【 花燃ゆ 】第20回 「松陰、復活」感想


上海から高杉晋作(高良健吾)が萩に戻り、毛利敬親(北大路欣也)に提言し
異国の脅威を訴える。
また小田村伊之助(大沢たかお)は、毛利家の一族で領地を分け与えられている
4つの支藩を訪ね、政策の一致団結を目指して駆け回っていた。
夫の帰りを待つ文(井上真央)は自らの力で松下村塾を守っていくことを心に決めるが、
その頃、京都の久坂玄瑞(東出昌大)は芸妓の辰路(鈴木杏)に窮地を救われ、急速に
距離を縮め…?!
(あらすじ「Yahoo!TV」より引用)

    花燃ゆ大

 

花燃ゆ 第二十話「松陰、復活」

 

簡単感想で。

さあ…
サブタイから言って、松陰せんせーが赤マフラーになる日がやって来た。

「赤マフラー」とは、大河をずっと見てきた方ならばご存知のアレです、アレ……。
  花燃ゆ20

 

上海からもう戻ってきた高杉は毛利のそうせい候に異国の脅威を訴え、
伊之助さまは支藩を訪ねて説得。

あれよあれよと長州藩は「破約攘夷」を掲げることに。

その頃、久坂は京で攘夷派の三条実美と会い、力を貰えることに。
この中継をしたのが芸妓の辰路さん。

申しわけないけれども中の人には色香を感じられな……ぁ…すいません…。

まぁ、この人、今のところはWスパイっぽいですけどね。

 

男の方は「夢」に弱おすなぁ…

馬鹿にされてます。久坂さん、馬鹿にされてます。

 

今回は、外人殺っちまおうぜを叫び続ける高杉と、そんな野蛮なことばかり
していても先に進めないよというこのドラマの久坂にしては冷静な言い分の
ぶつかり合いが見もの……だったのかも知れない。

 

一刻も早う軍備を固め、長州ただ一藩なりとも立ち上がり、目の前の
敵を打ち払わねば!

 

殿の御前で藩是にけちをつけるとはの。

 

お前らは異国を知らん。

はっ!早速自慢話か。

俺も知らんかった。清国はもう終いじゃ。
居留地への橋を渡るのに清国人は金を払わされるんじゃ。
自分の国を歩くのにぞ?
ささいな事で殴られ蹴られ、ただ異人に従わされ…。

お前が上海に行っとる間我らは同志を募り決死の思いで長井を倒そうとした。
そのために亀太郎は死んだ。

今は足元を固める時じゃ。
そのためにはまず朝廷に働きかけ、幕府を動かす。

 

つまらん。

何じゃと?

お前の考えはつまらん。何も狂うてはおらん!
そねなありきたりなやり方で攘夷がなると思うか?

亀太郎を殺したんはお前じゃ。
お前のつまらんやり方が亀を追い詰めたんじゃ。

 

亀太郎の死を思い出して、怒ったり嘆いたりの久坂…。

 

結果的にはこのドラマの久坂さんって叫んだり泣いたりしているばかりで、
イマイチ知性があるように見えないのが残念です。

 

殺るのが物騒なら、せめて焼き討ちしねぇ

みたいな伊藤の妥協案(!?)に説得され、初めは反対していた久坂も結局
英国公使館焼き討ちに参加するのだった。

相変わらず大声でテロ計画立てている松下村塾…。

 

サブタイの「松陰、復活」は松陰に対する藩のお咎めが解け、吉田家も再興が
なったという…そして松下村塾で学ぶ子どもたちも現れたという…

それを示しているらしい。

もっとも…
このドラマを見ていて今まで松陰せんせーが許されていなかった感が丸っきり
無かったんですけどね。 

殿はいつでも松陰大好きだったし、杉家の皆さまも肩身狭い感じが全く
無かったし、吉田家がお取り潰しになっていたって話はあったっけ

みんな充分にノンキに見えていたけれどもね…
先週も書いてしまったけれども、せっかく「家族」を主人公にしたのだから「吉田松陰の家族」
の不遇の時代や辛さや頑張りを描けばいいのに。

寿姉ばかりが罪人の身内である辛さを我慢できずに居たみたいで可哀想すぎるわ。

 

…で……

英国公使館焼き討ちは、もしかしたらラストの「紀行」で終了かな。 

 

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※キャスト

杉文 … 井上真央(子役期:山田萌々香)
吉田松陰 … 伊勢谷友介(子役期:板垣李光人)
小田村伊之助 … 大沢たかお
久坂玄瑞 … 東出昌大

杉百合之助 … 長塚京三
杉滝 … 檀ふみ
玉木文之進 … 奥田瑛二
杉梅太郎 … 原田泰造
杉寿 … 優香(子役期:香音)
杉敏三郎 … 森永悠希(子役期:山田瑛瑠→大橋律)
杉亀 … 久保田磨希
玉木彦助 … 冨田佳輔

毛利敬親 … 北大路欣也
毛利都美子 … 松坂慶子
桂小五郎 … 東山紀之
周布政之助 … 石丸幹二
椋梨藤太 … 内藤剛志
椋梨美鶴 … 若村麻由美
松島剛蔵 … 津田寛治
宮部鼎蔵 … ビビる大木
長井雅楽 … 羽場裕一

高杉晋作 … 高良健吾(子役期:山崎竜太郎)
吉田稔麿 … 瀬戸康史
伊藤博文 … 劇団ひとり
入江九一 … 要潤
野村靖 … 大野拓朗
前原一誠 … 佐藤隆太
寺島忠三郎 … 鈴木伸之
品川弥二郎 … 音尾琢真
赤禰武人 … 阿部亮平
松浦松洞 … 内野謙太
梅田雲浜 … きたろう
小野為八 … 星田英利
山根文季 … 平田満
内藤一馬 … 田中仁
井上雅 … 黒島結菜

小田村志乃 … かたせ梨乃
金子ツル … 麻生祐未
高須久子 … 井川遥
福川犀之助 … 田中要次
富永有隣 … 本田博太郎
大深虎之丞 … 品川徹
吉村善作 … 日野陽仁
高須 糸 … 川島海荷
入江すみ … 宮崎香蓮
吉田ふさ … 小島藤子
金子重輔 … 泉澤祐希
三条実美 … 上杉祥三
辰路 … 鈴木杏

井伊直弼 … 高橋英樹

 

語り … 池田秀一

※スタッフ

脚本 … 大島里美、宮村優子、金子ありさ
音楽 … 川井憲次
題字 … 國重友美
制作統括 … 土屋勝裕
プロデューサー … 堀之内礼二郎
演出 … 渡邊良雄 、末永創

公式サイト http://www.nhk.or.jp/hanamoyu/

 

 

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コメント

  1. 【花燃ゆ】第20回感想と視聴率最低「松陰、復活!」

    副題「松陰、復活!」 新聞ラテ「松陰、復活!松下村塾の双璧とその妻が逆転ねらう」

  2. 「花燃ゆ」感想 第二十回「松陰、復活!」

    「ここにきて花燃ゆのコンセプトが揺らいでいる…だと!?」

    今回、スイーツ要素がだいぶ減りましたね。
    (いや、文を超えるスイーツ女子雅が現れましたけど)
    さすがにそろそろ政治的なことをやらないとまずいと思ったのか、今回は男性陣にいつになく出番がありました。

  3. 昼寝の時間 より:

    花燃ゆ #20「松陰、復活!」

    公式サイト 上海から高杉晋作(高良健吾)が萩に戻り、毛利敬親(北大路欣也)に提言

  4. 高杉晋作、上海より戻りて品川御殿山を焼き討ちせりこと(鈴木杏)

    最近の大河ドラマの傾向として・・・なんだかんだ想像におまかせする手法の濫用というものがある。 吉田松陰の刑死までをおよそ、1/3の分量で描くという非常に野心的な構成をしながら・・・肝心なことは歴史上の出来事としてスルーしてしまうのだ。 木を見て森を見ない物語になってしまうのはこのためだろう。 もちろ

  5. 花燃ゆ 第20回「松陰、復活!」〜雑なドラマですね。視聴者の補完にも限界がある

     全体的に?雑なドラマ?ですね。

     久坂玄瑞(東出昌大)と高杉晋作(高良健吾)。
     松陰(伊勢谷友介)に育てられたふたりの弟子たち。
     今回はそんなふたりと、松陰の言葉や書物が今も影響力をもって生きていることが描かれたわけですが、?雑?な感じが否めない。

     …

  6. 「花燃ゆ」 第20回、松陰、復活!

    大河ドラマ「花燃ゆ」。第20回、松陰、復活!
    松陰の名誉回復というわけですな。
    まあ、今後も上がったり下がったりしそうですが。
    長州藩は破約攘夷の方針となります。

  7. NHK大河ドラマ「花燃ゆ」第20回「松陰、復活!」

    もう勤王の志士として活躍する訳ですよねえ、塾生の皆様が。当作的にはやむを得ないんでしょうけどお江戸や京都で見識を広めたり人脈を広げたりする過程があまり出てこないので、いまだに塾生って感じがしちゃって、どうしても勤王の志士に思えなくて困るわ~。桂小五郎様の動向がいまいち伝わってこないのも含めてちょいと残念な気がしてしまう今日この頃の上の空・・・

  8. 花燃ゆ 第二十回

    『松陰、復活!』
    「松陰、復活!松下村塾の双璧とその妻が逆転ねらう」

    内容
    伊之助(大沢たかお)久坂(東出昌大)らに突き上げられた周布(石丸幹二)は、
    破約攘夷に向けて動くべきと藩主・敬親(北大路欣也)に上申する。
    そして久坂の謹慎がとかれる。
    その直後…

  9. 大河ドラマ「花燃ゆ」 #20 松陰、復活

    長州藩は破約攘夷論へ。

  10. 〔NHK大河ドラマ〕花燃ゆ 第20回「松陰、復活!」感想  井上真央ってタモリ?

    第二部「激動の幕末編」に突入して、
    主人公が吉田松陰から久坂玄瑞に交代したばかりなのに
    タイトルが「松陰、復活!」て。。。

    えっ、主人公ってやっぱり文なの?

    井上真央って「世にも奇妙な物語」のタモリみたいに、
    物語には直接関係の無いけど、前後にちょこっと…

  11. 大河ドラマ「花燃ゆ」吉田松陰の妹20文らは松陰の除名解除を訴え解除され名誉回復し玄瑞らは攘夷の狼煙を決行した

    大河ドラマ「花燃ゆ」第20話は久坂の直談判で長州藩は攘夷へと舵を切る事にした。藩を纏める為に伊之助が奔走し、藩士らを説得して藩を1つに纏めた。一方久坂は京で芸子の辰路と …

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