【 花燃ゆ 】第3回 「ついてない男」感想


黒船が来るといううわさが広がる中、文(井上真央)は、久坂玄瑞(東出昌大)と出会う。
親兄弟を亡くし、意に染まぬ医師の仕事を継がねばならないことに自暴自棄になっていた
玄瑞だが、文の明るさに励まされていく。
文も黒船を自らの目で確かめようとする玄瑞の行動力に、兄の寅次郎(伊勢谷友介)と
同じ情熱を感じる。
そこに脱藩の罪を免じられ学問を許されていた寅次郎が、今度は密航を企てたという
知らせが入って…。
(あらすじ「Yahoo!TV」より引用)

    花燃ゆ大

 

花燃ゆ 第三話「ついてない男」

 

演出が結構ファンタジックだから、文さんが立ち聞きしていたり唐突に玄瑞を
黒船見学でーとに誘ったりしても、

ああ…そっか~~少女恋愛漫画だもんね~……

と、ボーーーーッと見ていられる部分はある……。

 

でもさ~~……

願かけしとった。
今日、もし船を見られたら何か変わるって。
じゃが、やっぱりダメじゃった!
呪われとる……。

とか…

黒船を見られたら医者にならずに侍になって国を変えられるんじゃ~みたいな
脳内テロリストのように描くのはどうなんだろう…。

 

嘉永6年7月。
江戸での勤めを終え、萩に戻った小田村伊之助と寿は婚礼を挙げる。

夫の身を気づかい、食事は自ら用意する健気な新婚妻の寿さん、イイ女房。

しかし、伊之助の方はそんな女房の気持ちに全く無関心。
…で、機嫌を損ねる寿さんであった。

 

一方、萩にも鬼のようなペルリの似顔絵が描かれた瓦版が撒かれ、「おひさま」陽子の
新たな「白紙同盟」、入江すみ@宮崎香蓮、吉田ふさ@小島藤子も不安顔。

文さんは、いかにも何か潜んでいそうな小屋で話声がするのを、女大河主人公の定番
「立ち聞き」の技を使って聞き取る。

そこでは、外国が攻めてくる、国を守らなければ…と寅兄と同じような思想を語る
男子ぃずがいるのだった。

で、その中の1人が久坂玄瑞、12歳か13歳

あまり頭良さそうに描かれていなかったけれども、秀才です。

 

寅兄は武士の身分を剥奪され、身柄は父・百合之助の「育」ということになったが、
藩主さまがとても甘いので遊学を許されるという措置。

それをいいことに建白書は出すわ黒船には乗りこもうとするわで……。

ぇぇ……そんな描かれ方なので本当にワガママな破天荒男にしか見えず。 

 

のう、文。
お前はどう生きる?
自分の人生を自分の命を何のために使う?

兄はいつもその事を考えておる。
死など構わん。思いが届くなら。

「知行合一」という言葉がある。
知識だけじゃ意味がない。
行いを伴ってこそ、その知識には意味がある。

俺は日本国の危機を知ってしもうた。
皆、その危機に気付かん。気付いても動かん!

じゃから俺が動く。
この国を守らんにゃならん。

この思いがもっともっと前面に丁寧に描かれて行けばいいのにね…。

 

これをしたいと思うたら、もう歯止めがきかん。それでは子どもと一緒じゃ。
日本国を守りたいというお前の気持ちはよう分かる。
じゃが、そのためなら世間のしきたりもお家の掟も主君への忠義もお構いなしに
踏み越えようとする。
その事で一家が後ろ指をさされ、路頭に迷おうとも、お前は「公のため」 
「天下万民のためや」と言うんじゃろう。
じゃが、それは詭弁じゃ。
勝手を許されんかった5歳の子どものわがままと変わらん。

 

兄・梅太郎の弟愛は美しかったよ…好きなシーンだよ。
でも、この「五歳児と変わらん」ばかりが脳内に焼きついちゃって。

ああ…吉田松陰って家族の迷惑も考えずにやりたい事だけやって自滅した
我儘ダメンズだったんだなぁと…そんな風に受け取られてしまいそう。

 

皆、分かっとらんからじゃ。
この国は危うい。
危機が迫っとるっちゅうのに皆分かっとらん。
誰かがやらにゃいけんのじゃ。
俺はどねぇしても今日、船を見んにゃいけん。

 

と、兄と同じことを言う若者と黒船を見に走る文さん。

自分はついてない…と嘆く玄瑞を

 

弱虫!
何があったか知らんけど、勝手に決めんでよ。自分の人生こねなもんだとか。

引いてみよう!

みんな口だけ。
異人を倒すとか黒船を見に行くとか…。
でも、あんたは違う。本当に行動する人。
自分の人生をどう使うか本気で考えとる人。
言うだけの人より、ぶつかってこけて膝すりむいて、人から悪口言われるかも
しれんけど、うちはそういう人が好き!

 

と、叱咤して無理やりおみくじ引かせる文さん…。

出ました。

幕末男子の育て方。 

 

初めての大吉を引いた玄瑞くんの心に文さんが女神のように焼きつくという……。

うーーん…なんだろう…この…恋愛漫画見てるような感覚は。 

 

大吉さんは大吉を引き(…ぉ…)、
   花燃ゆ3

寅兄は黒船に乗ろうとして捕まり、寿姉はいつの間にか身ごもってるという…

なかなか早い展開。
半年大河 

 

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※キャスト

杉文 … 井上真央(子役期:山田萌々香)
吉田松陰 … 伊勢谷友介(子役期:板垣李光人)
小田村伊之助 … 大沢たかお
久坂玄瑞 … 東出昌大

杉百合之助 … 長塚京三
杉滝 … 檀ふみ
玉木文之進 … 奥田瑛二
杉梅太郎 … 原田泰造
杉寿 … 優香(子役期:香音)
杉敏三郎 … 大橋律(子役期:山田瑛瑠)
杉亀 … 久保田磨希
玉木彦助 … 冨田佳輔

毛利敬親 … 北大路欣也
毛利都美子 … 松坂慶子
桂小五郎 … 東山紀之
周布政之助 … 石丸幹二
椋梨藤太 … 内藤剛志
椋梨美鶴 … 若村麻由美

高杉晋作 … 高良健吾(子役期:山崎竜太郎)
吉田稔麿 … 瀬戸康史
伊藤博文 … 劇団ひとり
入江九一 … 要潤
野村靖 … 大野拓朗
前原一誠 … 佐藤隆太
寺島忠三郎 … 鈴木伸之
品川弥二郎 … 音尾琢真
赤禰武人 … 阿部亮平
松浦松洞 … 内野謙太

小田村志乃 … かたせ梨乃
金子ツル … 麻生祐未
高須久子 … 井川遥
入江すみ … 宮崎香蓮
吉田ふさ … 小島藤子
金子重輔 … 泉澤祐希
松島剛蔵 … 津田寛治
宮部鼎蔵 … ビビる大木

井伊直弼 … 高橋英樹

語り … 池田秀一

※スタッフ

脚本 … 大島里美、宮村優子
音楽 … 川井憲次
題字 … 國重友美
制作統括 … 土屋勝裕
プロデューサー … 堀之内礼二郎
演出 … 渡邊良雄 、末永創

公式サイト http://www.nhk.or.jp/hanamoyu/

 

 

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【花燃ゆ】1 2 3


コメント

  1. 花燃ゆ 第3回「ついてない男」こちらもやっ…

    こちらも続けて録画を見たところなので 感想を書かせてくださいませ。久坂玄瑞さん登場ですね。馬関とか言われると まだわたしは龍馬伝の高杉が出て来ます(笑)「どう生きる」な…

  2. 「花燃ゆ」感想 第三話「ついてない男」

    今回は久坂玄瑞、初登場回です。
    高杉晋作と松下村塾の双璧と言われながらも、大して何もしていないうちに早世してしまったことで、若干地味な玄瑞さんですが、今回の大河はやっと久坂の時代が来たと言うことだ!と前は思ってました。
    あれですね…まさか久坂が少女漫画で主人公に救われる彼氏役で出てくるとは思わなかったよ。
    まさか神社のおみくじに一喜一憂するやつだとは思わなかったよ。
    松陰先生が秀才熱…

  3. かい より:

    SECRET: 0
    PASS: 1f32aa4c9a1d2ea010adcf2348166a04
    こんにちは。第三回、楽しく拝読させて頂きました(^^)。昨日、一回二回、録画を見ることが出来ました。くうさまの記事、セリフを反芻しながら楽しむことができました。本当によかったです。あらためて感謝申し上げます。第四回も、楽しみにしています。ありがとうございます!

  4. 昼寝の時間 より:

    花燃ゆ #03「ついてない男」

    公式サイト 黒船が来るといううわさが広がる中、文(井上真央)は、久坂玄瑞(東出昌

  5. 瞬きもせず・・・知行合一やけー・・・あなたしか見えん(小島藤子)

    非常にざっくりした言い方で言うと兄・杉梅太郎(原田泰造)と弟・吉田寅次郎(伊勢谷友介)の意見の違いは朱子学と陽明学の対立と言える。 朱子学においては「行動」は「正しい認識」によって生じる。ある意味で慎重論である。 しかし、陽明学では「正しい認識」は「行動」を伴うのである。つまり・・・正しい認識をして

  6. 花燃ゆ 第3話「ついてない男」〜正しい筋道で、正しいやり方で世の中を変えてみろ

     寅次郎(伊勢谷友介)の行動を大人の目で見ると、兄・梅太郎(原田泰造)の言葉になる。

    「これをしたいと思うたら、もう歯止めがきかん。それでは子供と一緒じゃ」
    「一家が後ろ指をさされ、路頭に迷おうとも、お前は『公のため』『天下万民のためや』と言うんじゃろ…

  7. 『花燃ゆ』第3回「ついてない男」★黒船を見に行く文と玄瑞

    『花燃ゆ』第3回「ついてない男」

    黒船が来るといううわさが広がる中、文(井上真央)は、久坂玄瑞(東出昌大)と出会う。親兄弟を亡くし、意に染まぬ医師の仕事を継がねばならないことに自暴自棄になっていた玄瑞だが、文の明るさに励まされていく。文も黒船を自らの目で確かめようとする玄瑞の行動力に、兄の寅次郎(伊勢谷友介)と同じ情熱を感じる。そこに脱藩の罪を免じられ学問を許されていた寅次郎が、今度は…

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  10. 「花燃ゆ」 第3回、ついてない男

    大河ドラマ「花燃ゆ」。第3回、ついてない男。
    寅次郎、己の道を行く。
    文は玄瑞と会う。

  11. 花燃ゆ 第3回「ついてない男」

    物語は前回小田村家に嫁に行った寿がなかなか伊之助に相手にされないというところから始まります。初回から3回のなかでこの寿という人物の登場回数がもの凄く多いのですが、何かのフラグなのかなと思って見ているのですが、まだ分からないでいます。というよりも、そもそも寿はどんな人なのだろうというところから始まるので、色々想像することもままならず見ていて少々ストレスに感じてしまいます。

    登場する人物の…

  12. NHK大河ドラマ「花燃ゆ」第3回「ついてない男」

    なあに幕末の志士なんですから、脱藩して何ぼですよ・・と現代の私たちは思ってしまいますけど、同時代のましてや家族親戚だったら大変な大事件だったんでしょうねええ。坂本龍馬様は勝先生の口利きで許してもらったんでしたっけ?さて我らが寅兄様の助け舟は、先週伊之助様が拝み倒してた藩の重臣・周布政之助様!どうなります事やら~。

  13. 〔NHK大河ドラマ〕花燃ゆ 第3回「ついてない男」感想  主人公の文って必要?!

    吉田松陰に対して
    兄である、原田泰三演じる梅太郎が諭すシーン、
    結構ぐっと来たなあ〜。

    ただ、この先、原田泰三は東出昌大の義理の兄になる訳ですな。
    「ごちそうさん」では義理の父親だったけど。

    しっかし3回目にして、放送開始前から懸念されていた
    「主人公の文…

  14. 大河ドラマ「花燃ゆ」 #03 ついてない男

    ペリー来航という歴史的に大きな出来事が起きているのですが、
    最初の夫、久坂玄瑞が出てくるのですが、
    いまいち書く気になれない・・・。

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