【瑠璃の島スペシャル 2007】

単発ドラマの感想は、なるべくやらないようにしてるんですが。。。

これだけは、どうしても見たかったし、見たら書きたくなったので。

2005年に放映されていた「瑠璃の島」のスペシャルドラマです。

主演は成海璃子

連ドラの時は、東京の施設から過疎化した沖縄の離島「鳩海島」

学校存続のために連れてこられた瑠璃が、島の自然や人々、そして

温かい養父母に触れて変わっていく成長物語を、美しい島の風景と共に

情感豊かに描いていた。

久しぶりに見る島も島の風景も変わらず。。。

この懐かしさは「コトー」に似ている。

しかし、このドラマは、ただ島は美しい、自然は良い物だ、

だから、いつまでも変わらぬ姿でいるのが望ましい、と言う理想論だけを

描いているのではない。

今回のSPでは、島が便利になると言う開発の方向と、

それに反対する「自然を壊されたくない」と言う理想との戦いが語られた。

この島は今のままでいい、自然のままでいい。神の島なのだから。

と言い切る、東京から息子を連れてやって来た新任教師・宮原

そして、自分にとって大切な思い出が溢れている海を汚されたくない、と言う瑠璃

しかし、瑠璃の養父・勇造は、開発を反対とも良いとも言わない。

瑠璃には、それが焦れったい。

島に住んでいる者は知っているのである。

開発は自然を汚す。

しかし、同時に開発される事によって、生活に不可欠になる

便利さも出来るのだ。

それを拒否する事は誰にも出来ないのである。

また、自分の島に来ると言う産業廃棄物を拒めば、そのゴミは、

何処か他の所が引き受けなくてはならない。

自分の事ばかり考えて、自分の住む所の綺麗な部分ばかりを見ていて、

よその事を考えることが出来ない。

開発を拒めば、そういう人間になってしまう事も島の大人は知っているのである。

美しい自然と美しい海。

それは、本土の汚れと離れているからこそ成り立っている。

決して、神の島などではない。

そこの人たちは、ただ普通にある物を自然に受け入れて生きているだけなのである。

東京で辛い目にあって、島に逃げてきた教師・宮原に、

この島は生きるための島であって、死ぬための島ではないんだ。

勇造は言う。

開発されてコンクリートで島中固められても、私はこの島が好き。

瑠璃は言う。

島にみんながいて、みんなが生きている島だから。

自然と、それを維持する事、そして、その裏にある問題を

きちんと浮き彫りにしたストーリーだった。

その中で、一番美しいのは、このドラマの中に溢れる

「生きる力」だ。

何も語らぬ養父・勇造に見守られて自分で学んでいく瑠璃

また、一つ大きくなった、と思う。

こういう形で、スペシャルを繋いで行くのかなぁ。。。

また連続ドラマでやって欲しいんだけど。

瑠璃の島 スペシャル2007 公式サイト

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キャスト

藤沢瑠璃 – 成海璃子

宮原詩音 – 神木隆之介

宮原聖一郎 – 田辺誠一

仲間勇造 – 緒形拳

仲間恵 – 倍賞美津子

島袋さなえ – 小西真奈美

米盛照明 – 小日向文世

新垣治衛 – 平泉成

新垣佳枝 – 市毛良枝

宮園壮平 – 塩見三省

小浜学 – 岸部一徳

カマドおばぁ – 吉田妙子

美穂子 – さくら

斉藤茂 – 賀集利樹

中嶋(斉藤)美月 – 井川遥

松隈浩二 – 勝村政信

松隈奈津美 – 西山繭子

藤沢直 – 西田尚美

仲間貴子 – 純名りさ

有川いずみ – 永井杏

今井暁 – 内田流果

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コメント

  1. なぎ207 より:

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    私も見ました。

    そうなんですよね。開発を拒んだところでどこか他の土地が引き受けなくてはいけない現実があるんですよね。

    私が以前住んでいた島も今、そういった問題で揺れ動いているようです。どうなるのかな~と思い見守っています

  2. ルナビーズ より:

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    PASS:
    こんにちは。

    私もこのドラマ好きなので、スペシャルより連ドラの方がいいです。

    それにしても、瑠璃は、とても大人っぽくなりましたよね。

  3. マママゴ より:

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    以前のドラマは、竹野内君が出るというので、見たのですが、今回は、出ない?らしいのでどうしよう?と思ったけど、やっぱり見ました。

    良かったです。

    島の自然もだけど、綺麗な話しだけではなく、人が生きていくということも、しっかり描かれていました。

    「この島は死に来る場所じゃなくて、生きていく場所なんだ」と言う台詞が1番心に残りました。

    どんな綺麗な場所でも、其処は楽園やパラダイスではなく、いろいろなしがらみや苦労の在る『日常』の生活をする『場』なんですよね?

    綺麗ごとだけでは済まないものね。生きるって。

    だから、前回は死に場所を求めてやってきた高原さんも、生きることの何か?を摑んで、元の場所へ帰ったんだね。と納得。

    竹野内ファンとしては、寂しかったけどーーとても納得のいく良いドラマでした^^前回同様泣けました!

  4. まこ より:

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    ドラマだから、綺麗事で終わらせてもいいようなものなのに・・・

    けして自己中心的では無いこの島の島民達の

    それぞれの思いに、色んな事を感じましたわ~。

    今回の瑠璃の心の成長を見て、ますます今後の瑠璃の

    成長を見たくなっちゃいました。

    【北の国から】みたく、ずーーーっとやってくんないかなぁ♪

  5. くう より:

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    >それでも、なんと言われても町議会に黙っていたのに瑠璃のことを悪く言われて暴れた場面で、嬉しかったけど、複雑でした。

    私もあのシーンは嬉しかったです~(^.^)

    瑠璃の事、良い子だと言って庇ってくれた。

    すっかり島民の1人になってましたね。

    そして、さなえ先生も教師として成長していました。

  6. mari より:

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    島民の悩みは、そのままびんびん感じましたね。

    それでも、なんと言われても町議会に黙っていたのに瑠璃のことを悪く言われて暴れた場面で、嬉しかったけど、複雑でした。

    瑠璃はもう、大人でした。

  7. くう より:

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    このドラマ、日テレ土9には珍しい、硬質派ドラマでしたね。

    私も大好きなんです。

    本編では、毎回ボロボロ泣いてました。

    また連ドラで見たいですね~。

  8. てれすどん2号 より:

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    僕も好きなんですよ、このドラマ。コブクロがすきなんで、東京タワーもじわじわと観たい欲が、、、(笑)連ドラがムリでも、単発でもいいから続いてほしいなあ~。。。

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