【おんな城主 直虎】第43回「恩賞の彼方に」 感想

万千代(菅田将暉)は戦場に送る武具の手入れを完璧にこなしたことを家康(阿部サダヲ)に認められ、ついに小姓にあがることになる。

長篠の合戦の論功行賞に手を焼いていた家康に、万千代は武功を表にして整理することを提案する。

一方、井伊谷では山林の乱伐により山崩れが起こっていた。甚兵衛(山本學)から山の異変について報告を受けた直虎(柴咲コウ)は、荒れた地に植林をすることを近藤(橋本じゅん)に進言するが…
(あらすじは Yahoo!テレビより引用)

   naotora-op.jpg

おんな城主 直虎 第43回「恩賞の彼方に」


さて、草履で活躍し、材木で活躍し、ついに家康の色小姓になった万千代である(違)

しかし。

ホント好きだよね。嫁イビリネタ。

新参者は例の酒井の小五郎を頭にしたクズ姑だらけ。

さすがに荷物を全部運び出されるようなイケズはされないが、仕事を与えてもらえない。もちろん教えてももらえない。
 naotora43-無視


バカだよね。
後輩を育てない企業に未来無し。

あるいは、いつのまにか後輩に追い抜かれること間違いなし。

何をされようが、とりあえずは負けない虎松が小気味よい。

仕事がもらえなければちゃんと自分で探す。

大雨の後の庭を均し……

戦・手柄改めのために押しかける武将たちの草履番手伝い。

ふだんは登城しない人材が山ほど手柄を報告しにやって来るので、てんてこ舞いのノブを助け、


皆様~!
本日はご苦労さまにございます。
この紙にご自分の物と分かりますよう、お名、おしるしをお書き願えませぬでしょうか!


すごく手際が良い。
この子、やっぱり賢い!!


いじめられたからってメソメソ泣く事ももちろん、ない!!

殿!私どもに何ぞお申しつけはございませんでしょうか。

と、小五郎の前でわざわざ申し出る。


小五郎ぱいせんから指導されてないのと尋ねられると、

小五郎殿は朝のお支度でお忙しかったかと。
私どもへの指図より殿のお身支度。
これは至極当然にございましょう。


と、わざわざ庇うような事を言って見せる。

策士!!

お疲れの殿に薬をお運びし、バラバラに散らばっている戦の手柄改め書を見て、

よろしければ、私がおおまかに比べたものをお作りしましょうか。

例えば。 
縦にお家の名を、横に首の数など働きを記します。
それをザッと見渡せましたら、お考えも進むのではないでしょうか。


と、申し出る。

申し出るだけではなく、本当に「使える物」を作り上げて見せる。

才覚!!
 naotora43-表


お薬をお出しする役を得たい。

このまま座っておっても何かのお役を命じられそうもないし。
ならば、こちらから動き出そうかと。
殿は養生にはご興味がおありのようであるし。


しかし、材木を近藤の手柄にされた件には恨みがある。
おとわには頼みたくない。

迷っている所に、常慶がちょうど「井伊の方から土砂どめの指図をしてほしいという頼みが来た」という話を持ってきてくれる。

運!!
 naotora43-絵


得意の絵心を生かして、薬を頼むのではなく、土砂止めの絵図と交換条件で手に入れる。

松下と南渓和尚の間でコソコソと成された取引であるが、もちろん おとわは気づいている。


それよりも、今は土砂止めの普請。

戦のために木を切りすぎたせいで起こる土砂崩れ。

そこにまた苗木を植えねばならない。

金が掛かると渋る近藤を説き伏せる。


かの高僧・臨済禅師の説話に「巌谷に松を栽える」というものがございます。

今は荒れ果てておる土地が、50年、100年先に豊かな林となるようにと。
まこと、すばらしいお話です。

思いますに、後世を思い善処されるお方は必ずやその名を残されるものかと。

名を残す…。


近藤様がこの普請をなされれば、「井伊谷を救うたは近藤。」「見よ。あれは近藤の松」などと子々孫々代々語り継がれるやもしれませぬな。



策士は血筋!!


滅んだ家の子なれば、その立場から出来ることをする。

おとわと遠く離れた万千代も、反発しつつ同じ道を歩んでいるのである。


ぱいせんのイケズへも、ちゃんと知恵でやり返すからスカッと!!

それがしは、殿のご寵愛を頂いたぞ!
見たであろう。そなた。この間の明け方に。

うそをつくな!
殿は衆道はたしなまぬ!



それは、そなたらのような武骨者しかおらなかったからではないのか。

俺や万福に手を出してみよ。
殿のお怒りが及ぶぞ。



ついに、ご側室様の地位に上り詰めた(嘘)


何じゃ。結局、色小姓という事にしたのか。

と、笑う家康。

念のため、医者にお調べ頂ければと。

気を回すな。 
これは井伊から取り寄せた薬であろう。
わしは井伊殿には信を置いておる。


……何故、さような。
一度会うただけの者を……。


無欲じゃからな。

無欲ではございませんでしょう!
むしろ、井伊を守る事しか考えておりませぬ。



井伊の民をな。
己を守る事は考えてはおられぬ。

 naotora43-家康


結局、いつの世も信頼されるのは我欲なく世のために働く上司。

それをまた家康はよく見ているのだった。


こたびの戦で武功を立てたのは浜松の者ばかり。岡崎の手柄はほぼないので、恩賞は当然浜松に行く。

しかしながら、こたび織田があまたの援軍をよこしたのは日頃の岡崎の働きあっての事じゃ。

と、岡崎の処遇に困り、瀬名御前の身内なのだからと万千代を岡崎に派遣する家康。

徳川と武田が攻防戦を行った諏訪原城を今川へ、という案を、きちんと呑む賢い信康である。

あまりにも賢こ爽やかすぎて、いい人過ぎて、もうフラグ立ちまくり……。
 naotora43-信康


岡崎は堪えてくれると。


「まあ、いずれは俺の家になる。これは俺のためじゃ。」と、最後は笑っておられました。


よい男じゃろ。 わしの息子は。

はい。 
おおらかで頼もしく…。
人の上に立つために生まれたような趣をお持ちです。


信康に家督を譲るまで、せいぜい後10年ほどか。
主従として年の釣り合いもよいかもしれんの。
信康とそなたは。


では、若のお役に立てまするよう、殿のもとで精進致しとう存じます。


はあ~上手くまとめるのう。



こんなに仲が良くて信頼し合っていた父子の将来を考えると泣くしかないし……。泣.gif


村の長として、おとわを支えてくれていた甚兵衛も亡くなってしまって、飛んで1578年。
 naotora43-じんべえ


なんだ……もう…フラグどころじゃないじゃん……。驚愕.gif


史実とは言えず、というか、史実かどうかはよく解らずのネタでドラマに広げた回として秀逸。

いやーー虎松が主人公になってから本当に面白いなぁ←別に主人公ではない。

虎松の話にシフトしてから、おとわの物語も落ち着いていい感じになってきた。

離れて暮らしている方が繋がっている2人の母子感も良い。


ドラマ的には……

まさかの、井伊谷は井伊が納めてない方が面白いのかも。コラコラ…


そうも言っていられず。

続く。

2017年度NHK大河ドラマ【おんな城主 直虎】事前番外 井伊直虎ってどんな人?男だったの?
井伊 直虎(いい なおとら)は、戦国時代から安土桃山時代にかけての遠江井伊谷の女性領主。 井伊直盛の娘。 同国の国衆・井伊氏の事実上...


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※キャスト

井伊直虎(おとわ)… 柴咲コウ(子役期:新井美羽)

井伊直盛 … 杉本哲太
祐椿尼(千賀) … 財前直見
井伊直平 … 前田吟

井伊直満 … 宇梶剛士
井伊直親(亀之丞) … 三浦春馬(子役期:藤本哉汰)
しの … 貫地谷しほり
井伊直政(虎松) … 菅田将暉(子役期:鈴木楽→寺田心)

中野直由 … 筧利夫
中野直之 … 矢本悠馬
中野直久 … 冨田佳輔(子役期:山田瑛瑠)
今村藤七郎 … 芹澤興人
弥吉 … 藤本康文
たけ→梅(二役) … 梅沢昌代

小野政直 … 吹越満
小野政次(鶴丸) … 高橋一生(子役期:小林颯)
小野玄蕃 … 井上芳雄
小野亥之助(万福) … 井之脇海(子役期:荒井雄斗)
なつ … 山口紗弥加

奥山朝利 … でんでん
奥山孫一郎 … 平山祐介
奥山六左衛門 … 田中美央

新野左馬助 … 苅谷俊介
あやめ … 光浦靖子
桔梗 … 吉倉あおい
桜 … 真凛
高瀬姫 … 朝倉あき(少女期:高橋ひかる)

鈴木重時 … 菅原大吉
近藤康用 … 橋本じゅん
菅沼忠久 … 阪田マサノブ
瀬戸方久 … ムロツヨシ

南渓和尚 … 小林薫
傑山 … 市原隼人
昊天 … 小松和重

甚兵衛 … 山本學
八助 … 山中崇
角太郎 … 前原滉
富助 … 木本武宏
福蔵 … 木下隆行

今川義元 … 春風亭昇太
今川氏真(龍王丸) … 尾上松也(子役期:中川翼)
寿桂尼 … 浅丘ルリ子
太原雪斎 … 佐野史郎
関口氏経 … 矢島健一
庵原朝昌 … 山田裕貴
大沢基胤 … 嶋田久作
岩松 … 木村祐一
佐名 … 花總まり
北条氏康 … 鶴田忍
北条幻庵 … 品川徹
佐久間信盛 … 坂西良太
明智光秀 … 光石研

徳川家康 … 阿部サダヲ
瀬名(築山殿) … 菜々緒(子役期:丹羽せいら)
徳川信康(竹千代) … 平埜生成(子役期:吉田海斗)
石川数正 … 中村織央
酒井忠次 … みのすけ
本多忠勝 … 髙嶋政宏
榊原康政 … 尾美としのり
本多正信(ノブ) … 六角精児
松下源太郎 … 古舘寛治
松下常慶 … 和田正人
徳姫 … 植原星空
於大の方 … 栗原小巻
武田義信 … オレノグラフィティ

龍雲丸 … 柳楽優弥
モグラ … マキタスポーツ
力也 … 真壁刀義
カジ … 吉田健悟
ゴクウ … 前田航基

中村与太夫 … 本田博太郎

織田信長 … 市川海老蔵

武田信玄 … 松平健


語り … 中村梅雀

※スタッフ

脚本 … 森下佳子
音楽 … 菅野よう子
テーマ音楽 ピアノソロ … ラン・ラン
題字 … Maaya Wakasugi
制作統括 … 岡本幸江
プロデューサー … 松川博敬
演出 … 渡辺一貴、福井充広、藤並英樹
時代考証 … 小和田哲男

公式サイト http://www.nhk.or.jp/naotora/



























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コメント

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2件のコメント

  • 巨炎
    2017年10月30日 1:24 PM

    森下さんは「天皇の料理番」でも旧作の内容を咀嚼して
    リスペクトを示しながらオリジナリティも出していたので
    女性大河=武将の妻or近代モノのワンパターンにならないよう、
    70年代大河をかなり研究していたと思います。

    具体的には逆臣と言われた原田甲斐が主役の「樅の木は残った」と
    男性主人公は源頼朝から北条義時に交替させつつ
    女性主人公は一貫して北条政子だった「草燃える」。
    出産&育児が無ければ主演は杏だったのではと思うのも、この辺。

    ただ政子は夫の死後、尼将軍として前に出る機会は増えましたが
    基本的に男たちの野心に翻弄される狂言回し的でした。
    比べてみるとタイトル背負った直虎をメインにしなければならない制約が
    作品全体に対する枷になっている感は否めない。(10話ぐらい削れる)
    タイトル別にして前半は名目上は直虎、実質的には政次のW主人公
    後半主役は直政で井伊家の滅亡と再興を描く興亡史なら良かった。
    徳川四天王まで登りつめる井伊直政にとって奸臣とされた田島が
    「第二の父」というのは史実ドラマとして凄く斬新で面白い発想なのに。
    名前も直接に血の繋がらない二人の親から一文字ずつ貰った形。

    • くう
      2017年10月31日 2:15 AM

      巨炎さん
      森下せんせーは東大の宗教学科をご卒業で、当然歴史の知識も豊富かと。

      元々筆力は間違いないし、TBSで作って来られた作品にも女性らしさよりも逞しさを感じます。

      >タイトル別にして前半は名目上は直虎、実質的には政次のW主人公
      後半主役は直政で井伊家の滅亡と再興を描く興亡史なら良かった。

      私もそう思いますよ!
      まぁ、あと2ヶ月弱ですが、一体どこまでやるつもりなんでしょうね。

      直政を主役に据えればもっと徳川を見られるけれども、ヒロインが本能寺の年に亡くなってしまうので、このままだとかろうじて伊賀越えは見れるかなとかそんな感じ……。

8件のトラックバック

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