NHK朝ドラ【 マッサン 】　第31回　感想

住吉酒造を退職して2か月。
ウイスキーづくりへの糸口が見出だせないまま、マッサン（玉山鉄二）は、いまだ
定職につかず仕事を転々としていた。
キャサリン（濱田マリ）らから紹介された仕事も性に合わないと断ってばかり。
わずかな蓄えも底をつき、エリー（シャーロット）は自分も働くと提案するが、金を稼ぐのは
男の仕事と取り合わないマッサンと夫婦げんかに。
一方、鴨居（堤真一）は、ウイスキー事業に本腰を入れ始めていた。

(上記あらすじは「Yahoo！TV」より引用)

連続テレビ小説「マッサン」第6週「情けは人のためならず」　第31話

「マッサンが住吉酒造を退職して二月が経ちました」

…らしい…。

今日は１５分間まるっとニートのマッサンが描かれた。

「ウイスキー造りへの糸口が何一つ見いだせないままマッサンはこの二月仕事を
転々としてきました。どんな仕事も長続きしないマッサン」

なんか…ものすごくダメンズに描かれている。

もう米もないって言っているのにエリーが働くと言ったら

働いて金稼いでくるのは男じゃ！

家賃もエライ溜めているらしい。

エリーにできる仕事？
それはないわ。
おなご雇てくれる所なんかそうそうないもん。
ましてやエリーちゃんの場合まだ読み書きもできへんしな。

主婦連合からあれこれ言われるエリーであった。

マッサンは新しい面接で不採用になって帰ってくる。

どうして翻訳の仕事ダメだった？

文学の翻訳は何か眠とうなるし、人の研究した論文を扱うんは何か胸くそ悪い。
あがな仕事は性に合わん。
うん…体動かしてる方がまだましじゃ。

じゃあ、身体を動かせよ……。　

おかずの少なさに文句を言い、主婦連が差し入れを持って来てくれれば

食い物恵んでもらうほど落ちぶれとりゃせん！

マッサン……夢でもプライドでも飯は食えん。

「武士は食わねど、た…」…
…「武士は食わねど高楊枝」じゃ。

どがぁに貧乏しても腹が減っとっても侍としての誇りを捨てたら男はしまいじゃ！

殿……武士の誇りだけじゃ飯は食えんので落城します……。

ワタシが働く！

おなごは黙って男の言う事聞くもんじゃ！

…で、また…

ほうか！じゃったら出ていけ！

またか…。　

こうして家では偉そうなのに、大家さんがやって来ると仮病まで使って
コソコソと隠れるマッサン…武士の誇りとは…ぇ…。

「やっちゃいましたね、マッサン。
外国人のエリーが外で働いてつらい思いをするのが心配だと素直に言えば
いいのに。
これが日本の侍なの？」

と、相変わらずわざわざ感想押し付けてくれるナレ乙…。

大家さんが現れた時、一瞬、ピン子来たかと思った。予告に居たし。
予告に居たってことは、実家を頼るってことかしら。

そんな形でまるで何かの甲府みたいに実家を使われるのは嫌だなぁ…。

そして、マッサン、土下座安売りしすぎだよ。
大和田常務に怒突かれるで…。

この調子でニートのマッサンを１週間描くつもりなのかしらん…。

史実のモデルの人・竹鶴は、教師になったりしているんだが…
そこはスルーなのですね…。

予告で本を書くやら言っていた気がするけれども、これじゃホンマの
『俺はまだ本気出してないだけ』やで…。

そっちの主役の人はウイスキーに向かって着々と進んでますが。　

『俺はまだ本気出してないだけ』は４２歳でポンっと会社を辞めてしまって何の技術も
ないのに漫画家を目指しはじめる自分探しオヤジの話だが、２時間近い映画だけれども
すごく面白いわけ。

それは、脚本力と演出力がハチャメチャコメディとして引っ張り続けるからであって…。

今日のマッサンは１５分でも辛かった。
ごめんなさい。ハッキリ言うとつまらなかった。

不快感は特にないからボーっと見ているけれども、私ゃ特にエリーかわいいよエリーで
見ている人じゃないので見どころがない。

ウイスキー製造に向かう高揚感などお仕事ドラマとしては見応え十分だったし、
個人的にはこの脚本家さんはクソ真面目展開の方が合っている気がする。
つまり、コメディには向かない……

加えて、「不快」と言えば…

前にもチラッと書いたけれども「輝く女性」推しの影がチラチラチラチラ見える事…。

これ、たぶんマッサンをこんなダメンズにするのはエリー推しのためでしょ。
もしかしたら、エリーの方が働き始める展開なのではないかと。
実際にリタさんも働きに出ているしね。

スコットランドのフウフ、共に働く、女も働く、女もカガヤイテルーー……

時代物にかこつけて、

だから貴女も働いて輝きましょう。「〇〇党」

みたいな～……。

いや…前も書いたけれども別に女は働かなくていいという事じゃないし(おれも働いてるし)
女が輝く社会は歓迎するよ。

でもね…「輝く女性」推しの影には政治的あれこれが絡んでいるわけで。

朝ドラでその推し協力しているのだとしたら、ちょっと恐い。

別に今までもずっと朝ドラっていうのは輝く女性を描いてきたわけで今さらな
話ではあるんだけど、私はこのドラマにすごくそういう陰を感じるのだ。

国策ドラマ感……ぁ、考え過ぎ？
単にタイミングの問題かしらね。　

せっかく男性主人公の朝ドラにしたのだから、たまには輝く日本のお父さんを
ガッツリ描いてみたらどうだろう、と思うわけだが…。

よろしければ→【2014年10月期・秋クールドラマ】ラインナップ一覧とキャスト表

※補足的記事
『2014年10月期スタートNHK朝ドラ『連続テレビ小説　マッサン』の
見どころとキャストまとめ』
　　　　　　

　　
※キャスト

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