NHK朝ドラ【ちりとてちん】(2013年・再放送) 第49回 感想

晴れて草若(渡瀬恒彦)への弟子入りを認められた喜代美(貫地谷しほり)。
そこで福井から正典(松重豊)と糸子(和久井映見)が、改めてあいさつに訪れる。
「内弟子修業中は食事も住まいもただでよい、月謝もいらない」と草若にいわれ、
「いいことばかり」と夢をふくらませる喜代美だったが、翌日の早朝、突然草々
(青木崇高)にたたき起こされる。

(上記あらすじは「Yahoo!TV」より引用)

連続テレビ小説「ちりとてちん」第49話「ここはどこ?私はだめ?」
     

      ちりとてちんop


※「ちりとてちん」は、2007年10月期のNHK連続テレビ小説です。
当方は当時の放送をオンタイムで見ているので感想は恐らく回顧目線になりがちです。
ご了承のうえ、ご覧くださいませ。

※レビューでは先のネタバレは控えるよう努力します。
※レビューの更新はイレギュラーで…。週まとめは必ず書くようにいたします。

※再放送時間は月~土・午前7時15分からNHKBSプレミアムにて。



ようこそのお運びで厚く御礼申し上げます。


先週はようやっと自分の道が決まり、草若師匠に弟子入りを許される喜代美が
描かれた回でした。

徒然亭の皆さんも喜んでくれ、一度にお兄ちゃんが4人も出来た幸せな喜代美…。


小浜から正典・糸子夫妻もやって来て、正座して深々とお礼をします。
糸子さんは着物姿。めでたい日です。


この度は娘を弟子にして頂き、ありがとうございます。
ふつつかな娘ですが、どうぞよろしくお願いいたします。

まあ、こっちゃこそよろしゅうお願いします。

失礼かもしれませんけど、これ、挨拶代わりに。



と、出した貢物…じゃなくて、ご挨拶の品はクーラーボックス。


若狭がれい?

いえ、越前ガニです。



カニ!?

と、隣りの部屋から思わず反応する草原兄さん。


こんな事してもらわんでもよかったんですけどな。


いいえ。ほかの誰でもない、うちの喜代美がお世話になるんやさけ。

一人前の落語家にしよう思たら並大抵やありません。
「何でこんな子引き受けてしもたんやろ」思う日が必ずや来ます。
その時は、「あの時カニもろてしもたな」と思てこらえたって下さい。


おい!



夫婦漫才みたいや…。

…って、展開がこの後続きます。


一人前の落語家になるかどうかは本人次第ですよって…。

えっ!そうなんですん?

「張り込まんかったらよかった」みたいな顔をすな!

しとらんわ!



カニを下げるように言われて、われ先にと取りに来る兄弟子たち。

すんまへんな。
正月ろくなもん食わしてへんもんですさかい…。


子どもか…。


喜代美、しっかり修業するんやで!

分かっとる。

あのカニを買うために、お父ちゃんは夜も寝んと塗箸作って。
おばあちゃんは三味線のお稽古を掛け持ち。
正平は冬休み返上で郵便局でアルバイト。
小次郎さんは浜で拾てきた貝殻に色つけて道端で売って。
お母ちゃんはそのさくら……。



思わず、

返しましょか?

と言ってしまう小草若であった。


草若師匠。お月謝はどれぐらい払たらええんでしょうか?

月謝、頂きません。

え?あっ?そうなんですか?

ほな落語一つ教える度になんぼなんぼとか?

そんなもん頂きません。

莫大な入会金がかかるんやね。

「なんたらスクール」みたいに言いなはんな。

徒然亭の紋の入った金の羽織を何千万で…。

ええ加減にしなはれ。



ホントに漫才かっっ!!!


落語家相手に漫才してはる。
えらいお母ちゃんやな。
どうも落語家の修業いうもんを根本的に誤解してはるみたいですな。
キー公、何でちゃんと言うとかへんかったんや。

月謝要らんねや…。

分かってへんかったんかい!



こっちも漫才っぽくなってきた…。


まあ、最初の大体3年ぐらいは内弟子いうていうたら見習い期間みたいなもんがあります。
今までは下宿人やったさかい家賃もろてましたけども、内弟子になったら要りまへん。

えっ?

タダ!?

それ、はよ言うてくれんと!
喜代美、何でもっとはよ弟子入りせんかったんや!



金題材の漫才が続きました。
吉本新喜劇ならこの辺で総コケになってるところ…。


落語家は弟子の稽古にも報酬はいただかないと聞いて、驚く喜代美と両親。

落語は、みんなのもんです。
何百年もの間、大勢の落語家の口から口へと伝えられてきたもんです。
金取って教える道理がおまへん。



徒然亭を出てから感心する糸子さん。

何いうか、腹の太い話やなあ…。


伝統を繋げていくというのは、お金には替えられないもんなんですな。
尊いことです。伝える方も伝えられる方も、それだけの覚悟がいる。

正典さんは我が家を振り返ります。


う~ん…ほやけんど、考えてみたらおやじかてそねしとったわ…。
赤の他人の秀臣さん家に住まわせて、飯食わせて、塗箸の作り方教えてのう。

秀臣さんの事、「実の息子のように思とった」ってお母さんもよう言うとんなったもんね。


しみじみと秀臣さんと自分の両親の関係を思い出す…。


これからは、草若師匠が喜代美の父親になるんやねぇ。

…やっぱ連れて帰ろ。



嫁に出してしまったような気分だろうね。
喜代美のことがホンマに可愛いんだわ。父親。


喜代美…
えらい世界に飛び込んでしもたんやのう…。



さて。
残された喜代美は、何をやったらいいのかよく解りません。

どうやって生活していくのかと言えば、とりあえずは稼ぎ頭の小草若兄さんから
生活費を借りていく…という感じらしい。

喜代美が弟子になるのは明日から。

今日は四草の動きをよう見とき。

と、草原兄さん。

四草さん…四草にいさんの?

うん。
今まで末っ子やった四草の仕事が、明日からは喜代美ちゃんの仕事に
なんねやさかいな。


で、見てみると……。

包丁を振り上げてカニをガーンガーン叩いてる~~~!!!


あっ!お前…それ、何してんねん!?

カニさばいてます。

お前のはさばいてんのやのうて、ただの殺りくや!


…やっぱり…あんまり見習わん方がええな…。

…はい。



その夜、奈津子さんがやって来て、女性落語家の取材がしたいから時々寄らせてほしいと言う。

女流落語家……の妄想劇場が始まる喜代美でありました。


お金は掛からないらしいし、師匠も兄さんたちも優しいし、仕事も辞めてしまったし…。
女流落語家だし。

と、弟子入りに大きな希望と期待を持って、気持ちよく眠りについた喜代美…。

…は、翌朝、激しくドアを叩く草々さんに起こされます。


いつまで寝てんねん!はよ起きい!

だって…まだ5時…。

内弟子の仕事は掃除からや。
まず庭と玄関の掃除をせえ。玄関はちゃんと水拭きせえよ。
それが済んだら朝ご飯の仕度や。



広い庭を掃除して急いで朝ごはんの支度。

ご飯ですよ!草若師匠!草々にいさん!座って下さい!

…じゃなくてぇ……
ちゃんと師匠のお部屋の前で正座し、

失礼してもよろしいでしょうか?

と、お声を掛けてから食事の支度ができた事をお伝えする。

師匠がお出かけになると聞いたらお着物の支度。

お稽古するどころか、兄さんの稽古を見る時間もなく掃除、洗濯、またご飯……。


掃除してご飯作って掃除して洗濯して…。
これやったら落語家やなくてお母ちゃんやん!



洗濯ものを干していたら草原兄さんがやってきた。

草原にいさん聞いて下さい~!

と、泣きつこうとしたら…

何や、その干しようは!

え?

しわしわやないか!
もっとこう伸ばして!パ~ンパ~ンと!
それとこの窓ガラス!四隅が全然拭けてない!
角、角、キッ、キッと!
しっかり!

はい!

ええな?見えへんとこをきれいにすんのが掃除や。

はいっ!

それが済んだら風呂や。

入ってええんですか!?

風呂の掃除や!



テーブルの上を指でなぞってフッ…と…埃チェック~~。

ええええぇぇ姑!!!!!


お母さんだってこんな大変じゃないで。

これは、エライ事に……。
内弟子の厳しい洗礼を1日目にして思い知らされる喜代美でありました。


…頑張れ…。


お父ちゃんもお母ちゃんも、まさか娘がこんな事になるとは予想もしなかった事でしょう。

これが婚家での扱いだったら、泣きながら帰省したらお父ちゃんは怒鳴り込むかもね。

けど、嫁入りしたわけじゃなし。
修行は何事も厳し…。


よろしければ→【2013年10月期・秋クールドラマ】ラインナップ一覧とキャスト表

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※キャスト

和田喜代美/徒然亭若狭 … 貫地谷しほり(少女時代:桑島真里乃)

徒然亭草若(三代目) … 渡瀬恒彦
徒然亭草々 … 青木崇高(少年時代:森田直幸)
徒然亭草原 … 桂吉弥
徒然亭小草若 … 茂山宗彦(少年時代:榎田貴斗・森川翔太)
徒然亭四草 … 加藤虎ノ介
木曽山勇助/徒然亭小草々 … 辻本祐樹
吉田志保 … 藤吉久美子

和田糸子 … 和久井映見
和田正典 … 松重豊
和田小梅 … 江波杏子
和田小次郎 … 京本政樹
和田正平 … 橋本淳(少年時代:星野亜門)

和田正太郎 … 米倉斉加年

和田清海 … 佐藤めぐみ(少女時代:佐藤初)
和田友春 … 友井雄亮(少年時代:小阪風真)
和田秀臣 … 川平慈英
和田静 … 生稲晃子
野口順子 … 宮嶋麻衣(少女時代:伊藤千由李)
野口幸助 … 久ヶ沢徹
野口松江 … 松永玲子
野口春平 … 斉藤勇人/新岡澪
野口順平 … 斉藤隼人/新岡塁

熊五郎 … 木村祐一
咲 … 田実陽子
磯七 … 松尾貴史
菊江 … キムラ緑子
徳さん … 鍋島浩
お花 … 新海なつ
緒方奈津子 … 原沙知絵
原田緑 … 押元奈緒子

鞍馬太郎 … 竜雷太
万葉亭柳眉 … 桂よね吉
土佐屋尊建 … 波岡一喜
万葉亭柳宝 … 林家染丸
土佐屋尊徳 … 芝本正
柳宝の弟子 … 林家染左、林家染吉
烏山 … チョップリン西野
原田颯太 … 中村大輝(少年時代:河合紫雲)

音大の教授 … キダ・タロー
あわれの田中 … 徳井優
横山たかし・ひろし … 本人
五木ひろし … 本人
ニュースキャスター … 浅越ゴエ

竹谷修 … 渡辺正行
堀田由美子 … 和田はるか
高島恵 … 中井飛香
北川沙織 … 村上佳子


語り – 上沼恵美子


※スタッフ

脚本 … 藤本有紀
演出 … 伊勢田雅也、勝田夏子、井上剛、菓子浩、三鬼一希、吉田努、櫻井壮一
制作統括 … 遠藤理史
音楽 … 佐橋俊彦

テーマ曲・ピアノ演奏 … 松下奈緒

















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フォロー下さる方は、ほぼドラマ実況ツイート(辛口)だという覚悟でお願いします

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コメント

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4件のコメント

  • くう
    2013年12月3日 12:02 AM

    SECRET: 0
    PASS: d0970f9a670a457ba04fd47a84598fe5
    >特殊な世界の話ではなく、ましてや姑息なイジメなんかじゃなく、ちゃんと意味があって。。。喜代美がそれを理解する過程がまたちりとてちんらしく心温まる、、、ってなことを考えるのは年とった証拠でしょうか^_^;

    いや、解ります!
    意味が無いように思う事でも必ず繋がってくる。
    喜代美にも解る時が来るんですよね。
    新人は辛いものです^^;頑張れっと思えます。

    >そして、小浜の父母の心遣い、またしてもウルウルでしたT^T

    一生懸命、娘の事を考えてくれていますよね~^^
    温かい家族です。

  • かこ
    2013年12月2日 11:10 PM

    SECRET: 0
    PASS: 8f7db576fadcdb1735211664d8a0c82f
    今週の話は全ての新入社員に見て欲しいな〜なんて思ってます。社会人としての第一歩をとても分かりやすく優しく示してる気がして。特殊な世界の話ではなく、ましてや姑息なイジメなんかじゃなく、ちゃんと意味があって。。。喜代美がそれを理解する過程がまたちりとてちんらしく心温まる、、、ってなことを考えるのは年とった証拠でしょうか^_^;
    そして、小浜の父母の心遣い、またしてもウルウルでしたT^T

  • くう
    2013年12月2日 10:33 PM

    SECRET: 0
    PASS: d0970f9a670a457ba04fd47a84598fe5
    >オープニングのタイトルバックも渋い色彩、繊細で手が込んでいて品がいいし、
    最後の写真も大きすぎずふちがぼかしてあって奥ゆかしい。

    解ります!小道具やセットにも和風でくぐもった色に拘ったところがいいですよね~^^

    >漫才風味のやり取りの中にじんわりと家族の愛情が感じられるところが好き。

    ですね~。喜代美をあげてしまったような気持ちになるお父ちゃんも微笑ましかった。

    >弟子修行初日のあれこれ。どの修行も掃除から始まるのがオモロイ。

    そうですね!
    どんな世界でもまず掃除ですよね。
    自分が住む所、師匠が住む所を清めて感謝するって事ですかね。

  • ゆう
    2013年12月2日 9:29 PM

    SECRET: 0
    PASS: 67828959122547a7fddaab97d5e99e3c
    オープニングのタイトルバックも渋い色彩、繊細で手が込んでいて品がいいし、
    最後の写真も大きすぎずふちがぼかしてあって奥ゆかしい。

    自分の入門のために両親がカニを持参、訪問着で挨拶に来る。
    そのカニは家族総出で用立てたもの。
    漫才風味のやり取りの中にじんわりと家族の愛情が感じられるところが好き。
    弟子修行初日のあれこれ。どの修行も掃除から始まるのがオモロイ。