NHK朝ドラ【べっぴんさん】第110回(第20週月曜日) 感想

昭和37年6月。
すみれ(芳根京子)の娘・さくら(井頭愛海)と、君枝(土村芳)の息子・健太郎は高校3年生に。
それぞれ東京の美術大学と京都大学を目指して勉強に励んでいた。
もう一人の幼なじみ・龍一(森永悠希)は、一足先に大学生となり、学生運動に参加しながら自分の将来を模索していた。
一方、この先の人生に不安を感じているのは若者だけではなく、すみれの家で長年働いてきた女中の喜代(宮田圭子)も同じで…

(上記あらすじは「Yahoo!TV」より引用)

連続テレビ小説「べっぴんさん」第20週「旅立ちのとき」 第110話

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※朝ドラレビューは基本的に簡単感想で。
※朝ドラは半年間の長丁場なので、良い感想を書いてある時も悪いことが書いてある時もあります。レビューはその日その日の感想なので、その点ご了承くださいませ。

…テンプレだす…。

昭和37年6月になりました。
高校3年生のさくらは東京の美術の大学を目指して頑張っています。

 

美大…舐められてる……汗2.gif

まぁ…今まで色鉛筆程度のお絵かきしかしてこなかった さくらだが、もの凄い天才画力の持ち主だったので今から学んでも合格するよって設定なんだな、きっと。

嫌だなぁ…それならそれで、ちゃんと語っといてくれないとねぇ、はなさん。

 

龍一君は大学に入学してキアリスでアルバイトをしています。

昭和30年代の大学受験、舐められてる(爆)

高校に入っているらしい時点で結構ビックリしたんだけど(失礼だぞ、ぉぃピンクハート.gif)、へぇ……龍ちゃんったら、お馬鹿なように見せといてお勉強はバッチリだったのねピンクハート.gif

平成のように、誰もがどこかしらの大学にとりあえず入っとくーーレベルの大学って少なかった時代だと思うけれども。

もっとも、私学卒はお金持ちの証しみたいな時代だったから、さすがキアリス幹部の坊っちゃんって事ですわね。

 

お勉強に関しては何の心配もないが……
東京に行きたい気持ちがあるのに、実家から通える大学に入る事を義務付けられているようなケンちゃんの立場が一番アルアルな感じ。

でも、東京に行きたいのは、まさか、さくらが行くからじゃないよね
京大には無いけれども東大にはある物を研究したいからよね??汗.gif
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東京には神戸や大阪にないものがたくさんある気がするの。
そういう所に自分を置いて感性を磨きたい!

グレ時期は終了したが、東京へ何となく行きたい理由は全く成長していない さくらである。

こういう人が、

東京には何かあると思って来てみたけれども、何もなかった!親は止めてくれなかった!やりたくもない課題を学校から強いられて心が潰された!よし、出ke……←やめなさい。

みたいな事に……ならないといいですよね。はい。

 

5月に日本を出た堀江謙一さんが、ついこないだサンフランシスコに到着したそうや。

俺も冒険したい。
大学をやめよう思う。
世界を回る旅がしたい!

勝二さんに投げられる龍ちゃんである…。

しかし、いざという時のためにと自分でお金を貯めているらしいところは、偉いと思うところ。

 

その流れで、忠さんの、

喜代さん。
残りの人生、わてと一緒に冒険の旅に出ませんか?

 

である。

忠さんは一体、今どうしているのだろうとは思っていたの。

元々、最期まで実子ではなく兄嫁とその嫁の介護で暮らしていた主人・五十八さんが亡くなり、身内でもないこの老人はさぞかし暮らし辛かろう。

お金はたぶん すみれが近江に出しているのだろうが、なんか…なんかな……老人を捨ててる感満載である。

 

さくらお嬢様がこの家をお出になったら私はどないしたら…。

旦那様と奥様はこの世に2人のお嬢様と会社を残されました。
それは未来につながっています。

私は…。
私は何を残してきたんやろう…。

 

というキヨさんが不憫で泣ける。
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さくらお嬢様が保育園に行ったら寂しいので行かせないでほしいと すみれに懇願した時を思い出すわ。

そんな風に愛おしんで育てたのに、当の さくらさまは「1人でずっと孤独」とのたまい、キヨさんの気持ちも顧みず伯母ホームステイを続け、帰って来た時は「キヨさん、お久しぶり」とか言う冷たさである。

それでも、キヨさんは今もこんなに さくらさまの側に居たいのだった。

そんなキヨさんが同じく宙ぶらりんな忠さんと旅に出る。

ドラマ的に、いい厄介払いだよね。
善良な視聴者は、キヨさん忠さん良かったね、楽しんで来てね、と明るく送り出すであろう。

このドラマ。
看病が必要な親は「実家」とやらに任せ、昭和30年代なのに主人公サイドは常に核家族。

NHKが、若い世代はお金を稼いで老人たちは金で面倒みてくれるところに厄介払いしましょうって言っているように見えるわ…こえーよ、国策ドラマ。

 

今、キヨさん@宮田さんがスタジオパークにゲスト出演しているけれども、気の毒で泣けてくるわ。…

私ゃ全く親を大切にしていないけれども、ちゃんとしなきゃって気持ちになってくる……ハッ…あ、狙いはそれか!!まさかの反面教師!!

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※キャスト
坂東すみれ … 芳根京子(子役期:渡邉このみ)
坂東(田中)紀夫 … 永山絢斗(子役期:玉山詩)
小野明美 … 谷村美月(子役期:坪内花菜)
小澤(多田)良子 … 百田夏菜子

村田(田坂)君枝 … 土村芳

坂東さくら … 井頭愛海(子役期 : 乾沙蘭→河上咲桜→粟野咲莉)
野上(坂東)ゆり … 蓮佛美沙子(子役期:内田彩花)
野上潔 … 高良健吾(子役期:大八木凱斗)
野上正太 … 吉田陽登

小澤勝二 … 田中要次
小澤龍一 … 森永悠希(子役期:森本凜→原知輝)
村田昭一 … 平岡祐太
村田琴子 … いしのようこ
村田健太郎 … 古川雄輝(子役期:池田橙哉→南岐佐)
足立武 … 中島広稀
中西直政 … 森優作
西城一朗 … 永瀬匡
小山(高西)悦子 … 滝裕可里
井口忠一郎 … 曽我廼家文童
佐藤喜代 … 宮田圭子

河合二郎 … 林遣都
山本五月 … 久保田紗友
大村すず … 江波杏子

岩佐栄輔 … 松下優也
坂東五十八 … 生瀬勝久
麻田茂男 … 市村正親

大島保 … 伊武雅刀
大島いつ子 … 前田美波里
小山小太郎 … 夙川アトム
浮島時子 … 畦田ひとみ
浮島時久 … 中川浩三
玉井 … 土平ドンペイ

坂東はな … 菅野美穂
野上正蔵 … 名倉潤

坂東トク子 … 中村玉緒
坂東長太郎 … 本田博太郎
坂東節子 … 山村紅葉
坂東静子 … 三倉茉奈
田中五郎 … 堀内正美

ナレーション(語り) … 菅野美穂

※スタッフ

脚本 … 渡辺千穂
演出 … 梛川善郎、新田真三、安達もじり
プロデューサー … 堀之内礼二郎
制作統括 … 三鬼一希
音楽 … 世武裕子

主題歌 … Mr.Children「ヒカリノアトリエ」

 

 

 

 

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コメント

  1. くう より:

    モカさん
    ありがとうございます!
    私も、もはやツッコむばかりになったこのドラマに驚愕の意を隠せませぬ…
    最初は名作になりそうだったのにね^^;

  2. モカ より:

    もう、ドラマ本体に突っ込むのも面倒なくらいになって、すっかりながら見なのですが、
    くうさんの鋭い突っ込みに声出して笑ってしまいました。
    ありがとうございます〜?
    めちゃくちゃ同意です。この先くうさんの突っ込みを楽しむために見続けます(笑)

  3. べっぴんさん 第110回

    『旅立ちのとき』内容昭和37年、さくら(井頭愛海)は、東京の美術の大学を目指していた。すでに大学に入った龍一(森永悠希)は、いろいろと模索。そして健太郎(古川雄輝)は。。。 敬称略 あの~~~~~~~~~“キアリス”は?? もう手遅れだろうが。 百歩譲って。。。登場人物のアレコレを描くのは良い…

  4. 旅立ちの時>『べっぴんさん』第110話

    予告の時点で『さくら青春物語』はまだまだ続くつーか後編の始まりだ!…と、一応覚悟はしていたのだが幾ら何でもすみれや“キアリス”がメインに戻りさくらの話は脇で静かに語られ…

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    予告の時点で『さくら青春物語』はまだまだ続く つーか 後編の始まりだ! …と、一応覚悟はしていたのだが 幾ら何でも すみれや“キアリス”がメインに戻り さくらの話は脇で静かに語られる程度だろう… と思っていた そしたら龍一や健太郎までクローズアップされてきちゃったよ 二郎&五月も“ヨーソロー”もまだまだ出てくるよ つーか 二郎の顔を見て笑っちゃったよ>こ…

  6. べっぴんさん (第110回・2/13) 感想

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