NHK朝ドラ【 マッサン 】 第3回 感想


エリー(シャーロット)のことで政春(玉山鉄二)と早苗(泉ピン子)は大げんか。
エリーは結婚を認めなかった母の姿を思い出すのだった。
何とか好かれようと奮闘するがうまくいかないエリー。
一方、ウイスキーづくりとエリーとの結婚を認めてもらおうと父・政志(前田吟)に
思いをぶつける政春。
そんな政春に政志は、ウイスキーづくりを命がけでやる覚悟はあるのかと厳しく
問いかける。そんな中、運命の法事の日がやってくる。

(上記あらすじは「Yahoo!TV」より引用)

連続テレビ小説「マッサン」第1週「鬼の目にも涙」 第3話

       マッサンop

 

「広島の家族との夕食の場。
エリーが初めて経験する日本の食卓です。」

 

しかし、食事に行くと、エリーの席はない。

エリーの膳は?

 

家族でない者と食べる道理はない。
あっ、その人の膳は、ほれ。
後で女中らと一緒に食べてもらいんさい。

 

つめた~く言い放つ母であった。

うーーん、このシーン、わりと記憶に新しく見たことあるわ~~。
どこかのごちそうネ申の話なの手づかみで床に撒かれたご飯食べちゃうの 

 

が、ここから先が違うのだった。

エリーはわしの嫁じゃ!
もうええ。もう、わしらは部屋で食うけん!

 

これだよ…あんたにもこれが欲しかったんだよ、U太郎!!!

時代的にはあの背景が正しいのかも知れんが、遠くスコットランドからピン子隠し詐欺で
エリーを連れて来たんだから、せめて守れよと…そういう部分は安心だっ。

 

スコットランドでも、結婚は反対された。

その部分は回想で小出しにしていくらしい。

 

外国で生きていくのは簡単じゃない。
文化・習慣も全く違う国で、差別されたりいじめを受けるかもしれない。

 

肌の色、髪の色が違っても心は通じる!
人と人は必ず分かり合える!

 

どんなに頑張ってもあなたは日本人には絶対になれないのよ。

 

スコットランドの母さんとのやりとり。

 

政春のためなら、私は日本人になってみせる!

 

そう誓って日本にやってきたエリーなのだった。

日本人にとっては、当時「異人」は恐ろしい気味わるい存在だったと思われる。
デカイし白いし髪から目から色が派手だしワケわかんない言葉を話すし…。

けれども、それ以上にいわゆる白人の有色人種に対する差別は大きかったと
思うんだよね…。

エリーのお母さんは「エリーが日本で差別される」ように語っていたけれども、
黄色人種が娘と結婚するってことにまず嫌悪感を抱いたのではないかなぁ。

 

お母さん、怒ってる。
スコットランドと同じ。
ママも政春との結婚に大反対した。
スコットランドでも日本でも 誰も「おめでとう」言ってくれない。

 

と、悲しそうなエリー。

わしが必ず嫁として認めさしてみせるけん。

と、誓う政春であった。

これだよ…これだよ、Uたろー……。←2回目。

 

今日は、またこのドラマで、

ちょっと良いなぁ~。

と思える所があった。

田んぼで政春の声に振り返ったお父さん…前田吟さんの表情。

本当に政春に愛情抱いてそう。
優しそうな温かそうな表情。

このシーンだけで、ちょっと持っていかれた。

風景もね~田んぼのシーンで日本的な癒しを感じたわ。
初回から続く緑の風景は前作から見ているせいか「綺麗だね」としか
思えなかったのだけど、田んぼにはやられたわ。

お父さんが田んぼに入っている描写も「作り物」の違和感なし。

演出も役者も素晴らしい。
「働く」様子が現れていた。

子役から入らなかったこのドラマだけれども、私は振り返ったお父さんの
笑顔だけで政春の子供時代が見える気がしたよ。

こういう所は素晴らしい。

打ち水ヤリマーース…で、初対面のお父さんに水かけちゃうところとかは
ベタなんだけれどもね~。 

 

「政春のお父さんは亀山酒造に婿養子で入り以来、酒米の世話から仕込みに至る
まで日本酒造りに没頭する毎日を送っていました。」

 

ということで…

政春がウイスキーオタクならお父さんは日本酒オタクらしい。

外出から帰宅すると、お母さんの愚痴も聞かず真っ直線に田んぼに向かう。

この夫婦の様子もよく出ている。
こうやって恐い妻の愚痴を受け流しつつ、けれども一家の主としての威厳は
失わず、妻のこともそれなりに尊重してやってきたのだろう。

 

何でウイスキーなんね。
何で日本酒じゃいけんのじゃ。

 

と、政春に問う父。

 

わしが子どもの頃、親父よう言いよったじゃろう。
「灘・伏見に負けん日本酒を造るんじゃ」言うて…のう。
親父が婿に来た頃は、広島の柔い水ではうまい酒が造れんいわれとった。
じゃけど、親父は頑張って柔い水でも美味い酒を造る方法をこの土地のみんなと
築き上げた。
わしも親父みたいに新しい事に挑戦してみたいんじゃ。

スコットランドに行って、その造り方を勉強して、わしゃ決めたんじゃ。
まだこの国で誰もやった事がない新しい事に挑戦してみよういうて。

 

オヤジの背中を見てきたからこそ選んだ道。
うん…子役時代がなくても、これでも伝わるよね。

たぶん、今後も回想で語っていくんだろうし。

 

命を懸けるんか?
ウイスキー造りに命を懸ける覚悟があるかと聞いとるんじゃ。

 

覚悟を問うお父さん。

 

なんか、いい親子関係だな。

 

政春がエリーを認めてもらう計画とは、法事で和尚さんに認めてもらって
和尚さんからお母さんを説得してもらうという…。

和尚さんは偏屈者らしいが…平気だと思えない。

 

しかし、

「ふつつか者ではございますが。」

「フシュシュカ…。」

フシュシュカじゃない。
「ふつつか」!

 

をイチャコラと練習する2人はちょっと微笑ましい…。

 

って事で、様子見は続くよ3日目。

 

よろしければ→【2014年10月期・秋クールドラマ】ラインナップ一覧とキャスト表

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※キャスト

亀山政春 … 玉山鉄二
亀山エリー … シャーロット・ケイト・フォックス

亀山早苗 … 泉ピン子
亀山政志 … 前田吟
岡崎千加子 … 西田尚美
亀山すみれ … 早見あかり
番頭・島爺 … 高橋元太郎

住吉酒造
田中大作 … 西川きよし
田中優子 … 相武紗季
矢口専務 … 白井晃
事務員・好子 … 江口のりこ

キャサリン(種子) … 濱田マリ
食堂「こひのぼり」店主・春さん … 及川いぞう

鴨居欣次郎 … 堤真一
鴨居英一郎 … 浅香航大
俊夫 … 八嶋智人
巡査 … バッファロー吾郎A

ナレーション … 松岡洋子

※スタッフ

脚本 … 羽原大介
演出 … 野田雄介、梶原登城、佐々木善春、他
プロデューサー … 山本晃久
制作統括 … 櫻井賢
音楽 … 富貴晴美
制作主任 … 熊野律時

主題歌 … 中島みゆき「麦の唄」

公式サイト http://www.nhk.or.jp/massan/

 

 

 

 

 

 

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 【マッサン】
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コメント

  1. マッサン 第3回

    内容
    エリー(シャーロット・ケイト・フォックス)を認めない早苗(泉ピン子)
    その態度に、エリーは、
    スコットランドで母に猛反対されたことを思い出してしまう。。
    それでも、政春(玉山鉄二)は、何とかすると慰めるのだった。

    そんななか、政春の父・政志(前田吟…

  2. たわし>『マッサン』第3話

    エリーが最初に見出した日本の良さは…たわし!

    …ひじゅにですが何か?

    「私、日本人になってみせる」byエリー

    上↑に挙げた台詞から連想するのは?
    さあ、朝ドラーの皆さんご一緒に

    「たしっ、女将になるっ」

    そう
    『どんど晴れ』の有名台詞(笑)

    アレは設定的にどうかという部分もあったし
    まあ駄作の一つだったんだけど>言っちゃったよ

  3. たわし>『マッサン』第3話

    エリーが最初に見出した日本の良さは…たわし!…ひじゅにですが何か?「私、日本人になってみせる」byエリー上↑に挙げた台詞から連想するのは?さあ、朝ドラーの皆さんご…

  4. 「マッサン」第3回★ウイスキー造りに命を懸ける覚悟があるか

    連続テレビ小説「マッサン」
    第3回(10月1日)

    食事時。
    <エリーが初めて経験する日本の食卓です。>

    ところがエリーの膳だけ見当たりません。

    政春「エリーの膳は?」

    腫れぼったい真四角な顔の早苗(泉ピン子)が低いテンションで「家族でない者と食べる道理はない。後で女中らと一緒に食べてもらいんさい。」

    朝から濃厚・・・。
    泉ピン子の顔がテレビ画面から飛び出し…

  5. マッサン (第3回・10/1) 感想

    NHK総合・連続テレビ小説『マッサン』(公式)
    第1週『鬼の目にも涙』【第3回】の感想。

    エリー(シャーロット)のことで政春(玉山鉄二)と早苗(泉ピン子)は大げんか。エリーは結婚を認めなかった母の姿を思い出すのだった。何とか好かれようと奮闘するがうまくいかないエリー。一方、ウイスキーづくりとエリーとの結婚を認めてもらおうと父・政志(前田吟)に思いをぶつける政春。そんな政春に政志は…

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