【西郷どん】第9回 「江戸のヒー様」 感想


吉之助(鈴木亮平)は藩主・斉彬(渡辺謙)とともに江戸の薩摩藩邸に到着。再会した仲間と品川宿の磯田屋に行き、ふき(高梨臨)と再会。ふきはかつて吉之助と出会った薩摩の貧しい農家の娘だったが紆(う)余曲折の末に江戸に流れてきた。

そのふきを贔屓(ひいき)にしているのは周囲から「ヒー様」呼ばれる町人風の謎の男(松田翔太)。

そして吉之助は、斉彬から「お庭方」を命じられる。
(あらすじは Yahoo!テレビより引用)

   segodon-op

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西郷どん 第9回 「江戸のヒー様」

安政元年(1854年)。

西郷吉之助は斉彬公の供として江戸に赴いた。

「江戸・芝にある薩摩藩上屋敷。

藩主・斉彬とその家族を筆頭に1000人以上の藩士がここに住み込んで働いています。」

薩摩藩上屋敷跡は現在は碑が残るのみ。
http://japanserve.com/spt-edo-019-satsuma.html

江戸藩邸のセットは、なかなか素敵。

薩摩西郷どんの素敵な所は美しいロケが多い映像だったけれども、お江戸西郷どんのセットも素晴らしい。

大河ドラマは映像的には本当に進化したと思う。
 

 

セット臭くない映像は、どんな話でも画面にリアリティを呼ぶ。

どんな話でも……。

 

中御小姓組組頭の迫田から、「西郷なんて名は捨てて、今日からは三十八番だから。」と囚人のような扱いを受ける吉之助どん。

 

今、我らはろくでもなか噂を立てられちょ。

「めしもりを夜っぴき寝かせぬくつわ虫 そのくせに花は紅ものはぶし」

これは近所の品川宿で専らうたわれたざれ歌です。

女郎を一晩中寝かさない□摩侍。
その割に金の払いはひどく悪い。

というものでした。

 

そう言われているのに、先に江戸藩邸へ来ていた連中に誘われ、旅籠に連れて行かれる吉之助どん。

逃げ出そうとして遊女とぶつかる……少女漫画か。

そして、偶然ぶつかったその女は、なんと薩摩のふきどん。

 

薩摩で、おとうやおかあや弟と別れた時のつらさを思えば、ないでん耐えられもす。

そいに、やっと、こん品川で私を身請けしてくるっかもしれんお客さぁと出会ったとです。

そのお客さぁが何と、ゴッシー……ぃゃ、ヒーさま。
 segodon-9-ごっしー

 

しかも、ふきどんはここでは「およし」という名なんですってさ。

あれあれ……およしさんといえば新門辰五郎の娘で、慶喜公のお妾さんじゃぁございませんか。

えっ、ふきどん、新門辰五郎の養女にでもなるのかなぁ。

本当に身請けしちゃいそうな展開(笑)
 segodon-9-およし

 

喧嘩に巻き込まれて逃げる時は舟だよ。
開陽丸じゃないけどな。

早く開陽丸で江戸に引き揚げる時に大笑いするゴッシーが見たいわ(だからゴッシーじゃない)。

 

さて。門限も破って目を付けられたというのに、主役特権で御庭方に任ぜられる吉之助どんである。

御庭方に任ぜられたのは史実。

ちなみに、暴れん坊将軍に出てくる吉宗が抱えていた御庭番と同じようなものだけれども、御側近くでちょいちょいと用を命じられるようなお役で別に密偵というわけではない。(そもそも吉宗時代の御庭番も別に忍者ではない)

 

西郷。
命を懸けてと申したな。

はい。

そなたの命、わしにくれ。
この先危うき目に遭うやもしれぬ。
剣は自顕流か?

恥ずかしながら…幼か頃、右腕の腱を切って刀は使えもはん。
こん大刀は飾りにございもす。

飾り?

そいでもこげんして今も生きちょっとは、殿にお言葉をかけて頂いたからでございもす。

「死んではならん」ち。

 

ここで、初めて、相撲が強くて、何十通もメールを送りつけてくる「西郷」が、あの時の少年だと一致した斉彬さまである。

気づいていなかったとは、見てる方もビックリじゃ。

殿のあごクイ
segodon-9-あごくい

 

あの時の小僧か。
大きくなったなぁ。 
ああ!メソメソ泣いていたやっせんぼだ!

 

はい!やっせんぼの小僧でございもす!

殿のためならこん命、いつでん投げ出しもす。

 

推しが自分の事を覚えてくれていただけではなく、刀まで下さるとか、もう感激。

 

推しのために命投げ出す覚悟がついた吉之助どんは、言われるがままに水戸藩邸へお手紙を届けていくと……

 

推しからの手紙を目の前で破られる。

ないごて殿の書状を破られたとでございもすか。
教えてたもんせ。

殿の書状を目ん前で破られたち、そいをないも言わんで帰るこつなどおいにはできもはん。

おいの恥は我が殿の恥にございもす。

 

なんかもう……いつ無礼討ちされてもおかしくないよね……。

(自分の恥は殿の恥とか、もう、頭が高すぎ)

 

そんな西郷をお手打ちにせず、

 

あの書状に何が書いておったか知っておるか?

幕府の悪口じゃ。
メリケンの脅しに屈して和親条約を結んだ幕府の悪口。

それはつまり、徳川への悪口じゃ。

文を破ったという事は、島津殿の思い、わしの心に留め置いたという事よ。

わしも相当なくせ者じゃが、その方の殿には負けるわ。
 segodon-9-水戸

 

と、わざわざ説明までしてくれる親切な水戸の殿である。

おまけに、御庭方ふぜいに息子まで紹介してくれるのだった。

もちろん、ヒィさまね。
 segodon-9-慶喜

 

「これが後に徳川家最後の将軍となる一橋慶喜と吉之助の最初の出会いでありました」

 

ないないないないない………

と、言いつつ、まぁ……ゴッシーという推しが出て来たので、とりあえず、視聴意欲はちょっと上がる。チェスト!

※「ヒーさま」って、まさか「とつばし」の「ひーさま」じゃないよね……。幼名の七郎なら「しーさま」だしな……。

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※キャスト

西郷吉之助(隆盛) … 鈴木亮平(子役期:渡邉蒼)

大久保一蔵(利通) … 瑛太(子役期:石川樹)
岩山糸 … 黒木華(子役期:渡邉このみ)

西郷吉兵衛 … 風間杜夫
西郷満佐子 … 松坂慶子
西郷琴 … 桜庭ななみ(子役期:栗本有規)
西郷吉二郎 … 渡部豪太(子役期:荒井雄斗)
西郷従道(信吾) … 錦戸亮
西郷龍右衛門 … 大村崑
西郷きみ … 水野久美
熊吉 … 塚地武雅

須賀 … 橋本愛

大久保次右衛門 … 平田満
大久保満寿 … ミムラ
大山格之助(綱良) … 北村有起哉(子役期:犬飼直紀)
有村俊斎(海江田信義) … 高橋光臣(子役期:池田優斗)
村田新八 … 堀井新太(子役期:加藤憲史郎)
有馬新七 … 増田修一朗(子役期:伊澤柾樹)

於一(篤姫) … 北川景子
幾島 … 南野陽子
由羅 … 小柳ルミ子
島津斉興 … 鹿賀丈史
島津斉彬 … 渡辺謙
島津久光 … 青木崇高
喜久 … 戸田菜穂
調所広郷 … 竜雷太
山田為久 … 徳井優
赤山靭負 … 沢村一樹
桂久武 … 井戸田潤
小松帯刀 … 町田啓太
木場伝内 … 谷田 歩

板垣与三次 … 岡本富士太

中村半次郎 … 中村瑠輝人
中村与左衛門 … 渡邉絃
中村貞 … 鍵和田花
半次郎の弟 … 藤沢元

月照 … 尾上菊之助
タマ … 田中道子
愛加那 … 二階堂ふみ
龍佐民 … 柄本 明
石千代 金 … 木内みどり
ユタ … 秋山菜津子
富堅 … 高橋 努
里千代金 … 里 アンナ
田中雄之介 … 近藤芳正
土持政照 … 斎藤嘉樹
土持 鶴 … 大島蓉子
川口雪篷 … 石橋蓮司
ふき … 高梨臨(子役期:柿原りんか)
おゆう … 内田有紀
虎 … 近藤春菜
ジョン万次郎 … 劇団ひとり

阿部正弘 … 藤木直人
徳川家定 … 又吉直樹
井伊直弼 … 佐野史郎
徳川斉昭 … 伊武雅刀
橋本左内 … 風間俊介
勝海舟 … 遠藤憲一
桂小五郎(木戸孝允) … 玉山鉄二
一橋(徳川)慶喜 … 松田翔太
本寿院 … 泉 ピン子
松平慶永(春嶽) … 津田寛治
近衛忠煕 … 国広富之
岩倉具視 … 笑福亭鶴瓶

語り … 西田敏行

※スタッフ

脚本 … 中園ミホ
原作 … 林真理子『西郷どん!』
音楽 … 富貴晴美
歌 … 里アンナ
題字 … メインビジュアル
制作統括 … 櫻井賢、櫻井壮一
プロデューサー … 小西千栄子、藤原敬久
演出 … 野田雄介、盆子原誠、岡田健
時代考証 … 原口泉、大石学、磯田道史
薩摩ことば指導 … 迫田孝也、田上晃吉

公式サイト

【西郷どん】
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コメント

  1. くう より:

    巨炎さん
    >しかし偶然の出会い的パターンがやたらと多いし主人公は
    自分をからかった自画像を何で懐に大事に持ってるの?

    そういえば、似顔絵はどうして持っていたのかサッパリ解りません(笑)

    偶然の出会い、多いですねーー。そういうところが「江」的。

  2. 昼寝の時間 より:

    西郷どん感想メモ 9話「江戸のヒー様」

    公式サイト 改めて、西郷どん、正助たちが政局の黒幕となるまで、まだまだ大分とかか

  3. 西郷どん 第09話「江戸のヒー様」

    大河ドラマ『西郷どん』のお時間です。 BSにて鑑賞。 第9回「江戸のヒー様」 あらすじ・・・・・・・

  4. 巨炎 より:

    大河で主役の時にも江戸下町をブラブラしていたヒー様。
    デスラーとゴッシーの登場で大河ドラマらしい盛り上がりは
    やっとこ出てきたでしょうか。

    しかし偶然の出会い的パターンがやたらと多いし主人公は
    自分をからかった自画像を何で懐に大事に持ってるの?

  5. 大河ドラマ『西郷どん』第九回

    「江戸のヒー様」内容斉彬(渡辺謙)に伴い、江戸へと発った吉之助(鈴木亮平)江戸の薩摩藩邸の到着後、中御小姓組組頭の迫田友之進(浜田学)から様々な注意を受けた後、自分の部屋へと。そこで俊斎(高橋光臣)大山(北村有起哉)と再会する。そのころ、登城した斉彬は、老中・阿部正弘(藤木直人)から現在の幕府の状況を聞く。異国船の打ち払いを訴える水戸の前藩主・徳川斉昭(伊武雅刀)とそれに反対する彦根藩主・井…

  6. NHK大河ドラマ「西郷どん」第9回「江戸のヒー様」

    てんてっけてんっの~せっごど~~ん!てんてっけてんっの~せっごど~~ん!・・って聞こえませんか?今作のOP!もうね、いったんそう聞こえちゃうとこれが耳に残っちゃってもう!・・・てんてっけてんっの~せっごど~~ん・・・(汗

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