【真昼の悪魔】第3話「「命日」悪魔が親に手を掛けるとき」 感想

お前がお父さんに何かをねだるのは初めてかもしれないな。

だから叶えてやりたいが

俺には無理だ。

答えを見つけたら教えてくれ。

お前は…。
今のままで いい。

今のままで いい。


何言ってるの?

お父さん。 神様に会ったら教えてあげて。

自分の娘は悪魔だって。


オトナの土ドラ 真昼の悪魔 第3話「「命日」悪魔が親に手を掛けるとき」

 
     

今回は神父さんへの告解はないけれど…

前回の


バカなことを考えてはいけません!


聖書に重罪だと書いてありました。
親を殺すことが。

それに挑戦してみます。



神父さまの「聖書を学びなさい」を受けて、重罪について実験を決意する葉子さまである。


お父さん。
お母さんがよく作ってくれてた野菜スープ食べたい?

懐かしいな。

お父さんの病気にもいいかと思ってレシピ捜してみたの。


何かあったのか?
突然俺の体を心配するなんて。



一応、娘だから。



もちろん…。
ただの野菜スープなわけはなく。
隠し味のカレー粉と一緒に仕込みます。

アドキシン


子供の頃は、いじめを受けたりしていたらしい葉子さま。
しかし、転ばされてもただでは起きない。

自分の頭に水をかけたご学友の帰り道を狙って橋からレンガを落とそうとしていたところ、ちょうど彼女は誘拐されてしまった。

葉子さまは、たった1人の目撃者だったにも関わらず、その件について一切捜査協力しなかったのでした。

まぁね…
あんなイジメをするガキ…ぃゃお嬢さんは、こうなって自業自得ってやつだった気もします。

しかし、その事で何か感づいた葉子さまのお母さんは深く心を痛めていた。

そのまま何も語らず、お母さんは病気で亡くなったのでした。

……本当に病気だったんだろうか……??

と視聴者が思う通り、お父さんもたぶんずっと思っていたわけで。

だから、この父娘には、ちょっと距離がある。

別に仲が悪いわけでもなさそうだし常に穏やかに接しながらも、お父さんは娘に心を許さず生きて来たのね…。


という事で、

特に虐待して来たわけでも口うるさいわけでもない穏やかなお父さんを殺っちゃおうとしている葉子さま。

理由は、ただ一つ。実験だから。


そんな中、シャイニングホテルグループの御曹司・大塚は、自分を振った葉子さまにしつこく縋る。


父から経営を受け継いで社長になれば、会社は僕の意のまま。
何だってできる。
あなたに病院を丸ごと買うことだってできる。


…それは興味深いですね!

僕にだって意地があります。
あなたを振り向かせるためには手段を選ばないって決めたんです。

僕に興味を持ってもらう理由が金であっても構わない。
それも含めて僕という人間ですから。



大塚はどうでもいいが、自分の自由にできる病院が手に入ると知った葉子さまの目の輝き…。

大塚が、ライバルである宮島を殴ってしまい動画をUPされて大騒ぎになると、

何と、葉子さまは宮島を誘って大塚に復讐させてあげるという悪魔的親切さを見せるのだった。


刺して。

えっ?

刺していいですよ。
そのために来たんでしょ?
  mahiruakuma3


なぜ こんなことを?

理由なんて必要ですか?
刺さないなら写真だけでも どうぞ。

そうすれば大塚さんの気が晴れるでしょ。

このクソ女!
てめえら、訴えてやるからな。



プレイを要求されて首を絞められて殺されそうになりました。
あなたが訴えるなら、私はそう言いますよ。


さあ、撮って。
我慢なんて必要ない。
自分に正直に生きればいいの。

 mahiruakuma3-1


私は『サキ』が好きだったし、それなりに面白いドラマだとは思っていたけれども、「心のスイッチを押す」展開は随分甘いよね、といつも思っていたわけ。

2013年1月期フジテレビ系ドラマ「サキ」のレビューページです


しかし、葉子さまを見ていると「スイッチ押されちゃうよなぁ。」と納得できる。

やはりねぇ…
憎しみの高まりや、暴力に追い詰められた状態に人間の理性は勝てないんだよね。

宮島を撮りまくる大塚さんは恐かったわ。

自分のために動いてくれた葉子さまに感謝と感激しきりの大塚さん。


だって、私に病院を買ってくれる人だもの。
買ってくれるんですよね?



大塚さんは葉子さまのお家を訪問し、お父さんにも挨拶。
お父さんは大塚さんの肩書が気に入り、朗らかにきちんと挨拶に応じてくれた。


葉子はご存じのとおり素直でない面もあるんですが、昔から両親思いの子供でした。

妻は葉子が8歳のときに病気で亡くなりました。
妻が入院していたとき、葉子は家に帰ろうともせず片時も離れずに付き添っていたんです。

妻の死が葉子を 医者という道に導いたのかもしれません。


しかし、このお父さんの昔語りにイラっとしたように全力で反論する葉子さま。


違うよ!
お母さんが病気だったとき、病院に興味を持ったの。

いろんな患者を見て注射とか点滴とか、そういう仕組みが気になったし、手術っていうのをして患者の体を治していくことも 知った。

助からない患者が死んでいく場所だっていうことも分かった。

そのとき思ったの。
ここが自分のいる場所だって。



病院が人を救う場所だから。
人を救いたくて医師になった。

……という誰もが連想するような理由では無く。

当然、人が死を迎える場所だから、人の生死を支配する立場になるために医師になった葉子さま。

お父さんはもちろんだけど、大塚さんもねぇ…
そろそろ気付いてもいいはずだよね。


その日、好きなお笑い芸人が出るテレビを見たいから明日までは生きたいというお父さんの意志に反して葉子さまはスープに毒薬をドバドバ仕込み。

しかし、それに口をつけることもなく、お父さんは持病の悪化で病院に運ばれてしまった。


まだ死んじゃ駄目だよ!
お父さんは…私が殺さなきゃいけないから。


病室で必死に呼びかける葉子さま。

そうよね…
勝手に死なれちゃ、親殺しの実験ができないもんね。


俺は人生で何も残しちゃいない。
それに気付いたとき怖くなった。

お前がうらやましい。

うらやましい?

お前は人にできないことが できる。


私が何人もの患者の命を弄んでること?
衝動的に簡単に人を傷つけられること?

私はお父さんが うらやましい。

私も この渇いた心に痛みを感じてみたい。
子供のころからずっとそうだった。


教えて。 お父さん。
罪悪感ってどういう気持ち?
他人じゃなくて身内を手に掛けたら私もそれを得られるのかな?

ねえ? お父さん。
死ぬ前に私を泣かせて。

こんな酷いことを 続けてる私を叱って。
私が良心の呵責を 感じるまで怒鳴りつけて。

お父さんに言われたら私は泣けるかもしれない。
どうして私はこんな人間なの?
父親なら答えてよ!



葉子さまがお父さんに何となくいつもイラついていたのは、良心の呵責を得られないように自分を生み育てた親を呪っていたからなのかも知れない。

葉子さまは「普通の人間」になりたかったのか



お前がお父さんに何かをねだるのは初めてかもしれないな。

だから叶えてやりたいが

俺には無理だ。

答えを見つけたら教えてくれ。

お前は…。
今のままで いい。

今のままで いい。


何言ってるの?

お父さん。 神様に会ったら教えてあげて。

自分の娘は悪魔だって。

 mahiruakuma3-2


「そのままでいい」

ということは…。
悪魔のままでいいということで。

お父さんも葉子さまのように悪魔になりたかったと心から羨んだということか。

お父さんにも「良心」が邪魔に思えるような人生があったのかも知れない。
思い切り誰かを傷つけたかったのかも知れない。

死の間際に。
神ではなく、悪魔を求めて逝ったということだよね。

果たして、そんなお父さんが神さまに会えるのかどうか。
それこそ神のみぞ知る…。

この父の臨終を全て聞いていた、難波くんの自称・お友達、芳賀。

彼もまた、人間なのか悪魔なのかよく解らないキャラだよね。

なぜ盗聴なんてしているのか。
なぜ難波くんに葉子さまの正体を教えて絶望に陥れたりするのか。

「自分の父、または母を打つ者は必ず殺されなければならない」
「自分の父、または母を 呪う者は必ず殺されなければならない」



彼もまた人間ならば、最終的には葉子さまの手に堕ちるのではと思うのだけど。
とりあえず、病院で働いているのは葉子さま目的っぽい。

難波くんは神の代わりに葉子さまを打つことはできるのか。

ただ泣いて狂って終わるだけなのか。

まだ人間関係の繋がりが見えない部分が多くて何とも言えないけれども、面白い。

教会の懺悔室で父親の殺害を予告した葉子(田中麗奈)。葉子が台所で料理をしていると、父の徳広(村井國夫)が何気なくつぶやく。
「今度の土曜、母さんの命日だな」。
葉子の目がカレンダーをじっと見据える。
葉子と大塚(大倉孝二)がデートの最中、大塚のライバルで実業家の宮島(原田龍二)が声を掛けてきた。
宮島は葉子に興味を持った上、大塚を挑発して去っていく。
後日、大塚が宮島を殴っている動画がネットに出回った。挑発に乗って落ち込む大塚を慰めるように、葉子は食事の約束をする。
しかし大塚が待ち合わせ場所に行くと、葉子の隣にいたのは…。

一方、入院中の難波(中村蒼)は手術を間近に控え落ち着かない日々を過ごしていた。
数々の不可解な出来事について葉子への疑念が生じてきている難波だったが、結局葉子に説得されて手術同意書にサインをする。

母親の命日の日、葉子は大塚を家に招く。
身だしなみを整え、父親として娘の恋人に向き合う徳広の姿に、葉子は意外な表情を見せる。
そして大塚が帰った後、夕食を作ろうと台所でスープ鍋の前に立った葉子は、あるものの入った容器を手にして…。

(上記あらすじは「Yahoo!TV」より引用)




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※キャスト

大河内葉子 … 田中麗奈

難波聖人 … 中村蒼
芳賀明善 … 篠原篤
吉田誠 … 鈴木省吾
渡来倫子 … 福田ゆみ
浅川純 … 瑛蓮
大塚光 … 大倉孝二

大河内徳広 … 村井國夫

神父 … 伊武雅刀


※スタッフ

脚本 … 香坂隆史
演出 … 森雅弘
プロデュース … 遠山圭介、高橋史典、馬場三輝

音楽 … 大間々昂、兼松衆、田渕夏海
主題歌 … 倖田來未「On my way」

原作 … 遠藤周作「真昼の悪魔」








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    もはや、葉子(田中麗奈)さまの悪魔っぷりが徹していて素敵です。病院に興味を持ったのも、母親の死に付き添い、死と負の匂いに興味をもったのすね。子供時代、いじめっ子が誘拐されたのを目撃して言わなかったのは、何かの伏線?彼女に心惹かれる、大塚(大倉孝二)と宮島(原田龍二)へのいたぶりも、半ばコミカルだったほど。(それにしても、陣川ク~ン、こんな姿になっちゃって)父の徳広(村井國夫)の死を願って魔のスープぐつぐつだったけれど、本当に命日にばったりなりましたね。付き添っていて、目を覚ました父に、「自分に涙を、…