【 ルーズヴェルト・ゲーム 】第7話 感想

確かに私は青島製作所の社長になることを夢見ました。
しかし、それは地位や名誉が欲しかったわけじゃない。
あの人と…青島会長と造りあげた会社を自分の手で守りたいと思ったからです。

時代遅れだと言われようと、面白みがないと思われようと、社員達が安心して
定年まで働くことができる。仕事に打ち込むことができる。
それが会長と私が目指した、青島製作所だ。

 

ルーズヴェルト・ゲーム 第7話

      ルーズヴェルト・ゲームop

簡単あらすじ込みの感想で。

 

竹原研吾は、青島製作所の株を10%保有する株主である。

竹原は株の信用取引で失敗して多額の借金を背負っていた。
イツワ電器の花房は、そこに目を付けた。

竹原にイツワと合併すれば上場する。
持っている10%の株が上がる。
しかし現在合併話が暗礁に乗り上げている…。

という話をして釣ったのであった。

かくして、細川社長は株主側からもイツワとの合併をせっつかれる事になる。
臨時株主総会の開催を要求されたのであった。

 

もちろん、株主にせっつかれるまでもなく銀行からもプレッシャーを与えられている。

イツワのデータ盗用を暴いたものの、青島製作所が経営難である事に変わりは無く、
細川は白水銀行から人員削減が甘いと言われ、野球部を潰さないなら融資は
打ち切ると言われる。

 

野球部は今、都市対抗野球大会に臨んでますが、そこで敗退した時点で
廃部にする約束です。

 

どうせ廃部なら大会など出る意味ない。今すぐに…。

それは出来ません!
……約束は…約束です…。

 

細川も野球部を応援してしまうようになった手前、苦しいよね…。

 

では、一刻も早く野球部は負けることを祈ってください。
でなければ2ヵ月後の融資は保証できませんよ!

 

そう言って帰っていく白水銀行の磯部。

 

当然、その後、役員会はまた野球部の廃部の話になる。
常に前途多難…。

 

そして、

 

君は野球部長である前に人事を取り仕切る総務部長だ。
1人でも多くの社員を守ろうとは思わんのか?
それとも今の野球部に年間3億の経費に見合うだけの経済効果があると思うのか!?

 

と、言われる三上部長。
常に前途多難……。

 

三上部長はこれを受けて、野球部にかかる年間3億の費用を何とか捻出する
方法を必死に探り始めるのだった。

確かに…野球部を廃部にすれば正社員を50人リストラしなくて済むと
言われてしまうと…役員としては苦しいものがある。

 

一方、その野球部は沖原のマスコミ評価が上がった事によって、ますます
好調だった。

 

あいつらが沖原を立ち直らせたことで注目が集まった。
それで今度はあいつら自身にもやる気を起こさせた。
こういうときには伸び代があるチームが強くなる。

 

と、大道監督。

おまけに、イツワが何と青島戦の次の試合で敗退した事で、また敗者復活戦で
対戦することになるのだった。

打倒イツワに燃える青島チーム。

 

イツワの坂東が上場をエサに株主を焚きつけたことで、頭を抱える細川は、
青島の株の30%を保有する大株主・ゴッドマザー@城戸志眞に会いに行く。

 

イツワの目的は弊社の技術開発部門です。
統合すれば弊社の技術は食い荒らされ、効率化の名のもと過剰なリストラが行われる。

 

と説明する細川に、

 

それはあなた達の都合よね?
リストラがどうとか、株主である私にはな~んの関係もございません。

と言い放つ城戸志眞。

もっともです…当たり前だ。
株が上がって得をしますと言われれば株主はその方が良いに決まっている。
社長がどうとか全く関係ないし…これは甘い。

 

先ほど「青島製作所としては統合に断固反対だ」とおっしゃってたけど、
会社の考えは一つにまとまってるのかしら?

 

と問う城戸社長。

 

もちろんです。

 

そう…。

…笹井専務、お元気?
今度はぜひとも彼の意見を聞いてみたいわ。

 

役員会が1つにまとまっていないのが、もうバレバレ…。

 

沖原が練習が終わって帰ろうとしている時、帰社した細川社長と出会う。

 

沖原君。
次の試合も勝てそうか?

 

と、声を掛ける社長。
野球部に対する態度がとっても柔らかくなっている。

 

勝たなきゃ廃部なんですよね?

そうだな。

だったら、もしこのまま勝ち続けて本大会も勝ち続けて優勝したらどうなるんですか?
また来年の大会まで野球部を残してもらえますか?

 

もし、本当にそんな奇跡が起こせるなら…
見せてくれ。

 

そうやって、細川が社運を賭けるように野球部に期待し始めたと言うのに、三上部長は
ついに、どう頑張っても年間3億を野球部のために捻出することは出来ないと結論を出す。

頑張っている野球部にはとても言い出せず、苦しむ三上部長。
古賀マネージャーだけに苦しい胸の内を打ち明けるのだった。

 

敗者復活戦・第一試合の相手はタナフーズ。
これも強豪チームだ。

そして、ここも何かニヤニヤしているのだった…青島の相手は常にニヤニヤ…。

 

監督はイツワ戦に備えて沖原を温存しようと計画したものの、4回まで投げる予定だった
猿田が1回でいきなり顔面にピッチャー返しを食らって退場。

交替して1回から投げ始めた倉橋では最後までもたない。
対するタナフーズには、1回ずつピッチャーを交代できるほど人材がいるのだった…。

沖原自身の希望でピッチャー交代し、守備も攻撃もみんな必死にやり抜いて、
青島野球部は1回戦を突破する。

 

勝利の祝杯を挙げに飲み屋に集まる野球部に監督のひと言。

 

みんな。
今日はよく頑張った。
文句のつけようがない試合だった。

 

監督がダメ出ししないなんて何か気持ち悪いな。

いよいよ次はイツワ戦だ。
が、その前に…。

 

お決まりの監督の厳しい言葉が飛んでくるんだろうと、身構える部員たちの前に
現れたのは三上部長。

 

みんなに…話しておかなければならないことがある。
青島製作所、野球部は…
今月いっぱいをもって…廃部にする。

守ってやれなかったこと、ホントに申し訳ない。

 

頭を下げる三上部長に抵抗するメンバー。
しかし、三上部長はついに土下座までしてしまうのだった。

 

私はこれまで派遣社員、契約社員を100人切ってきた。
そしてこれから正社員をさらに100人切らなければならない。

野球部を…
君達だけを…
残すわけにはいかないんだ!

ホントに すいません!
許してください!このとおりです!

 

一方…。
東洋カメラのイメージセンサーは尾藤社長の鶴の一声でコンペ形式で採用が
決まる事になった。

これで、コストと性能を純粋に比較してもらえることになる。
期限は3週間。

 

細川は笹井専務を捕まえて、大株主の城戸社長に会ってイツワとの経営統合を
否決させるよう頼んでもらいたいと頭を下げるのだった。

 

社長の座など…いくらでもくれてやる。
あなたがそう望むのなら私は社長の座を譲ります。

だが、イツワとの経営統合だけは絶対に認めるわけにはいかない。
経営統合といえば聞こえはいいが、実態はイツワによる子会社化だ。
我々経営陣だけなら まだしも、青島の社員達は一部の開発部門を除いて
全員 切り捨てられますよ。

 

しかし、笹井は、笑いながら言うのだった。

 

確かに私は青島製作所の社長になることを夢見ました。
しかし、それは地位や名誉が欲しかったわけじゃない。
あの人と…青島会長と造りあげた会社を自分の手で守りたいと思ったからです。

時代遅れだと言われようと、面白みがないと思われようと、社員達が安心して
定年まで働くことができる。仕事に打ち込むことができる。
それが会長と私が目指した、青島製作所だ。

常に勝つか負けるかのあなたのやり方で、社員達を安心させることが
できると思いますか?
他社との共存共栄こそが青島の生き残れる道です。
あなたが何と言おうと私はイツワとの統合にかける。

 

坂東という男は青島製作所のことなど微塵も考えていない。
そういう男だぞ!

 

いいや、それは違う。
坂東社長こそ青島の窮地を救ってくださる救世主。
信頼できるビジネスパートナーだと私は信じている!

 

笹井専務、あんた、バカぁ…
一体、どんな証拠があってあの坂東が青島の救世主だとか言えるんだよ…。

もう、ホント、馬鹿すぎてイヤだ
社員が安心して働ける会社にしたいなら、絶対にイツワとなんか組んだらダメやん…。

『白い巨塔』の復讐をここでしてるのか

 

とか、ムカムカしながら見ていたワケだが…。

 

コメントいただいた話では原作では笹井専務はこんな人じゃないらしいし…。
(レス出来ていなくてすいませんっ)

どうも、たぶん坂東を引っかけているのかなという結論。

きっと城戸社長にもきちんと話してくれるのだろう。
という希望の元で見ていきたい…。

 

相変わらず坂東の悪人笑顔が憎らしいです。

先日TBSのバラエティ番組でゲスト出演していた立川談春さん。

「芝居作らなくていいから普通に笑ってください」と監督に言われて普通に笑ったら
OKが出たとか……うん…物すごく…いいクズ笑顔です。

 

笹井さんを信用してもいいのならば株主総会は何とかなるのかも知れないけれども、
合併しなきゃ青島の経営難が無くなるって話ではないので、どっちにしろ野球部は廃部。

試合シーンは今回も盛り上がったな~。
ドラマだって解っているのに結構本気で拍手したりしちゃうのだった。

 

あんなに頑張っている無邪気で気持ちいい人たちが希望を失くすのはイヤだよ。

 

野球部の存続のためには100人もリストラしなくてもいいような経営状態に
戻さなくてはならないワケで…

それにはコンペは絶対に勝たなくては。
スマホに適応できそうな小型イメージセンサーも早く完成させて売り込まなくては。

 

野球部の勝利は会社の勝利とそのまま繋がっているんだもんね。

どっちも頑張って……と、毎週書いてるかも。

 

※コメントレス滞っていて申し訳ありません~!
楽しみに読ませていただいています!


青島を手に入れたいイツワは、ついに、株主に悪の触手を伸ばした。
経営統合後、株のキャピタルゲインで多額を得れることを餌に、イツワの坂東(立川)は、
青島の株主(ジュディ・オング、北村有起哉)に接触!
一方、細川(唐沢)のやり方についていけない笹井専務(江口)は、イツワ側に乗り移る
ことを決意!
野球部は敗者復活戦で沖原以外ピッチャーがいなくなった。
まだスタミナのない沖原は、投げ切ることができるのか…?

(上記あらすじは「Yahoo!TV」より引用)

よろしければ→【2014年7月期・夏クールドラマ】ラインナップ一覧とキャスト表

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※キャスト

細川 充 … 唐沢寿明
笹井 小太郎 … 江口洋介

三上文夫 … 石丸幹二
朝比奈 誠 … 六角精児
豊岡太一 … 児嶋一哉
神山謙一 … 山本亨
中川 篤 … 小須田康人

大道雅臣 … 手塚とおる
古賀 哲 … 高橋和也

沖原和也 … 工藤阿須加
北大路 犬彦 … 和田正人(ライト)
井坂耕作 … 須田邦裕(キャッチャー)
猿田 洋之助 … 佐藤祐基(ピッチャー)
萬田智彦 … 馬場徹(ピッチャー)
鷺宮 … 小橋正佳(レフト)
古城 … 片山享(キャッチャー)
荒井亮太 … 岩間天嗣(レフト)
倉橋 … 北代高士(ピッチャー)
円藤 … 檜尾健太(ファースト)
二階堂 … 高良亘(ショート)
須崎 … 木更津与兵衛(サード)
水木 … 久保孝真(キャッチャー)
仁科 … 足木俊介(センター)
島野 … 大内田悠平(セカンド)
松崎 … 大橋一三

仲本有紗 … 檀れい
山崎美里 … 広瀬アリス
長門一行 … マキタスポーツ
橋爪佐代 … 山野海

田川 … 山本圭祐
坂東昌彦 … 立川談春
花房志穂 … 平井理央
村野三郎 … 森脇健児
飯島健太 … 林剛史
新田達彦 … 松藤和成
如月一磨 … 鈴木伸之

磯部支店長 … 峰竜太
林田 喜久雄 … 宮川一朗太
水上 … 戸田昌宏
葉山修平 … 八幡朋昭

速水 誠 … 木本武宏
国鱒崇史 … 螢雪次朗
上田正智 … 森本毅郎
竹原研吾 … 北村有起哉
城戸志眞 … ジュディ・オング
沢木英夫 … 駿河太郎
鹿取義隆 … 鹿取義隆

諸田清文 … 香川照之

尾藤 辰五郎 … 坂東三津五郎

青島 毅 … 山﨑努

 

ナレーション … 山根基世

※スタッフ

監督 … 福澤克雄
脚本 … 八津弘幸、山浦雅大、西井史子
プロデューサー … 與田英徳、川嶋龍太郎

演出 … 福澤克雄、棚沢孝義、田中健太
音楽 … 服部隆之

原作 … 池井戸潤『ルーズヴェルト・ゲーム』

公式サイト http://www.tbs.co.jp/ROOSEVELT_GAME/

 

「Twitter」やってますです。

 【 ルーズヴェルト・ゲーム 】第1話 第2話 第3話 第4話 第5話 第6話 第7話


コメント

  1. えりぃ より:

    SECRET: 0
    PASS: 44bbb2e627538f863d2e1deec301aba7
    きゃ~!荒井亮太の活躍で、逆転勝ちよ~♪

    時にプロ野球の世界でも『生え抜き』『外様』と呼ぶ事がありますが、
    生え抜き=笹井専務、外様=細川社長なのですね。
    私も、青島製作所が早く一枚岩になって欲しいと思います!!
    出来れば六角さんに、スカッとさせて貰いたいな

  2. 紫花浜匙 より:

    SECRET: 0
    PASS: cc0e08e3dc53952056ddd7ba9de5d6e7
    池井戸潤の話は、結局倒産寸前に迄追い込まれた会社が、とか、
    特許が、とか、買収がとかばかりで、
    あらすじが皆同じ・・・・と、
    3話を観終えてから、留守録していた物を
    暫く放っておいたのですが、
    今日4話から7話迄一気に観ました。

    話の骨格はどれも一緒なのに、野球が加わる事で又面白い。
    私は単純です^^;。
    日本人が好きそうな話なんですよね。

    ただ、談春が嫌いになりそ〜^^;。

  3. 《ルーズヴェルト・ゲーム》✩07

    青島製作所をどうしても手に入れたい坂東の次の一手が動き出そうとしていた。
    メインバンクは、野球部の活躍を、話が違うと言い出した。さらにリストラして金をうかせろと迫った。
    野球部の3億で社員50人が護れると言われては、結局詰め腹を切らせられた三上部長。

    株の取引で食っていた竹原。坂東社長が、秘書と一緒に現れた。

  4. ルーズヴェルト・ゲーム 第7話

    「最終章!死闘で得た結束!!」

    内容
    融資は、正社員のリストラと野球部の廃部が条件だったはずだと
    メインバンクの白水銀行の磯部(峰竜太)から注意を受ける細川(唐沢寿明)。
    経費は、年3億の野球部。三上(石丸幹二)は、苦悩する。

    そのころ、イツワの坂東社長…

  5. ルーズヴェルト・ゲーム 第7話

    第7話「最終章!死闘で得た結束!!」 2014年6月8日 onair イツワ電器の青島製作所に対する不正行為を暴き、社長の坂東(立川談春)を逆に追い詰めることに成功した細川(唐沢寿明)。ひとまず目の前の窮地から脱したかのように思われた青島製作所だったが、イツワ電器の…

  6. ルーズヴェルト・ゲーム 第7話★沖原(工藤阿須加)の血染めのボール

    ルーズヴェルト・ゲーム 第7話

    今回は、企業パートは今後への橋渡し的なエピソードに終始したので、さほど面白くありませんでした。

    株主・竹原(北村有起哉)、大株主・城戸(ジュディ・オング)を巡る攻防も本格化するのは次回以降ですしね。

    あと、白水銀行の磯部支店長(峰竜太)にチクチク嫌味を言われるシーンなんかも、峰竜太という人から「嫌キャラ・オーラ」がそれほど漂ってこないから中途…

  7. ルーズヴェルト・ゲーム #07

    『最終章!死闘で得た結束!!』

  8. ルーズヴェルト・ゲーム #7 感想

    第7話あらすじ

    会社パートも熱いぞ!!(・∀・)
    と思いきや野球パートも熱かった!!50/50ですかねw
    結果何が何やら(笑)
    野球はイツワとの対決が楽しみですね〜!
    会社パートも期 …

  9. ルーズヴェルト・ゲーム 第7話

    イツワ電器の不正を暴いて、坂東(立川談春)を逆に追い詰めることに成功した細川(唐沢寿明)ですが、今度は坂東が青島製作所の弱点である株主構成に目を付けます。

    坂東は、青島製作所の主要株主である竹原(北村有起哉)の目を付けて連絡をするのでした。

    イツワ電器と青島製作所が合併すれば、未上場だった青島製作所の株に上場の話が持ち上がり、株主の竹原にも巨額の金が転がり込む可能性があると揺さぶ…

  10. ルーズヴェルト・ゲーム (第7話・6/8) 感想

    TBS系『ルーズヴェルト・ゲーム』(公式)
    第7話『最終章!死闘で得た結束!!』の感想。
    なお、原作(池井戸潤氏の小説)は未読。

    メーンバンクが正社員のリストラと野球部の即時廃部を求めてきたが、細川(唐沢寿明)は野球部との約束は守るつもりだ。しかし、野球部を廃部にすれば正社員約50人をリストラせずに済む。リストラの責任者で野球部長の三上(石丸幹二)は苦渋の決断を下す。そ…

  11. 「ルーズヴェルト・ゲーム」9回2アウトからの逆転劇7沖原の魂の投球で逆転サヨラナ勝ちをするも会社は笹井専務の裏切りで崖っぷちに追い込まれた

    「ルーズヴェルト・ゲーム」第7話はイツワ電器の不正を暴いた細川社長だったが、この危機を乗り切った訳じゃなく逆にイツワ電器の逆襲を受ける事になった。その一手が株主総会で …

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