、周りがこういう面々だったら

    開国について叩き込まれているでしょうしね。

    >海千山千の者達に囲まれては

    >その場の空気に流されてしまったんじゃないかなって気がします。

    それか、自分の意志ではなく、松平などに

    「とりあえず尊皇攘夷を誓うと言って、お茶を濁してこい」とか

    言われて行ったのかも知れませんね。

    >ただ、それ以上に

    >幕府を悲劇の主人公にしてる感じが気になるとこですけど(; ̄∀ ̄)ゞ

    こっちよりのドラマですから仕方ないですね~(^.^;)

    これが、あっちよりのドラマ゛たったら幕府が悪者ですよね。

    歴史に関わる創作物はそんなモンですよね。

  7. くう より:

    SECRET: 0
    PASS:
    >朝廷も薩摩と手を組んだり長州の言いなりになったり、ネコの目のようにくるくる情勢が変わりますね。

    >激動の世の中において、嫁姑の争いなんて小さい小さい???(笑)

    そうなんですよね!

    そんな小さい世界に住んでたんですよね。あっつーは。。。

    このドラマでは、バリバリ表舞台に口出ししている篤姫だけど、

    実際には小さい世界しか知らない一生だったでしょうし、

    そういう世界では女同士の争いとかが重大事だったんだろうなぁ。。。

  8. ももも より:

    SECRET: 0
    PASS:
    家茂さまの今回の上洛って

    今の感覚で言えばイラクやアフガンへ派遣される自衛隊の方のような感じ(ちょっと大げさか)なので

    和宮が嬉々として送り出す天璋院に怒るのも無理ないですね。

  9. akko より:

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    PASS:
    こんにちは!

    今回と、以前フジテレビの’大奥’で、やっていた

    家茂の、上洛の段を、見比べて、思ったのですが、

    ’大奥’では、家茂の生母が、滝山に

    ’息子になにかあったら、そなたを恨む’みたいな、描写があったのですが、

    やはり、私も、嫁よりも、母の方が、

    息子を行かせることに、不安と、心配があるはず、、

    と思います。

    だから、和宮が、天障院に言うことは、おかど違いなのではと、、、

    まぁまぁ、上様を、本当に好きになってしまっていたのですよね。

    密命を持ってきた篤姫と、攘夷のためにきた和宮。

    しかし、二人とも徳川家の妻となっていくのだな。。

    その辺が、同じだなぁ~~と思いました。

    私としては、家茂様の、最後が近づくのが、、、

    こ、怖いのです(^^;)

  10. みのむし より:

    SECRET: 0
    PASS:
    勝さんとのやりとりは見ていて胸がすきましたけど、

    それにしても口をはさみすぎ~。って言う感じ

    でしたよ~。

    そこまで篤姫に権限あるのかいな?ってね。

  11. なぎさ美緒 より:

    SECRET: 0
    PASS:
    天璋院も落ち着け!!って言いたくなる気持ちも分かりますよね。

    確かに送り出す方はいいけど、妻としては気が気じゃない。

    ようやく恋心が芽生えたのなら特にでしょうし。

    でも可愛い嫁ですね(^^)

  12. 琉河岬 より:

    SECRET: 0
    PASS:
    >本当に、この大御台には、ちょっと大人しくしていて貰いたい

    天璋院の「子煩悩」ぶりは微笑ましくもあるのですが、ちょっと自分の立場を客観的に見て欲しいなと思うところはあります。自分の政治的な立場は物凄く空気を読んで把握しているのに、プライベートな部分はちょっとおざなりになってる感が。

    嫉妬している和宮は、思い切って本音を全部晒した方がお互い分かり合えるかもしれませんね。

  13. ikasama4 より:

    SECRET: 0
    PASS:
    うちの弟の嫁さんと母親がとっても仲が悪いので

    なんか他人事には見えませんでした(笑)

    ああいうのには正直関わらんに限ります(; ̄∀ ̄)ゞ

    >どっちなんでしょうか?

    >どなたか教えてつかぁさい。。。

    おそらく描写としてはドラマの方が結構正しい気がします。

    井伊直弼や安藤信正、そして松平慶永と

    開国派の方々ばかりですからね。

    ただ、成り行き任せというかその場しのぎな感じで

    意気揚揚と上洛したものの将軍とはいえ、所詮は17歳。

    海千山千の者達に囲まれては

    その場の空気に流されてしまったんじゃないかなって気がします。

    ただ、それ以上に

    幕府を悲劇の主人公にしてる感じが気になるとこですけど(; ̄∀ ̄)ゞ

  14. ミチ より:

    SECRET: 0
    PASS:
    尊皇攘夷、開国派、公武合体、いろいろ入り乱れて本当にややこしい時代です。

    朝廷も薩摩と手を組んだり長州の言いなりになったり、ネコの目のようにくるくる情勢が変わりますね。

    激動の世の中において、嫁姑の争いなんて小さい小さい???(笑)

  15. くう より:

    SECRET: 0
    PASS:
    >和宮ちゃんは天璋院に嫉妬してるんだよね~~。。

    >何でもかんでも言いなりになってるって思って^^;

    妻のある人に対する無神経さにムカついてるだろうね~。

    ああ、それが嫉妬か(^^;ゞ

    溝は深いわ~。

  16. のの雪 より:

    SECRET: 0
    PASS:
    和宮ちゃんは天璋院に嫉妬してるんだよね~~。。

    何でもかんでも言いなりになってるって思って^^;

    そこいら辺はわかるわぁ~~(゚д゚)(。_。)(゚д゚)(。_。) ウンウン

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