【先に生まれただけの僕】第3話 感想

でも

あの授業をやらせてくれたのは校長です。

それに、なぜ英語を学ぶのかという根本的な理由を生徒から投げ掛けられたことは今までありませんでした。

その切っ掛けを作ってくださったのも校長です。

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【先に生まれただけの僕】第3話 感想

 
  
  sakiboku-op

 

申しわけありませんが、今回諸事情により、ツイッター実況のUPに あら筋と感想を書き足しています。

アクティブラーニング

及川を退職させたことにより、自らが教壇に立つ事になった鳴海ん。数学の免許は持っているものの、教えるのは教育実習以来。

京明館高校の生徒が「デジタル万引き」(現物ではなく、スマホなどで欲しいページを映し取って行く行為)したという書店からの苦情も入り、息詰まる気持ちを出張中の聡子にメールで吐き出す。


 sakiboku3カノジョ

 sakiboku3-なるみん

どういう授業が生徒のやる気を起こすか考えた末、鳴海が実行したのは生徒全員がチームになって課題を遂行していく「アクティブラーニング」だった。この選択はビジネスマンらしい(笑)

授業はそれなりに楽しく終わったが、生徒の一人から出た

関数とか微分積分とか役に立ってますか?仕事とかしてて使ったことあるんですか?こんなの勉強して何の意味があるの?

という問いに上手い答えが出ない。

「デジタル万引き」の事情聴取

デジタル万引き犯は門倉という生徒だと確定したものの、本社に「問題」を報告したくない鳴海は「今回は見逃してやってほしい」という方向。

私に任せてください。

著作権だの何だの小難しいこと言ったって、そんなこと分からない子供だからやるわけです。

罰することよりもやってはいけないと理解させるように対処します。

と言う真柴先生の対処で、あくまでも犯行を否認する門倉に盗ったデータを消去させ、犯人だと思ったのは間違いだったと教師側が頭を下げる芝居で自らの反省を促した。

真柴先生こそがこの学校で一番生徒の心を思いやっているような気がする。そのやり方は、ちょっと過保護な気もするのだけど、伝わればきっと良い生徒が出来る。

門倉君役の俳優さん、自分の嘘に怯える演技が上手い。

 sakiboku3-デジタル万引き

島津先生のアクティブラーニング

校長が授業をやって以来、生徒たちがどの授業でも「なぜ勉強しなければならないのか」と騒ぐようになったと苦情を申し入れる郷原先生たち。

そんな中、英語の島津先生が、アメリカ留学中にアクティブラーニングの方法論を学んだのでやってみたいと申し出てくれる。

一番気弱そうで、あまりハキハキ喋らなかった島津先生の生き生きした授業に生徒も楽しそう。

 
 sakiboku3-島津先生

ここでも、生徒が「なぜ英語を学ぶのか」と言い出した。

この間、テレビでやってました。

そのうち自動翻訳機が発達して喋ってることを全部英語に訳してくれるようになるって。

だったら無理して英語を勉強することないですよね?

そういう事ではないよね……。

例えば、私たち、だいぶパソコンやスマホに慣れてしまって手で漢字を書かなくなってしまっているけれども、デジタル機器が書き出した漢字が合っているかどうかは元の漢字を知らなければ判別できないもんね。

僕の考えを言います。

これから日本は、ますます少子高齢化が進みます。

労働人口不足の時代が来るんです。
それと同時に消費人口も減るので日本の市場は小さくなります。

すると企業は経済活動を維持するために海外に出て事業展開をしたり日本に来る外国人労働者の確保に力を入れることになるでしょう。

いずれにせよ、君達は外国の人々と深くかかわりながら生きて行かざるを得ないんです。

さらに、これからの時代、必要な情報を世界中からより早く手に入れることが重要になって来ます。

でも、インターネットで使用されている情報の半分は英語です。

つまり英語を身に付けるということは幸せな将来を手に入れる近道になる。

 

これが君達が英語を学ぶ理由です。

なんて、素晴らしい……。

教育に対する主義がきちんとしている教師の言葉の力強さ。

これだよね。この力強さが福田靖脚本なのよ!!

島津先生に、素晴らしい答えだったと感謝する鳴海ん。

島津先生は、あの授業をやらせてくれたのは校長だと言ってくれた。

なぜ英語を学ぶのかという根本的な理由を生徒から投げ掛けられたことは今まで ありませんでした。その切っ掛けを作ってくださったのも校長です。

社会のリアルな現実を生徒に教えることも僕は大賛成です。

でもその前になぜ 勉強をしなきゃいけないのかそれを分からせないと。

高校生を子供扱いしていたら校長の考えは実現できないと思います。

「なぜ学ぶのか」なんて、考えさせられなくても自ら考えるもんだろう……という風にも思えるわけだが、偏差値40くらいの学校では、何とか高校という所に滑りこんだ……くらいの生徒が多いのが現状なので。

3年間学校に通えなくて中退してしまう子も多いです。進学率もあまり良くない。

昔はそれこそ「ごくせん」のような生徒が多かったかも知れないが、以前も書いたように近年は平凡な生徒といわゆる「不良」は区別つかないものなので。どちらかというと、無気力な子が多いかなぁと思います。

だから、こういう疑問が出てくるようになったというのは、凄い事なのです。

そして鳴海校長も始末をつける

島津先生に感化され、鳴海んも数学がなぜ必要なのか生徒たちに伝える。

数学って、答えにたどり着く道筋を探す作業だと思うんです。

どこに落とし穴があるか。
どこにヒントがあるか。

正しい判断をする力を養う勉強だと思うんです。

関数や微分積分を勉強することによってものの考え方や論理の進め方を学び、それによって正しい判断をする力を身に付けることができる。

それが世の中を生きて行くスキルになって行く。

それが…。

この間の僕に対する質問の答えです。

そうね。数学的な物の考え方が出来る人は、要するに計算ができる。

計算が出来た方が世の中渡りやすい。

それに、今は何になるかは解らなくても、知識があれば、それが仕事に繋がったりするんだよね。世界が広がる。

本社に「問題」を伝えたくない一心で真柴先生に頼り切ってしまった「デジタル万引き」が世の中の経済に悪影響を与え、仕事する人たちの迷惑になる話もきちんと伝えた。万引き話が中途半端に終わらなくて良かった。


退職した及川(木下ほうか)の代わりに、自分が教壇に立つと宣言した鳴海(櫻井翔)。

教員免許を持っているとはいえ、彼には教育実習の経験があるだけだった。教師たちは止めようとするが、鳴海は及川に退職勧告をした責任を取ると言い張る。2年3組の数学の授業を担当することになるものの、教科書に目を通すと自分が教えられないほどレベルの高い内容で、鳴海はすっかり自信を失う。

そして、鳴海の授業当日。鳴海が授業をすると聞かされ、ざわつく生徒たち。教師たちも、鳴海がどんな授業をするのか興味しんしんで見学に来る。教壇に立った鳴海は、見よう見まねでアクティブラーニング型の授業を行う。

授業の最後、鳴海は生徒の一人から「関数や微分積分は社会で役に立ちますか?」と質問されて困惑。さらに、社会人になっても仕事で使わないものを勉強して何の意味があるのかと問われ、鳴海は答えられない。

そんな中、鳴海は、スマホを使ってコンビニに置いてある雑誌から漫画を撮影するというデジタル万引きをした生徒から事情を聞くことに。被害を受けたコンビニ店主をなだめて警察沙汰は避けられたものの、その生徒の処分について鳴海と柏木(風間杜夫)、ちひろ(蒼井優)の間で議論になる。停学か謹慎といった何らかの処分は必要だと主張する柏木たちに対し、鳴海は今回だけ許すことはできないかと提案する。

一方、教師たちは鳴海の授業以来、授業中に生徒から「将来何の役に立つのか?」という質問が飛ぶようになり、思うように授業が進められず困っていた。すべて校長のせいだと、教師たちの鳴海への不信は高まり――。

(上記あらすじは「Yahoo!TV」より引用)

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※キャスト

鳴海涼介 – 櫻井翔

真柴ちひろ – 蒼井優
島津智一 – 瀬戸康史
市村 薫 – 木南晴夏
矢部 日菜子 – 森川葵
河原崎 孝太郎 – 池田鉄洋
及川祐二 – 木下ほうか
綾野沙織 – 井川遥
郷原達輝 – 荒川良々
杉山文恵 – 秋山菜津子

柏木文夫 – 風間杜夫

松原聡子 – 多部未華子

香坂友梨子 – 松本まりか
後藤田 圭 – 平山浩行

加賀谷 圭介 – 高嶋政伸

京明館高等学校生徒

池本めぐみ – 米山実来
内村未華子 – 古川明美花
梅原あや子 – 三村玲
岡本恭子 – 遥香
小畑なつみ – 古賀美月
柏原夏希 – 百瀬笑子
川崎里美 – 渡邉紗緒理
川田清花 – 柴田理名
貫地谷彩 – 中村綺花
後藤真喜子 – 関谷樹愛瑠
坂上尚子 – 赤塚俊子
武内美佳 – 西村彩
戸塚早紀 – 日暮未奈
町田柚香 – 生駒優香
勇川亜里砂 – 竹本咲良
米原夏美 – 瀬戸真莉奈
渡辺彩音 – 加々美瑠菜
相本尚 – 福知叶成
飯野将也 – 鈴木啓大
坂雄太 – 鴫原怜
黒谷光臣 – 大原由暉
杉田雄一 – 溝口太陽
高谷健 – 福本晟也
谷本正彦 – 山本賢太
相川なつみ – 関りおん
浅田里奈 – 柳宙見
飯田早知 – 飯塚純音
内田麗奈 – 柴咲七虹
太田寛子 – 秋山芽依
片瀬美月 – 齋藤真菜美
五味真菜美 – 椿明来
坂上南朋 – 赤沼葵
榊原有紀 – 横島ふうか
下川沙耶 – 荒井暖菜
富永真悠子 – 星乃れい
永井由梨 – 茂内麻結
平山薫 – 白石優愛
増田朝陽 – 葛屋柚香
守野優樹菜 – 入江怜
森安杏 – 小出紗加
依田真子 – 田中瑠愛
脇坂可奈美 – 橋口叶子
奥寺涼太 – 板垣李光人
勝村雅彦 – 武田勝斗
加藤達也 – 山下翼
城戸信吾 – 瀧澤翼
佐久間慎之介 – 吉田拓馬
杉山良成 – 佐藤蓮
田中享 – 福崎那由他
中村慎介 – 細田佳央太
西谷昴 – 琉翔
松井聡 – 渋谷有磨
松野隼士 – 宍倉秀磨
米倉栄太 – 古市健太
伊藤夏樹 – 大指茉依
岩崎若菜 – 花坂椎南
大川瑠奈 – 神岡実希
大沼さやか – 柿本朱里
香川瑞枝 – 石井愛乃
勝田あおい – 磯村ミラ
金村絵里香 – 西田梨々花
河村涼香 – 鈴木美羽
須賀友香 – 出口起新
立石なつみ – 森みなみ
豊島真悠子 – 須永真咲
長井美和子 – 戸畑心
秦野静佳 – 鈴原ゆりあ
福士江美子 – 石井美音奈
三浦百合菜 – 宗田桃花
森井春菜 – 下村明日香
青木哲二 – 吉田晴登
市田勝久 – 千葉新大
上本光彦 – 藤原麗
小栗裕司 – 中村光紀
岸田春樹 – 亜蓮
北川憲人 – 齋藤優
小山祥太郎 – 立石ケン
白咲浩太郎 – 堀海登
杉浦章 – 船越耕太郎
関田康介 – 田代遥希
田代翔太 – 安藤瑠一
仲田まさし – 谷島光城
星田良雄 – 梅沢太一
山城洋一 – 山本拓海
相田修 – 松井奏
加瀬龍之介 – 佐久間悠
川口将生 – 西山潤
有賀弘明 – 浦川祥哉

※スタッフ

脚本 … 福田靖
演出 … 水田伸生
プロデュース … 次屋尚、高橋史典

音楽 … 平野義久
主題歌 … 嵐「Doors~勇気の軌跡~」

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コメント

  1. くう より:

    紫花浜匙 さん
    >校長がスマートに上手く纏めるばかりでなく、ヒーローぽくない所にハラハラ

    いつも悩んでいるし、試行錯誤なのよね。
    決してスーパーマンではなく、やる事が当たるわけではないのがリアル。

    翔さんの演技も言葉を選びつつ語る所など自然だなぁと思っている^^

    >最近出過ぎの高嶋弟の演技がちょっと苦手でございます^^;。

    あそこだけ空気が顔芸ドラマに変わるよね(爆)
    どういうキャラなのかまだ見極められないけれどもーー。

  2. 紫花浜匙 より:

    校長がスマートに上手く纏めるばかりでなく、ヒーローぽくない所にハラハラ。
    考えさせられたりガクンと吉本コケしそうなオチがあったり、最終回は予定調和な気がするけど、毎週楽しみ。
    生徒達の描き方も好き。割とみんな良い子で。
    最近出過ぎの高嶋弟の演技がちょっと苦手でございます^^;。

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    タイトルの「デジタル万引きはなぜいけない?」について、語ってはいましたが、正論すぎて、やや、現代を斬るドラマ的には、甘かったかな?賛否両論ありそうですが、退職した及川(木下ほうか)の代わりに、教壇に立った鳴海(櫻井翔)は、なかなかに意欲的で面白いと感じました。最後に、質問された「関数や微分積分は社会で役に立ちますか?」に、鳴海は言葉に詰まってしまいましたが、島津先生(瀬戸康史)の答えは、なかなか真摯に感じて好感が持てました。好みは分かれそうですが、なかなかに意欲を感じて様子見したいです。それにしても…

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