NHK朝ドラ【ひよっこ】第20回(第4週火曜日) 感想

実(沢村一樹)は正月に帰ってこなかった。
みね子(有村架純)は、東京に働きに行くことをちよ子(宮原和)と進(高橋來)にも伝える。
正月の挨拶に来た宗男(峯田和伸)は、「あんまり背負い込まないで自由に生きろ」とみね子に言う。
新学期、東京行きを聞いた時子(佐久間由衣)と三男(泉澤祐希)は心配そうな表情を浮かべる。
それもそのはず、就職の季節はとっくに過ぎていたのだ!みね子は焦り始めるが…。

(上記あらすじは「Yahoo!TV」より引用)

連続テレビ小説「ひよっこ」第4週「旅立ちのとき」 第20話

   hiyokko-op

※朝ドラレビューは基本的に簡単感想で。
※朝ドラは半年間の長丁場なので、良い感想を書いてある時も悪いことが書いてある時もあります。レビューはその日その日の感想なので、その点ご了承くださいませ。

…テンプレだす…。

ポール・マッカートニー来日のこのタイミングでビートルズネタ!!

お前よ、ビートルズ知ってっか?

何それ?知んねえ。音楽?

おう。
イギリスのな、グループだよ。

えっ、じゃあ何?英語?
へえ…宗男さん、英語できんの?


分がるわげながっぺ。
お前は高校で習ってっぺ英語。

習ってっけど苦手だし。

…だって、英語、使わないでしょ?私。



なんか……ものすごく新鮮だった!!この会話。

朝ドラでは明治生まれだろうが大正生まれだろうが、国外の人と交流があったりして。

太平洋戦争を挟むドラマでは「英語」はむしろ「敵性語」として意識されていて。

「英語なんて自分の人生に無関係だから必要ないじゃん」
と一番思っていたのは、たぶんこの世代なんだよね、と思った。

戦争体験者はまだわんさかいるとしても、みね子の世代はもはや完全な戦争を知らない子どもたち。

日本と海外の繋がりは感覚的に薄い。
田舎暮らしなほど薄い。

ビートルズも来日前!!
テレビがあったとしても田舎までは海外アーティストの情報なんて届かない。

恐らく輸入食品すらほとんど目にした事がない奥茨城の みね子。
音楽だって同じ。

一般人にとっては、英語が必要な人生なんて一生やって来ないだろう…そう思っていても当たり前の時代だよね。

こういう所が時代観なんだ。
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そんなにいい音楽なの?

おう、みね子。
すげえぞ!
俺よ、俺な、たまたまラジオで聴いたんだよ。
イギリスで大人気なんだとがいってよ。
驚いたよ!熊と出会ったとぎより驚いたよ!

もう、はあ…体がしびれちゃってよ。
髪の毛なんか逆立っちまったよ!


一択はやっぱり骨の髄までロックだねぇ……。笑2.gif

いずれビートルズが来日したら、その時、みね子はどういう反応なんだろう。
楽しみだな
 


んだからよ、何つうか、こう…自由なんだ。
みね子。あいつらの音楽はよ。

お前はさ、大変な理由持って東京さ行くわげだけど…。
う~ん。
せっかく行ぐんだし、若いんだしよ、あんまし背負ってばっかしじゃなくてよ、もっと自由に生ぎろって言いたがったわげだ。


自由か…。
何か分かんないよ 私。
自由って言うけどさ、高校でもさ「これがらの若いもんは自由に人生を選択できんだ」なんて言うけどよ。自由って何?

私はやるこどが目の前にあって、それを一生懸命やんのが好きだよ。
それを不自由だなんて思わないよ、全然。
それじゃダメなのけ?



ダメじゃねえよ。

つまんない人なんだね。私。きっと。


バカ言ってんじゃねえよ。
つまんねえ人間なんてどこにもいねえよ。
くだらねえこと言うな。



このドラマの開始からずっと語られて来た事だよね。

奥茨城のために東京に行かなきゃならない不自由なお父ちゃん、可哀想。

生活のために東京に行かなきゃならない みね子、可哀想。


それは、東京に行きたくて行く時子と比べてなんて不自由な縛りだろう。

せっかく東京に行くんだ。
それは世界を選んだということなのだと。
そういう気持ちで行って欲しいと宗男おじさんは言っているわけ。

恐らく、おじさん自身は次男だから可哀想で養子に出たわけでは無く、新しい世界への切符を掴めたと思ってポジティブにやってきたのだろう。

発想の転換はとっても大事。

けれども、目の前にある事を全力でやりたい みね子の姿勢もとても素直で好き。

与えられた仕事に好感を抱いて一生懸命使命感を持ってやる。
その生き方を「社畜体質」とかいう馬鹿にした言葉で片付けるのもどうかと。

きちんとそう考えてくれるドラマで良かった。
考えも働き方も意志も思想も人それぞれ。
「つまんねえ人間」なんて居ない。

それが岡田脚本の好きなところ。


さて……

すっかり東京に行く気分の みね子であったが、話を聞いた時子と三男は困惑する。

それは、つまらない仲間はずし感や連帯感からではなく…

就活した2人は、もう就活の季節は終わっていることを知っているのだった。


お願いします。
私、私、何でもすっから!
何でもいいがら行がなくちゃなんないんです!
どんな仕事でもすっから、どんな仕事でも頑張っから!
何でもいいがら!



と、頼みこむ みね子の肩を掴んで叱る田神先生。

みね子。
ふざけんな!

そんなわげにいくか。
おめえは先生の大切な教え子だ。

何でもいいとがどんな仕事でもいいとが…。
そんな仕事をおめえに紹介するわげにはいかねえんだよ。

何でもいいとが言うんでねえ。
分がったが?

 hiyokko20-3


「決まらないし何でもいいや」と適当な会社に入り、ぶつぶつ言いながら仕事することになる新社会人がたくさんいる現代。

それでも、選びなさい。と、背中を押している気がするね。

ツダカンさんに泣かされたわ。

大人の人格の素晴らしさ。
素敵な所だね。奥茨城村。

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※キャスト

谷田部 みね子 – 有村架純

谷田部 実 – 沢村一樹
谷田部 美代子 – 木村佳乃
谷田部 ちよ子 – 宮原和
谷田部 進 – 高橋來
小祝宗男 – 峯田和伸
小祝滋子 – 山崎静代

谷田部 茂 – 古谷一行

助川時子 – 佐久間由衣
角谷三男 – 泉澤祐希
助川君子 – 羽田美智子
助川正二 – 遠山俊也
角谷きよ – 柴田理恵
角谷征雄 – 朝倉伸二
角谷太郎 – 尾上寛之
益子次郎 – 松尾諭

田神 学 – 津田寛治

牧野鈴子 – 宮本信子
牧野省吾 – 佐々木蔵之介

井川元治 – やついいちろう
朝倉高子 – 佐藤仁美
前田秀俊 – 磯村勇斗

綿引正義 – 竜星涼
永井愛子 – 和久井映見
青天目 澄子 – 松本穂香
兼平豊子 – 藤野涼子
秋葉幸子 – 小島藤子
夏井優子 – 八木優希

語り – 増田明美

※スタッフ

脚本 – 岡田惠和
演出 – 黒崎博、田中正、福岡利武、渡辺哲也
プロデューサー – 山本晃久
制作統括 – 菓子浩
音楽 – 宮川彬良

主題歌 – 桑田佳祐「若い広場」

公式サイト http://www.nhk.or.jp/hiyokko/index.html


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コメント

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2件のコメント

  • モカ
    2017年4月25日 11:20 PM

    こんにちは。
    「ひよっこ」久々に朝ドラハマって見ています。
    朝、支度しながら見ていてつい手が止まり、バタバタして見そびれたところをやる録画で確認しています。

    なんか、やっとちゃんと『ドラマ』を見せてもらってるなぁと思います。
    ちゃんと時代や地域の背景を描き、息づいたキャラクターが出て、きちんと展開を考えられたストーリーがある。
    なんて久しぶり!(笑)

    特にいいなぁと思うのはこの時代の事がサラッと描かれていること。
    農家の年間収入が10万とか出稼ぎで月2万、エビドリア(グラタンでしたっけ?)が230円とちょっとみせてくれることで、谷田部家が経済的に厳しいことがリアルに伝わる。
    こういうのが見たかったんだー!と思いました。
    雑なのばっかりでしたしね(笑)

    人物も話の都合で適当に出し入れするモブ扱いではなく、ちゃんとキャラクターが描かれてる。
    宗男おじさんや次郎さん、先生といった、それぞれしっかり地に足つけて生きている大人が出てくるのがドラマの厚みになってるんだなぁと、前とか前の前のとかを思い出しながら(笑)いいなぁとおもってます。

    こちらのレビューを見るのも毎日楽しいです。
    これからもよろしくお願いします。

    • くう
      2017年4月26日 4:16 AM

      モカさん
      >ちゃんと時代や地域の背景を描き、息づいたキャラクターが出て、きちんと展開を考えられたストーリーがある。
      なんて久しぶり!(笑)

      解ります!
      久しぶりですよね、ほんと(笑)

      経済観念がこんなにしっかりしているのは朝ドラでは初かもってくらい(笑)
      いつもいつの間にか家が建ったり会社が出来たり、どこから金が沸いてるのかよく解らない話ばかりだから!

      >人物も話の都合で適当に出し入れするモブ扱いではなく、ちゃんとキャラクターが描かれてる。

      この描かれ方だと東京篇に入ったら視聴者も奥茨城が懐かしくて気になって仕方ないですよね。
      でも、東京の方も気になる。
      早くすずふり亭の人たちに会いたいな!

      こちらこそ、よろしくお願いします^^

3件のトラックバック

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    内容約束した正月になっても父・実(沢村一樹)は帰ってこなかったで、みね子(有村架純)は、東京で働くことを決意する。 そんななか、挨拶にやって来た宗男(峯田和伸)は、“もっと自由に生きろ”と、みね子にアドバイスをする。 しばらくして、新学期が始まる。時子(佐久間由衣)三男(泉澤祐希)に、東京行きを伝えたところ。。。 敬称略 …