【西郷どん】第1回 「薩摩のやっせんぼ」 感想

天保11年(1840年)薩摩の国。西郷小吉(渡邉蒼)は、大久保正助(石川樹)ら町内の仲間と学問や剣術を切磋琢磨する日々を過ごしていた。

「妙円寺詣り」という藩最大の行事で小吉たちは一番乗りで寺に到着。褒美をもらい薩摩藩の世継ぎである島津斉彬(渡辺謙)と運命的な出会いをするが、小吉らに恨みを持った他の町の少年から刀で肩口を切られ、小吉は二度と剣が振れなくなってしまう。 (あらすじは Yahoo!テレビより引用)

   segodon-op

西郷どん 第1回「薩摩のやっせんぼ」


大河班の皆さま、今年もよろしくお願いいたします。

当方、本日来客がありましてオンタイで見れず。
見る時間も遅くなったので、初回ですが簡単感想で行かせていただきます。


さて。『西郷どん』の初回、個人的には、かなりの満足度でした。うん。良い子役期。

力強くてダイナミックなOP映像、ちょっと『天地人』の雰囲気がありました。(ぇ、だめいや、あの、天地人、OP最高に良かったから……)

もっとも、テーマ曲自体にはまだピンと来ていません。

それは、まぁおいおい……。
(個人的には幕末もののテーマには力強さと明るさの他に悲壮感も欲しかったりする……だから『八重の桜』は開始前からテーマにやられたし、『花燃ゆ』も大好きだったよ←テーマ)


とりあえず、子役時代の流れ的には大河のお手本のようによく出来ていたと思いました。


貧しくも理想や夢に燃え、小さき者を守り、皆を引っ張るリーダー的存在。

明るく優しく正しく父と母を敬う質素だけれども楽しい仲良し家族。

将来を左右する人物との運命的な出会い。
 segodon1-天狗


明るく前向き、勤勉で逞しく。

幕末から明治への要素は、変革期の高揚感と、テロリズムにも似た危うさと、命を散らす悲壮感。

まずは高揚感たっぷりの子供時代。

陸王……じゃなくて、行程20キロの妙円寺詣り。
  segodon1-陸王

足袋型シューズを探せ。

そして、ここも将来的運命的出会い、アシガール伊東。(糸でごわす)
 segodon1-アシガール


西郷どん、13歳の時に、ケンカだかケンカの仲裁だかで大ケガを負い、腕が上がらなくなり武芸を断念したという話は実際にある逸話です。

しかし、これは悔しいよね。

刀を振り上げた平之郷中の尾田栄作。
実在の薩摩藩士かどうかはちょっと解りかねますが……。

刀を抜いたら切腹じゃという規則は実際にあったもののようで。

なのに、

子どもん喧嘩で切腹などち大げさな…喧嘩両成敗ち申すではございもはんか。

そいにそちらのご子息もお怪我をなさっとるご様子。
謝らにゃならんのはこちらの方でございもす。

ほんのこて申し訳ございもはん。
息子を許しやったもんせ。

小吉も謝らんか!



なんて事になっちゃうのは、やはりご身分の差。

西郷どんの父、吉兵衛隆盛さん(そう、実は「隆盛」というのはお父さんの名前なのだった)は御勘定方小頭。西郷家は御小姓与というご身分で、これは10の家格に分れていた薩摩藩士の下から2番目の身分でありもうした。

尾田家はもっとご身分が高いのだね。

腕が上がらないという障害を負うほどの刀傷、頭を下げなきゃならない悔しさよ。
 segodon1-屈辱


この子役さんたちがまた、抜群に上手いわ~~。
 


おいは、いつか斉彬様のおそばで忠義を尽くしとうございもす。

じゃっどん…じゃっどん…。

こん右手で二度と刀は持てなくないもした。

おいは、もう生きちょってもしょうがなか人間でございもす。



天狗こと斉彬さまに泣きながら訴える。

こっちまで貰い泣き。

しかも、子役の渡邉蒼くん、鈴木亮平さんの面影あるよね(そして、大久保一蔵の石川樹くんは、もっと瑛太さんの面影があった(笑))

すっかり絶望してしまっているこの幼き武士に、声をかける斉彬さま。


メソメソするな、このやっせんぼ!

死んではならぬ。

侍が重い刀を二本も差して、そっくり返る時代は終わるんだ。

これからはな、かよわき者の声を聞き民のために尽くせる者こそが真の強い侍となる。

お前はそういう侍となればよい。

お前が強い男になっていたらまた会おう。

 segodon1-斉彬さま

この人のために生きたい。
この人のために尽くしたいと思える殿。

謙さん、かっこいいよ謙さん……。

大河ドラマにまた出て下さって、心からありがとう。


タイトルの「やっせんぼ」は、痩せたやつという意味ではなくて、「役立たず」「臆病者」のような意味だったんだね。

お前は一番幼い仲間を見捨てて逃げた。
弱い者の身になれんやつはな、弱い者以下のクズだ!



弱い者の身になるために、とりあえず女になってみる小吉。

大それた望みは二度と口にしもはん。
望みがかなうまでは胸ん中で思うだけにしもす。


と笑う豪胆さ。


子役期に欲しい郷愁感や盛り上がりはバッチリ。


大人キャストも安定の存在感で滑り出し上々な初回。


では、1年間、またよろしくお願い致します。

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※キャスト

西郷吉之助(隆盛) … 鈴木亮平(子役期:渡邉蒼)

大久保一蔵(利通) … 瑛太(子役期:石川樹)
岩山糸 … 黒木華(子役期:渡邉このみ)

西郷吉兵衛 … 風間杜夫
西郷満佐子 … 松坂慶子
西郷琴 … 桜庭ななみ(子役期:栗本有規)
西郷吉二郎 … 渡部豪太(子役期:荒井雄斗)
西郷従道(信吾) … 錦戸亮
西郷龍右衛門 … 大村崑
西郷きみ … 水野久美
熊吉 … 塚地武雅

大久保次右衛門 … 平田満
大久保満寿 … ミムラ
大山格之助(綱良) … 北村有起哉(子役期:犬飼直紀)
有村俊斎(海江田信義) … 高橋光臣(子役期:池田優斗)
村田新八 … 堀井新太(子役期:加藤憲史郎)
有馬新七 … 増田修一朗(子役期:伊澤柾樹)
ふき … 高梨臨(子役期:柿原りんか)

於一(篤姫) … 北川景子
幾島 … 南野陽子
由羅 … 小柳ルミ子
島津斉興 … 鹿賀丈史
島津斉彬 … 渡辺謙
島津久光 … 青木崇高
喜久 … 戸田菜穂
調所広郷 … 竜雷太
山田為久 … 徳井優
赤山靭負 … 沢村一樹
桂久武 … 井戸田潤

月照 … 尾上菊之助
愛加那 … 二階堂ふみ
タマ … 田中道子

阿部正弘 … 藤木直人
徳川家定 … 又吉直樹
井伊直弼 … 佐野史郎
徳川斉昭 … 伊武雅刀


語り … 西田敏行

※スタッフ

脚本 … 中園ミホ
原作 … 林真理子『西郷どん!』
音楽 … 富貴晴美
歌 … 里アンナ
題字 … メインビジュアル
制作統括 … 櫻井賢、櫻井壮一
プロデューサー … 小西千栄子、藤原敬久
演出 … 野田雄介、盆子原誠、岡田健
時代考証 … 原口泉、大石学、磯田道史
薩摩ことば指導 … 迫田孝也、田上晃吉

公式サイト



























【西郷どん】
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コメント

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5件のトラックバック

  • ショコラの日記帳・別館
    2018年1月9日

    【西郷どん】初回(第1回)感想と視聴率「薩摩のやっせんぼ」

    青春薩摩編・第1回「薩摩のやっせんぼ~少年西郷の勇気と涙の大冒険」(初回拡大60

  • みはいる・BのB
    2018年1月8日

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    2018年(平成30年)の大河ドラマは『西郷どん』(せごどん) 幕末の志士、西郷隆盛が主役、演じるのは、鈴木亮平。

  • のほほん便り
    2018年1月8日

    西郷どん「薩摩のやっせんぼ」

    やはり、原作・林真理子で、「痛快作なら、まかせとけ」の、脚本・中園ミホで期待してしまうかな?つかみは、なかなか… でした。どこまでが、史実でどこまで脚色が分かりませんが、オハナシ自体、面白かったです。子役達が、雰囲気で、とても似合ってたし、上手かった気がします。主人公が子供の時に障害、という意味では独眼竜を思い出しますね。キャスティングが、とても合ってた気がしました。どう展開していくのか、次回は青春編。主人公も青年になるし、なおさら楽しみ楽しみ。     (ストーリー)天保11年(1840年)薩摩の…

  • 真田のよもやま話
    2018年1月8日

    NHK大河ドラマ「西郷どん」第1回「薩摩のやっせんぼ」

    新年あけまして、大河も始まりまして、おめでとうございます。さてさて最後ウドン・・じゃなかった、西郷どんの第1回。西郷隆盛と言ったら、里見浩太朗様とか西田敏行様が思い浮かびます。鈴木様が西郷どんって何だかちょいと違和感。ですけどきっと、見ているうちになじんでくる事でしょう。とにもかくにも丸にも点にも、始まり始まり~。

  • レベル999のFC部屋
    2018年1月8日

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