NHK朝ドラ【 マッサン 】 第6回 感想


どんなに頑張っても日本人にはなれない、お願いだから国へ帰ってくれとエリー
(シャーロット)に頭を下げる早苗(泉ピン子)。
同じ言葉を発した母の姿を思い出し、政春(玉山鉄二)の元を離れる決意をするエリー。
エリーがいないことに気づいた政春は家を飛び出す。
離れていくエリー。追いかける政春。
エリーを乗せたバスが突然停まり、「蛍の光」が聞こえてくる。
そして、二人は互いの愛を確かめ合うのだった。

(上記あらすじは「Yahoo!TV」より引用)

連続テレビ小説「マッサン」第1週「鬼の目にも涙」 第6話

       マッサンop

 

あ~……おいらが甘かったわ。

サブタイの『鬼の目にも涙』は、1週目で母親堕ちるの意味だと思っていた。

しかし「涙」は、そういう涙だったんだ。
えーー…認めてもらえない結婚は次週に続くよどこまでも。

 

26年前、苦しんで苦しんで雪の日にあの子を産みました。
小学校2年の時、屋根から転がり落ちて鼻を7針縫うた時は…心配で
一晩中眠れんかった。

分かってつかぁさい。
あんたが憎うて気に入らんでこんな事を言うてるんじゃない。
あんたの事情もあんたの気持ちもよう分かっとります。

けど…みんなに祝福されん結婚は幸せにはなれん。
3年先、5年先、政春もあんたもきっと後悔する。
うちは母親ですけん…許す訳にはいかんのです。

あんたがどがぁ頑張って日本人になろうとしても、日本語を覚えて箸を
使えるようになって髪を黒う染めて着物を着ても…
この国におる限りあんたは日本人にはなれん。
この国にいる限り、あんたは外国人ですけん。

後生ですけん国に帰ってつかぁさい。
後生ですけん、国に帰ってつかぁさい…。
国に帰ってつかぁさい…。後生ですけん…。

 

泣きながら頭を下げるお母さんをボーっと見つめるエリー。

ここで…

 

ニホンゴ、ワカラナイ。
ガンバリマ~ス。

 

の流れになるのが個人的な希望だったんだけど~。 
ま、それで押し通す完全コメディにするのも技が要ることだからな。難しいよね。 

ってことで…

スコットランドで自分の母を泣かせて今に至ることを回想したエリーは、おいらが昨日
「そうなったらイヤだな」と思っていた通り出て行ってしまうのだった。

 

お母ちゃん!エリーに何を言うたんじゃ!

 

オヤジと相撲してる場合じゃなかった政春はエリーを探し回る。

でもね~事の発端はあんたなんだよ。
あんたが騙して連れて来たからこうなったわけで…。

 

エリーが乗ったバスを

ボクは死にましぇーーーーん!!

状態で止める政春。

自分がいると、政春がお母さんと縁を切ることになってしまうから帰ると
エリーは目を潤ませて言うのだった。

 

許さん!
日本は亭主関白の国じゃ!
嫁は黙って夫の言うこと聞くもんじゃ!

 

突然の関白宣言……。

今のところは、エリーを庇ってくれている点は好印象だけどね…。
ここへ連れてきた経緯を考えると、かなり自分勝手な男だよ、こりゃ。 

 

わしにはのう…エリーのおらん人生は考えられん。
無理して日本人になんかならんでええ。
エリーはエリーのまんまでええ。
そのまんまのエリーで…わしのそばにおってくれ。

教えてくれたじゃろうが。
スコットランドの「蛍の光」は悲しい別れの歌じゃない。
愛する人との再会を祝う歌じゃいうて。

 

そして、

 

この手、離すなよ。

 

泣き落としは母譲りーーーーー!!

 

抱き合う2人をボーっとしたりニヤニヤしたり目を手で覆ったり…しながら見る
バスの乗客たちであった……。

テレビもないこの時代に、リアル異人さんのイチャコラを目の前で見ることになり、
向こう一か月間はこの人たちは食卓の話題に事欠かないことでしょう…
…んな、ことはない。 

 

冒頭にも書いたけれども、異人さんと結婚することに反対する母…は、今週で
終了だと思っていたんだけれども、ピン子をキャスティングした段階で…

…もっとやらなきゃならない予定だったのか…。

 

ちなみに史実の家では母親は全く反対していなかったらしいので、そんなに
引っ張る必要性を感じないんだけど。

むしろ反対していたのは父親の方で母はそれを説得してくれたのだとか。

個人的にはずっと書いてきたように父と息子の話には弱く、この前田吟父さんの
無骨だけれども温かい雰囲気にはホッとさせられるものがあるので、あのキャラは
あのキャラでいいんだけど……母親にもこの週で折れてほしかった。

ドラマなのだから史実の話は置いといてーーーーー…も、朝ドラだからって、
嫁にキツイ仕打ちを長々と続けなくてもいいと思うんだよな。

 

しかも、来週には「婚約者」相武紗季まで出て来るんだぜ~。
こっちの方が絶対にキツクてイヤだって……。

恋に障害はつきもの
朝ドラではそういう事やらないと視聴率取れない 

そういう事はないと思うんだけどな…。

むしろ、ベタな障害が続くと見るのがきつくなる視聴者だっているわけで~。 

そして「異人さんに対する当時の人たちの目」を描くためだとしたら、それは別に
政春とエリーの恋の障害に絡める必要はないわけで…。

 

ピン子さんの演技はさすがで、頑なな心を出すセリフの言い方、悔しそうな表情…
は凄いな~と思う。

けれども、申し訳ないけれども現段階ではこの母親に慈愛は見て取っていないよ。
私はね…。見方は人それぞれだけど。

今日もエリーを探し回る政春のシーンで平然と仏壇で木魚ぽくぽくやっている
姿を見て「やったな…ピン子……」って思ったよ。 

現段階ではこの母の心を占めているのは「家を守る」それだけだと自分は思う。

 

でもねでもね、来週ついに

つつみん来るぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅヽ(・∀・)ノ

 

そこが今のおいらの上げ上げ要素。

 

よろしければ→【2014年10月期・秋クールドラマ】ラインナップ一覧とキャスト表

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「Yahoo!テレビ みんなの感想」は久しぶりに覗いたら相変わらず荒れてた。 
ツイッターでは、1週目は割と好感触に見えるけど…。

   マッサン6

 

  
※キャスト

亀山政春 … 玉山鉄二
亀山エリー … シャーロット・ケイト・フォックス

亀山早苗 … 泉ピン子
亀山政志 … 前田吟
岡崎千加子 … 西田尚美
亀山すみれ … 早見あかり
番頭・島爺 … 高橋元太郎

住吉酒造
田中大作 … 西川きよし
田中優子 … 相武紗季
矢口専務 … 白井晃
事務員・好子 … 江口のりこ

キャサリン(種子) … 濱田マリ
食堂「こひのぼり」店主・春さん … 及川いぞう

鴨居欣次郎 … 堤真一
鴨居英一郎 … 浅香航大
俊夫 … 八嶋智人
巡査 … バッファロー吾郎A

ヘレン … アナンダ・ジェイコブズ/鎌田梢
ウィリアム … タクマ・ウォーレン/比嘉久美子
ローズマリー … インゲ・ムラタ/松岡洋子
デイビッド … マイケル・ビアード/

ナレーション … 松岡洋子

※スタッフ

脚本 … 羽原大介
演出 … 野田雄介、梶原登城、佐々木善春、他
プロデューサー … 山本晃久
制作統括 … 櫻井賢
音楽 … 富貴晴美
制作主任 … 熊野律時

主題歌 … 中島みゆき「麦の唄」

公式サイト http://www.nhk.or.jp/massan/

 

 

 

 

 

 

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 【マッサン】
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コメント

  1. 隠れ常連 より:

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    こんばんわ。
    1週間見ての評価は可もなく不可もなく・・・というか、+の部分とーの部分合わせてトントンって感じでした。
    玉山は見事に去勢されてました。色気ありませんね。演技がわかりやすすぎて、深みまったくなし。泣きが上手い役者さんなのに、もったいないです。
    シャーロットさんは・・・、驚きました~。見事です。表情良すぎます。制作発表の時は、見るからにヤンキー女っぽかったのに、見事なスコットランドの御嬢さんですね。演技もうまいです。結婚申し込まれた時の表情とか、昨日のピン子に騙される時とか、何とも言えず深かったです。
    昔、熱中時代で水谷豊の元奥さんミッキーマンケンジーさんが片言のヒロインで、あんな感じかなと思ってたんですが、いやいや、なかなかの演技派でした。
    多分この方と、管理人さんもおっしゃってた吟さんがいなかったら、早々ギブアップだったと思います。
    とりあえず大阪局なんで、今後の加速に期待です。

  2. 初週の終わり>『マッサン』第6話

    2人が抱きしめ合うラストシーンで
    エリーが爪先立ちになっていたところに

    萌え~

    …変ですか
    …変ですね

    …ひじゅにですが何か?

    「エリーのままでええ」byマッサン

    *ピン子の泣き落とし大作戦!

    「25年前の雪の日に…」
    ってところは、ジンとしたけど
    「小学生の時に屋根から転げ落ちて…」
    ってところは

    某前作かっ!?

    ……

  3. 初週の終わり>『マッサン』第6話

    2人が抱きしめ合うラストシーンでエリーが爪先立ちになっていたところに萌え~…変ですか…変ですね…ひじゅにですが何か?「エリーのままでええ」byマッサン*ピン子の泣…

  4. Akira's VOICE より:

    マッサン

    第1週「鬼の目にも涙」

  5. 【マッサン】第6回(10/4)感想「蛍の光は再会を祝う歌」

    「蛍の光」、初回から毎回のように出てきましたが、今回はとても重要でしたね。 スコ

  6. マッサン 第6回

    内容
    早苗(泉ピン子)から、政春(玉山鉄二)のことを思うなら、
    国に帰って欲しいと言われるエリー(シャーロット・ケイト・フォックス)
    「皆に祝福されない結婚では幸せになれない。。。。きっと後悔する。。」
    早苗の本心を知ったエリーは、同じコトを言った自分の…

  7. ゆう より:

    SECRET: 0
    PASS: 67828959122547a7fddaab97d5e99e3c
    一週間終わりましたねー。様子見、様子見と思ってたけど考えてみたら余市町が舞台のひとつ。
    ってことは広い意味では地元ってこと?ってことは最後まで応援しながら観る観る観ます。
    以後、多少身びいき感想になるかもしれないです。このドラマ、結構好きですね(さっそく)
    まず主題歌の歌詞がよいです。最初の三行にぐっときます。二番がまた好き。
    次にロケ地がよいです。余市だけでなく北海道のあちこちで撮影しているようです。
    それからエリーさん演じるシャーロットさんがよいです。
    表情から感情が伝わるってすばらしい。インタビューなどを読むと感受性がすばらしい。
    玉鉄さんがよいです。真面目な顔するときとだめな男の顔をする時のギャップがいい。
    英語や歌が存分に聞けるところもよいです。
    島爺やすみれちゃんなど主人公たち以外のひとがちゃんとキャラが立っていて
    それぞれの場面でそれぞれ各自が独立した演技をしてるのがいいです。
    ほめてますね。

    でも、ここは残念だなとおもうところもあって。
    やはりほんとは祝福されて日本にきたはずなのに反対されてる(進行形)の設定にしたところ。
    だまして連れてきたみたいになってますよねー。でも、わかる気もするんです。
    というのも「かわいがられて育った息子」って「母のことをずいぶん割り引いて考えてる」とこ
    ありませんか?だから「反対されてる。でも会わせたらよさをわかってもらえる」と考えた。
    素直に愛されて育った人ってそういうところあると思います。
    今日、お母さんが言ってたことエリーさんは意味わからなかったと思いますよ。
    言葉の意味がわかったから出て行ったのではないと思います。表情とか?言葉は嘘だったけど。
    「愛しているのがわかった」て、ほんとにそうかなー?家のことを守ることだけじゃない?

    第一週のテーマは二人を結びつけるきっかけとなった「蛍の光」の歌だと思うんですよ。
    スコットランドでは再会の歌。日本では別れの歌。
    政春は両親と再会したけど大阪で仕事するため別れる。
    エリーさんは別れるつもりだったけど政春と再会する。
    再会した場で歌われる蛍の光とスコットランドでの回想(母との別れ、政春との再会)との対比でエリーさんを一度出て行かせる構成にしたんじゃないかな?ちょっと無理があったけど。
    私もピン子さん演じる母に慈愛は感じないな。あいぶさきちゃんのいじめもいらん。
    ニッカのHPで略歴を読みましたが黒田官兵衛にちょっと似ていると思いました。
    組織の中で頭角を現し、抜擢され、大将に見込まれる。「つつみん@鴨居さん」は織田信長です。「カーネーション」渡辺あやさんのツイッター読みました。作品を作る姿勢を尊敬します。
    長文失礼しました。

  8. マッサン (第6回・10/4) 感想

    NHK総合・連続テレビ小説『マッサン』(公式)
    第1週『鬼の目にも涙』【第6回】の感想。

    どんなに頑張っても日本人にはなれない、お願いだから国へ帰ってくれとエリー(シャーロット)に頭を下げる早苗(泉ピン子)。同じ言葉を発した母の姿を思い出し、政春(玉山鉄二)の元を離れる決意をするエリー。エリーがいないことに気づいた政春は家を飛び出す。離れていくエリー。追いかける政春。エリーを乗せ…

  9. マッサン第1週(9.29-10.4)

    羽原大介脚本
    日本にウィスキーを広めた亀山政春@玉山鉄二と
    スコットランド人の妻エリー@シャーロット・ケイト・フォックスの
    夫婦愛を描く話
    第1週は、政春と共にはるばる日本にやって来たエリーだったが、
    政春の母早苗@泉ピン子は歓迎するどころか、エリーに別れるよう懇願、
    泣く泣く帰国しようとしたエリーを政春が引き留めたという内容
    この朝ドラは主人公の少年時代から描かないんですな。
    そのために登…

  10. 「マッサン」第6回★泉ピン子の目に涙

    連続テレビ小説「マッサン」
    第6回(10月4日)

    前回からの続き。

    早苗(泉ピン子)がエリー(シャーロット)に「26年前、苦しんで苦しんで、雪の日にあの子を産みました。小学校2年の時、屋根から落ちて鼻を7針縫うたときは心配で一晩中眠れんかった。
    分かってつかぁさい(泣)。あんたが憎うて気にいらんでこんなことをいうてるんでない。あんたの事情もあんたの気持ちもよぉう分かってます。…

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