【隣の家族は青く見える】第10話 最終回感想

赤ちゃんを授かることが奇跡だって思ってたけど、一生一緒にいたいと思えるパートナーと出会えたことがそもそも奇跡なんだなって。

子づくり始めてから赤ちゃんのことばっかり考えて、子供にしか目が行ってなかったけど……。

大ちゃんと出会えたことが一番の奇跡なんだよ。

【隣の家族は青く見える】第10話 感想

 
    tonakazo-op

先週、「全員笑顔の最終回を」と書いたけれども、まさしくその通りになった。

ある意味、その通りになりすぎた最終回。

いや。

このドラマはそれでいいんですよ。
誰一人不幸になってもらいたくなかったもの。


自分的には……わたサク物語の結末が素敵すぎて、ごめん、他の家族が霞むほど(んな事はない(笑))


思えば初回に、


子供がいる人もいない人も、働いてる人も働いていない人も、いろんな人がいていいじゃないですか。

どうしてみんな同じじゃなきゃいけないんですか?

みんな 違っててもいいじゃないですか。



そう言っていた奈々ちゃん。

そういう最終回だったねぇ……それぞれの家族。

わたさく広瀬家



サクちゃんは、見事に高卒認定試験に一発合格。

「わたるんに相応しいパートナーになりたい」と始めた高卒認定の勉強。

だから、これも愛の力。

合格祝いってわけじゃないんだけど…。

受験が終わったら渡そうと思ってたんだ。


と、わたるんが出したのは「パートナーシップ宣誓書」
 パートナーシップ宣誓


知らなかったです。こういうものの存在。

同性パートナーシップ宣誓

日本が国として行っている「法令」ではなく、各地域単位の条例として行っているもののようです。

オレっちの市のような革新も金もない所では行われていません。残念過ぎる。

国として取り組んでいくべきことだと思うんだけどなぁ。


同性カップルの方の気持ちを受け止める取組みとしてパートナーシップ宣誓の取組みを実施しています。


本作で出てきたのは世田谷区。

世田谷区の場合は無料で手続きが出来るらしい。
作中のように職員の前で宣誓するようです。
ちょっとした結婚式みたい。
 tonakazo-10-宣誓式


都内では渋谷区も同性パートナーシップ宣誓書を受け付けています。

東京都渋谷区。パートナーシップ証明。



世田谷区は完全無料ですが、渋谷区の場合は申し込むために公正証書が必要になります(1人20000円程度)。

準婚姻契約書にも費用がかかります。

ただ、世田谷区の場合は同性パートナーシップを推進して宣誓受領書を発行してくれるだけ。

渋谷区の場合は、同性カップルが職場で嫌がらせを受けたり、部屋を借りられないなどの事態が生じた時に、事業所名を公表するなど、カップルが区民権を得るためのサポートがあるようです。


他にパートナーシップ宣誓を受け付ける地域は、

・兵庫県宝塚市
・三重県伊賀市
・福岡県福岡市
・沖縄県那覇市
・北海道札幌市
(2018年3月現在・大阪市が検討中)


サクちゃんが以前言っていた、

俺はできれば婚姻届みたいな拘束力のあるものが欲しいんだよね。

どんなに好き合ってても、例えばケンカした勢いで別れようってなっても、その日に終わることができるわけじゃん。

でも婚姻届出してれば、役所に離婚届取りに行って名前や住所 書いてサインして、保証人のサインももらわなきゃいけないわけでしょ。

単なる手続きだけど一日でやるのは難しいし、やってるうちに冷静になるよね。

一時の感情だけで別れないようにあえてそうしてると思うんだよね。


これが手に入ったんだねぇ……。
感慨深い。


サクちゃんの働きかけで、お母さんも来てくれて、わたるんよりもすでに嫁の方が仲良しな状態。

色々なことがあったけれども(まなみとかまなみとか……)、本当に良かった。

でも、これってホント、わたるんが大人で優しくて、サクちゃんが前向きで性格のすこぶる良い子だからよね。人徳ってやつだね。


私はこの2人を見ているのが一番幸せで、この2人と別れるのが本当につらい……。

でも、ずっと幸せを祈ってる。

小宮山家



その「拘束力のあるもの」と、子は鎹に救われる小宮山家。

ダンスなんかやって、将来何の役に立つっていうの!


と言っていた深雪さんは、離婚を突きつけられて子どもたちまで奪われる寸前で、もう人格も変ったよう。


中学受験を乗り越えれば後は苦労しないで済むと思ってたけど、そんなわけないよね。

むしろ苦労したり失敗したりすることも優香の人生にとっては大切なことかもしれない。

行きたい中学に行きなさい。


と言い始め、優香は「ありがとう」と受験をやめてしまう。

まぁ、元々たぶん、子供のためよりも見栄や意地で決行しようとしていた受験なのだろうから、これでもいいけれども、なんか……なんかな……。

ここは優香ちゃんには、ママと頑張って来たんだからもう少し頑張るとか言わせてみて欲しかった気もする……。

もっとも、受験という壁を乗り越えても、この家に私立の授業料を払っていく壁を乗り越えることが出来ないような気もするので、まぁいいか。……と思うしかない。


深雪。

すまなかった。
離婚の件、撤回させてもらえないか?

今日よく分かったんだ。

君がどれだけ子供たちに愛情をかけてきたか。
その愛情がいかに本物だったか。

その証拠に子供たちはあんなにいい子に育ってくれてる。

それは他の誰でもない。
君のおかげだよ。


と、離婚撤回するダンナには、妻を「離婚届」と「親権」という罰を与えて退治した感でちょっとモヤったし、素直に良いお母さんになっちゃう深雪さんにもパンチが感じられず。
 tonakazo-10-小宮山家


でも、こういう解決をするしかないもんね(爆)

離婚はして欲しくなかったし。

とりあえず、経済を立て直すところから始めるしかないよね。

ちゃんと働いているし、偉いわ、深雪さん。

川村家



こっちはこっちで、「多様な家族観」を無理やり押し込んだ感じがイナメナイ私であります……。

亮太の氏を「川村」に変更する手続きをする亮司。

そして、一緒に ちひろに出したのは「事実婚契約書」であった。


行政書士に作ってもらった。
ちなみにこっちは遺言書な。


亮太の母が突然亡くなった事で、亮司の中に「親は子供を残していつ死ぬか解らない」という意識が芽生えたらしい。

これらは全てそのための手続きだと言う亮司。


誰にでも起こり得る未来のことは考えておくべきなんだよ。

これがあれば、万が一俺に何かあったとき、面倒な手続きなく、ちひろにも相続権が発生する。


私は相続なんて……。


それだけじゃないんだ。
亮太のことも ちひろに託せる。

事実婚を選んでおいて契約書を交わすなんて本末転倒だよな。

だから嫌なら断ってくれていい。

ただこれが俺なりの家族の守り方なんだ。



そして、ちひろは笑顔で承諾する。


……うん。

まぁ……ドラマのテーマが家族の多様化なのだろうから、いいんだけど。

でも、これ、ただの婚姻ではいけないのだろうか、と思ってしまった。

そもそも、この2人の始まりは「婚姻を間近に控えての同棲」だったはず……。

しかし、亮太という子供が突然同居することになり、婚約は解消。

出ていくつもりだった ちひろの中で徐々に亮太を受け入れる気持ちが芽生え、同居の意志が固まったので……今に至る。


亮太を受け入れるから婚約は解消、の下りでも亮司さんは何の相談もなく ちひろと別れようとしていたが、今度も何の相談もなくこんなことを決めている。

この家、根本的には小宮山家よりも危険な感じがちょっと漂うのね……。

ちひろは正義感溢れる優しい人なので、今後は夫婦(というより、この場合も「パートナー」だよね)の危機を迎えた時は、何よりも亮太のことを考えて思いとどまってしまうだろう。

だったら、こんなゴタゴタ書いた誓約書にサインするよりも当初の予定通りの子連れ婚姻の方がいいんじゃないかなーーって余計なお世話を考えてしまうのでした。

婚姻届って、法的に縛られる物と思われるかも知れないけれども、むしろ法的に守られる物なんだよ。


……まぁ……そういうドラマじゃないし。
なんせ、ドラマなんだから。
いいんだけど。


……と、モヤっとしつつも、亮太発信の結婚式には泣いたわ。
 tonakazo-10-結婚式


ちひろさんには本当に幸せになってほしい。

何度も言っちゃうけど、高橋メアリージュンさん、素晴らしい~~。


五十嵐家



さて。奈々ちゃんと大器の最終回。

実家に帰っちゃった奈々さん。
ついに大器に「別れよう」と言い出すのでした。


2人とも子供がいない未来を描けていなかった。

未来は今、空っぽ。
何にもない。

赤ちゃんと一緒に消えちゃった。



俺はどこ行ったの?
奈々の未来に俺、入ってないの?


私はもう 大ちゃんのこと幸せにしてあげられないから。


俺がどうしたら幸せになるかって、何で奈々が決めんの?

何で子供いなかったら幸せじゃないって決め付けてんの?

奈々にとって夫婦ってさ、単なる子づくりの相手?

奈々にとって俺ってその程度の存在だったの?


どっちの気持ちも解るからつらい。

やっぱり、子どもがお腹に宿っていた奈々ちゃんのダメージは大きいよね。

妊娠せずに妊活が上手くいかなかったなら「子供がいない夫婦だっていいじゃない」と、もう少し軽く言えたかも知れないけれども、現在2人は子供を失くした状態。

子供が亡くなった悲しい思い出を共有できない夫婦が離婚してしまう例と同じ。

奈々ちゃんに思いやりが無いなどと、そんな風には考えられない。

しかし、オモチャ溢れる家に一人で住む大器もまたつらい。

彼は今、子どももなくなり妻まで失おうとしている。

荒れ果てた夫婦のために力を尽くしてくれる優しい姑の存在に救われる。

高畑さんの演技が愛に溢れている。
 tonakazo-10-お母さん


つらい思いさせればいいじゃないの?

妻がつらい思いしてるときは夫も一緒につらい思いするべきでしょう。

うれしいことや楽しいことは誰とでも共有できるけど…つらいことや悲しいことは一番大事な相手としか共有できないんじゃないの?

つらくても悲しくても悩んでも苦しんでも、2人で 一緒に生きていこうって約束したのが夫婦なんじゃないの?

それが結婚ってもんなんじゃないの?



頭が下がるわ……。

大器も母から励まされ、奈々ちゃんを取り戻すためのメール攻撃。

山本耕史の方法は正しかった……。

奈々ちゃんは帰ってきてくれました。
 tonakazo-10-ハグ


だって、元々、好きなんだもんね。
光る君やん。


ラスト、通りすがりの子供に「カワイイね」という奈々ちゃんだったけれども、表情に微妙な陰りがあるのは、深田恭子さん、上手いなぁと思うのだった。

だって、どんなに子どもが好きでも、子どもが好きだったからこそ、子供が居ない人生を選んだという歴史を乗り越えて乗り越えて歩んでいくのがこの夫婦の今後なのだし、それは簡単な道ではないと思うの。

心から余所の子どもを「カワイイね」と言えるようになるまで、どれだけの時間がかかるだろう。

それを2人で乗り越えていくんだよね。


見ているこっちも本当に応援するしかない。

そんな最終回だったと思う。


創作なのだから、妊娠に成功させる事も出来たし、妊活をやめた途端に「あれ、なんか、子どもが出来たみたい!」なんてことになる結末にも出来たと思う。

けれども、それをしちゃったら現実問題に対して軽すぎて失礼だという判断だったのだろう。

2人で歩む人生もまた、家族の多様性。

コーポラティブハウス



このドラマが始まった時は、深雪さんのキャラもあって、こんなに干渉し合う住環境、絶対に嫌だと思っていた。

けれども、子育てや老人家庭など確かに見守る目があるというのはありがたいことかも知れない。
 tonakazo-10-ラスト


住人の質にもよると思うけれども、この人たちは助け合う所は助け合い、見守るべきところは上手く見守って、これからも上手く付き合っていきそう。


みんな幸せに。

あの明るいテーマ曲に乗って、この人たちの生活が明日も明後日もずっと続いて行く。

そう思えるラストだった。
 tonakazo-10-en


良いドラマでした。

母・ふみ(田島令子)にカミングアウトしてから、ふみからの電話にも出ずに無理をしていた渉(眞島秀和)。渉とふみの“家族”を壊してしまいたくない朔(北村匠海)は、ふみの家に通い続けていた。ふみが初めて朔を家に上げると「理解が追いつかない」と、その苦しい胸の内を朔に打ち明ける。朔は「もし母親に会うことがあったら産んでくれてありがとうと伝えたい」と話す。渉もきっと同じ思いだと…。

小宮山家では、深雪(真飛聖)が、家を売りに出すこと、アパートを借りて働くつもりであることを真一郎(野間口徹)に告げ、サインした離婚届を手渡した。優香(安藤美優)と萌香(古川凛)の親権を真一郎が持つことも記載された離婚届を…。

川村家では、互いが抱え込んでいた気持ちをぶつけ合ったことで仲良くなっていったちひろ(高橋メアリージュン)と亮太(和田庵)、そして亮司(平山浩行)が、まるで本当の家族になったように一緒に出かけていく。

一方、奈々(深田恭子)と大器(松山ケンイチ)は、妊娠した喜びもつかの間、流産してしまうという悲しい思いを味わう。流産を受け入れ、表向きは普通の顔で家事などもこなす奈々。しかし、病院に出かける時、かばんに着けていた“マタニティマーク”を目にしたことで思いがあふれ出し、その場に泣き崩れてしまう。そして大器に手紙を書いて姿を消してしまう。

ついに最終回を迎える今回、それぞれの家族の結末は!?

(上記あらすじは「Yahoo!TV」より引用)



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※キャスト

五十嵐 奈々 – 深田恭子
五十嵐 大器 – 松山ケンイチ

川村亮司 – 平山浩行
杉崎ちひろ – 高橋メアリージュン
亮 – 和田庵

青木 朔 – 北村匠海
広瀬 渉 – 眞島秀和

小宮山 深雪 – 真飛聖
小宮山 真一郎 – 野間口徹
小宮山 優香 – 安藤美優
小宮山 萌香 – 古川凛

矢野朋也 – 須賀健太
五十嵐 琴音 – 伊藤沙莉
糸川啓太 – 前原滉
妙子 – 山本与志恵
課長 – 大西武志
成田 – 三溝浩二
長谷部 留美 – 橋本マナミ
倉持 充 – 寿大聡
五十嵐 聡子 – 高畑淳子
五十嵐 健作 – 春海四方
源さん – 森下能幸

片岡洋子 – 伊藤かずえ


※スタッフ

脚本 … 中谷まゆみ
演出 … 品田俊介、高野舞、相沢秀幸
プロデュース … 中野利幸
音楽 … 木村秀彬、堤博明
主題歌 … Mr.Children「here comes my love」








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