NHK朝ドラ【ひよっこ】第156回最終回(第26週土曜日) 感想

実(沢村一樹)がお土産にもらったカツサンドを食べ、「いつかみんなで行きたい」と話した稲刈りの時から、かれこれ4年。
みね子(有村架純)たちはついに家族そろって、念願だった赤坂・すずふり亭を訪れる。
鈴子(宮本信子)や省吾(佐々木蔵之介)らがあたたかく迎え入れ、かつて実が感動したハヤシライスを、心を込めてふるまう。
奥茨城の家族と東京の家族。
みんなの笑顔に囲まれたみね子は、幸せな気持ちでいっぱいになる。

(上記あらすじは「Yahoo!TV」より引用)

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連続テレビ小説「ひよっこ」第26週「グッバイ、ナミダクン」 第156話(最終回)

   ドラマimg

※朝ドラレビューは基本的に簡単感想で。
※朝ドラは半年間の長丁場なので、良い感想を書いてある時も悪いことが書いてある時もあります。レビューはその日その日の感想なので、その点ご了承くださいませ。

…テンプレだす…。

簡単感想で。

おはようございます。増田明美です。
いよいよ最終回!
さあ、いってみよう!

この元気な天の声ナレ、好きだったなぁ。

 

最終回らしい最終回だった。

「重箱」が回収されたのは良かった。

お父ちゃんの記憶喪失で終盤を回してきたこのドラマ。

一体いつ記憶が戻るのか。
お母ちゃんに会った瞬間
奥茨城へ戻った瞬間
奥茨城の生活の中で
頭でも打った時

と、色々と考えたけれども、そういうことではなく。
記憶はふとした瞬間に少しずつ戻ったり、きっと後退したりもするんだ。

日常の中で私たちも忘れたり思い出したり、ふと、ふと、よくアルわけで。

重箱を見るもなく思い出す。
それは「日常」を描き続けてきたこのドラマにはとても相応しい回復の仕方だと思った。

 

諸処お察しする細かいツッコみは、その回その回ごとにしてきたので、もういいとして。

この最終回には泣いたわ。
諸処ツッコみながら(爆)

 

「家族の夢」のハヤシライスを食べる谷田部一家を見て、ここに宗男夫妻が居ることは(特に奥さん@シズちゃんな)とても嬉しいけれども、やっぱり、たった1回しか出てこなかったこの夫妻の子供たちが居ない事に違和感。

いや……1回しか出てこないのに居たら居たで違和感あるだろうから……つまり出さなきゃ良かった(爆)

なまじ、出しているから「あの子たち食べさせてもらえないんだなぁ」とか、ついつい思ってしまうのだった。←記憶喪失になれない。

 

こういう風に、出してみたけれど消えた、とか、生かされていないとか、そういうキャラがとても多かった。

これは岡田脚本には珍しいことだと思う。

 

あと、やはり、大女優・世津子がお父ちゃんを拾った話は最後までジクジクしたなぁと。

 

みね子さんと結婚させて下さい!
必ず僕ら幸せに生きます。
幸せになることを諦めません。絶対。

のヒデくん家族前プロポーズには、思わずウルウルした。
 hiyokko-151-結婚

 

ウルウルしていたんだけれども……宗男の 

勝ったんだよ。
勝ったんだ!今!たった今!
悲しい出来事に幸せな出会いが勝ったんだよ。

 

を聞いたら、シュルシュル萎んでいったんだね。

いや、考えてしまった。

宗男さんにとっては、谷田部家の幸せこそが戦後の日本の幸せなんだね。

だから「勝った」んだ。
超えようのなかった大きな損失の記憶に。

 

けれども、お父ちゃんの件の「悲しい記憶」の影には1人の女性のささやかな幸せがあったんだよね。だから戦争とは違う。

 

それを考えると、最後まで複雑な気持にしかならないのね。

こうしたかったなら、やっぱり世津子さんとの関わりは、お父ちゃん絡みじゃない事にするか。

あるいは、お父ちゃん絡みでももちろん良いけれども、拾ってすぐに届けた(つまり純粋に感謝されるべき期限でのお世話)にしてくれれば良かったなぁと。

そこは、このドラマの大きな要だったので、本当に考えてほしかった。

 

そこは大きな部分だけれども、それ以外のあれこれを考えても、やはり私は乙女寮篇から真っ直ぐこの最終回で良かったな(笑)

 

市井の人の「日常」をユックリ丁寧に描いてきた「ひよっこ」。

お父ちゃんの記憶喪失ネタは異質だったし、そこから様々な綻びも生まれた。

 

だからと言って、残念、とも思わないけれども。

とりあえず、後ろ1/3がグダグダだという流れは「おひさま」と同じだけど(笑)だからといってこの先も岡田惠和作品を嫌いになることはない。

 

奥茨城の幼馴染み3人で終わったのには、ちょっとシミジミしたよね。
 156

 

キャストの皆さんもお疲れ様でした。

これからも、

ご安全にーーーーーー!!

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※次期の事前情報です。


 
※キャスト

谷田部 みね子 – 有村架純

谷田部 実 – 沢村一樹
谷田部 美代子 – 木村佳乃
谷田部 ちよ子 – 宮原和
谷田部 進 – 高橋來
小祝宗男 – 峯田和伸
小祝滋子 – 山崎静代

谷田部 茂 – 古谷一行

助川時子 – 佐久間由衣
角谷三男 – 泉澤祐希
助川君子 – 羽田美智子
助川正二 – 遠山俊也
助川豊作 – 渋谷謙人
角谷きよ – 柴田理恵
角谷征雄 – 朝倉伸二
角谷太郎 – 尾上寛之
益子次郎 – 松尾諭

田神 学 – 津田寛治

牧野鈴子 – 宮本信子
牧野省吾 – 佐々木蔵之介

井川元治 – やついいちろう
朝倉高子 – 佐藤仁美
前田秀俊 – 磯村勇斗

綿引正義 – 竜星涼
永井愛子 – 和久井映見
青天目 澄子 – 松本穂香
兼平豊子 – 藤野涼子
高島(秋葉)幸子 – 小島藤子
(夏井)優子 – 八木優希
松下 明 – 奥田洋平
森 和夫 – 陰山泰
高島雄大 – 井之脇 海
安部善三 – 斉藤暁
安部さおり(米子) – 伊藤沙莉

立花 富 – 白石加代子
島谷純一郎 – 竹内涼真
竹内邦子 – 白石美帆
久坂早苗 – シシド・カフカ
坪内祐二 – 浅香航大
新田啓輔 – 岡山天音
柏木一郎 – 三宅裕司
柏木ヤスハル – 古舘佑太郎
福田五郎 – 光石研
福田安江 – 生田智子
牧野由香 – 島崎遥香
川本世津子 – 菅野美穂

語り – 増田明美

※スタッフ

脚本 – 岡田惠和
演出 – 黒崎博、田中正、福岡利武、渡辺哲也
プロデューサー – 山本晃久
制作統括 – 菓子浩
音楽 – 宮川彬良

主題歌 – 桑田佳祐「若い広場」

公式サイト http://www.nhk.or.jp/hiyokko/index.html

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コメント

  1. くう より:

    ひじゅにさん

    お疲れ様でした^^

    >なのにやっぱり『おひさま』パターンかよ!?という感じです(^^;)

    何でしょうねぇ…やっぱり朝ドラは脚本家の鬼門なのかな^^;
    岡田さんなんて充分に実績のあるいいドラマを作ってきた人なのに!
    朝ドラになると、なぜか「おひさま」(笑)

    次作はBKだから……ちょっと期待もしてます。
    よろしくお願いいたします^^

  2. くう より:

    紫花浜匙 さん

    >実生活で、あのマッシュルームカットを継続するのが難しかったのかも^^;。

    撮影の順番は、たぶんラストの方を始めの方に撮っている気がするから(笑)

    たぶん、あの子たちはやっぱり幻で、宗男夫妻に子どもはいない…と思う事にした(笑)
    由香の同棲の夫とやらも、きっと居ないのだと思う事にした。
    全部、夢か嘘(爆)

    でも、綿引さんと世津子さんは夢にしないでほしかった^^;

    >お父ちゃんが、ちょっぴり思い出したのも良かった。

    あれは良かったよねーー。
    「全部」じゃないところが良かったよね。

    この人たちの生活はこれからもずっとずっと続くんだね……
    ってところで、私ももうスピンオフも続編もいい^^;

  3. くう より:

    ゆうさん

    そうですねぇ……最初の方は毎日のように笑ったり泣いたりしてましたね。何だか思い起こすと懐かしい……。

    >進みがゆっくりすぎて途中から早送りで見たくなりました

    1つの出来事に3話とか一週間とか平気で使ってましたもんね^^;
    なのにこの最終2週の急ぎっぷりはどうしたもんだか。

    こちらこそ、ありがとうございました!
    次もできましたらまたご一緒に^^

  4. ひじゅに より:

    お疲れさまでした&ありがとうございました。

    始まったばかりの頃『おひさま』の様になったら怖いなあ…と
    警戒する部分がありましたが
    「奥茨城編」はなかなかだったので、すぐ心許すことができました。
    なのにやっぱり『おひさま』パターンかよ!?という感じです(^^;)
    それでも多分岡田さんが4度目の朝ドラ挑戦の日が来たら
    少し警戒しながらも、やはり観るだろうし、すぐ心許してしまうだろうなあ…
    と思います(笑)

    次作でもよろしくお願いします。

  5. 紫花浜匙 より:

    今朝、最終回見ましたよ。

    >あの子たち食べさせてもらえないんだなぁ

    確かに、東京の洋食、食べさせてあげたかったね。
    預かってくれるじいじ、ばあばか親戚がいるのかな。
    実生活で、あのマッシュルームカットを継続するのが難しかったのかも^^;。

    世津子さんは良い人が見つかっても、雨男さんの事はずっと切なくて良い思い出として心の片隅に置いておくんだろうね。
    まだまだ、時間は経ってないものね。
    私は、お父ちゃんは、世津子さんの付き人かなんかで雇われてるんじゃないかな〜と思ってたんだよね。
    モヤモヤっとした恋愛話は、やっぱり要らなかったね。
    綿引さん、ご愁傷様でした・・・・・。出てこなかったね〜。まあ、今まで都合良く出てくれすぎたのかもね。

    お父ちゃんが、ちょっぴり思い出したのも良かった。

    色々突っ込みたいけど、ひとまず最終回。半年間楽しかった。
    だから、続編とかスピンオフとか、興味ないです〜。

  6. ゆう より:

    初めましてー。レビュー、お疲れ様でした。ずっと読ませていただいてきました。

    私も同じように半分くらいは久しぶりに最高の朝ドラだと思って見ていました。後半が残念でした。
    進みがゆっくりすぎて途中から早送りで見たくなりました。正直脱落しそうなほどつまらなかったです。世間の絶賛の声が信じられません。

    次のドラマに期待します。ありがとうございました!

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  9. くう より:

    スギヤマさん

    >久々のこの感じが朝ドラなのだと

    なるほどーー。
    私は親と一緒に見た記憶で古いのは「マー姉ちゃん」あたり、ガッツリ記憶に残っているのは「おしん」、積極的に自ら見ていたのは「ふたりっ子」辺りから……そんな感じかも知れません。

    朝ドラは家族の物語が軸なので、基本的な所はあまり変わらないかも知れませんね。

    基本はセット撮影ってところも、もう伝統だし(笑)

    >内容的には途中から、というかすずふり亭辺りから気になる違和感の多いドラマでした。

    同じくです。
    自分のレビューもその辺からおかしくなってきた気がします(笑)

    絶賛している方々は「世津子と記憶喪失」について、あまり気になっていないみたいです。

    気にしないのが楽しむコツなのかなぁ……と、毎度朝ドラを見るたびに不思議な感覚に陥ります(笑)

    お付き合い頂きありがとうございました。
    また次期もよろしくお願い致します^^

  10. ひよっこ 最終回

    いろいろ細かい突っ込みどころはあれど、登場人物すべてが幸福になる最終週、というか、「朝ドラは、やはり、こうでなくっちゃね」に幸せドミノの連続が良かったです。しかし、「家族みんなで歌自慢」を経て、すずふり亭での大集合による大団円とは、「…なるほど」。やはり、岡田ワールドは好きです。    (ストーリー)実(沢村一樹)がお土産にもらったカツサンドを食べ、「いつかみんなで行きたい」と話した稲刈りの時から、かれこれ4年。みね子(有村架純)たちはついに家族そろって、念願だった赤坂・すずふり亭を訪れる。鈴子(宮…

  11. ひよっこ 第156回(最終回)

    内容上京した谷田部家の面々は、みね子(有村架純)に連れられ“すずふり亭”へ。 敬称略 ま、 散々な状態だったラスト1か月。。。そのままの最終週、最終回だった。 そういうことだね(苦笑) 初めの1か月は、あれだけ良かったのに。 その後の5ヶ月は。。。。。もう、いいや。 やっと終わったので、それだけで良いです。

  12. 最終回>『ひよっこ』第156話

    ​​​​​​​​​​​​​​​​ラストの、みね子の笑顔以前よく着ていた美代子お母ちゃん手製の赤いコートで顔つきはやはり幾分か大人っぽく&都会っぽくなってちょっとシミジミ…

  13. 最終回>『ひよっこ』第156話

    ​​​​​​​​​​​​​​​​ラストの、みね子の笑顔 以前よく着ていた美代子お母ちゃん手製の赤いコートで 顔つきはやはり幾分か大人っぽく&都会っぽくなって ちょっとシミジミ…と思ったら イキナリ​次作ヒロインのアップ​へと切り替え この余韻の無さ(笑) 切り替えのアッサリぶりが まさに朝ドラだなあ…と感じた 終わってしまった『ひよっこ』をじっくり思い起こす間…

  14. 【ひよっこ】最終回(第156回)(9/30)感想と視聴率

    ​​​​​​​​​​みね子とヒデさんがシェフと鈴子さんと愛子さんが見ている前で、

  15. 終わりましたね!

    以前にも書きましたが、本当に朝ドラが久々で、
    記憶にあるのが「おはなはん」「雲のじゅうたん」辺りでして(年齢が…)、多分母親が見ていたのでしょう
    もう古すぎて比べようもないのですが
    久々のこの感じが朝ドラなのだと、
    なんというか、世間に参加できた気分を味わえて興味深かったです。

    それと私は接客業なので、年配の方は見ている方が多いので共通項として助かりました。

    内容的には途中から、というかすずふり亭辺りから気になる違和感の多いドラマでした。

    後何と言っても
    >大女優・世津子がお父ちゃんを拾った話は最後までジクジクしたなぁと。

    ここ、気になりすぎて物語を楽しめなくなってしまいました。

    たまたま自分にこういう描き方がとても合わなかったという事なのだとは思いますが
    物語の大事な部分でしたので、ここが乗り越えられなかったのは痛かった。

    それと後半は特にちょっと下世話で、わちゃわちゃした雰囲気が馴染みにくかったです。

    兎にも角にも最後まで見れたのは良かった。

    くうさんのレビュー、楽しかったです。お疲れ様でした。

  16. ひよっこ 最終回~出会いの物語。出会いを大切した結果、こんな豊かな人間関係が築かれた

    〝出会い〟の物語でしたね。  さまざまな出会いがあって、さまざまな人と関わりながら人は生きていく。  そして、宗男おじさん(峯田和伸)が言っていたように、 〝悲しい出来事も良い出会いが変えていく〟  この言葉が作品全体を集約している。  みね子(有村架純…

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