NHK朝ドラ【 ちりとてちん 】(2013年・再放送) 第134・135回 感想

勇助(辻本祐樹)の初高座は無事に終わったが、トリを務めるはずだった小草若
(茂山宗彦)は病気を理由に現れなかった。
一方、小浜では正平(橋本淳)が正典(松重豊)と和解し、正平は改めて恐竜研究の道を
目指す決意をする。
やがて、徒然亭の一門会を居酒屋「寝床」で開く話が持ち上がる。
かつての「一門復活落語会」を思い起こし、今度こそ小草若にトリを務めてもらおうと、
喜代美(貫地谷しほり)たちは張り切るのだが…。(134話)

大事な一門落語会をすっぽかした小草若(茂山宗彦)は、ついにそのまま姿を消してしまった。
小草若の行方がわからぬまま月日は流れ、小草若抜きで草若の三回忌を執り行う喜代美
(貫地谷しほり)たち。
そこに突然「天狗芸能」の鞍馬会長(竜雷太)が現れる。
鞍馬は草若の念願だった落語の常打ち小屋作りの話を持ち出し、「一門の一人が草若の名前を
継いで襲名披露を行うことを条件に、検討してもいい」と言うのだが…。(135話)

(上記あらすじは「Yahoo!TV」より引用)

連続テレビ小説「ちりとてちん」第134・135話「蛇の道はヘビー」
     

      ちりとてちんop


※「ちりとてちん」は、2007年10月期のNHK連続テレビ小説です。
当方は当時の放送をオンタイムで見ているので感想は恐らく回顧目線になりがちです。
ご了承のうえ、ご覧くださいませ。

※レビューでは先のネタバレは控えるよう努力します。
※レビューの更新はイレギュラーで…。書けたり書けなかったりしています。

※再放送時間は月~土・午前7時15分からNHKBSプレミアムにて。



先週分がまた全然書けないまま週が明けてしまいました…一週間は早い。
「ちりとてちん」も後2週。寂しいですね。


え~…先週書けなかった間に木曽山くん改め小草々の初高座が磯村屋さんのお膳立て
によって終わりました。
立派にやり遂げた弟子の姿を涙ながらに見守る喜代美…。
それを微笑みながら見つめる草々さん…という微笑ましいラストでした。


しかし、ここで問題が生じます。
この落語会でトリを務めることになっていた小草若が突然の欠席をしたのです。

で、四草と同居している小草若を見舞う喜代美…からの第24週。

ごめんな。
急に出られへんようになってしもて。


と、布団の中から気だるそうに謝る小草若。


大丈夫です。草々にいさんがたまたま早う終わって来とんなったでえ。

…あいつ何かけた?

「愛宕山」です。
磯村屋さん、泣いて喜んでました。
小草若にいさんの「はてなの茶碗」が聴けんかったのは残念やけど、またいつか大阪戻って
くる時の楽しみができた、言うて。
そね言うてました。



ほがらかに報告する喜代美の言葉を複雑な表情で聞く小草若。

…ほんで、鞍馬会長は?


これですよね…。
たぶん、小草若の腰が引けた理由。

やる気はあるんだろうけれども鬼に睨まれたようにすくんでしまうんでしょうなぁ。

もちろん、これは仮病なわけで。
喜代美が出て行ってから四草に言われる小草若。


登校拒否の子供みたいなまねして。

もう辞めてしもたらどないですか?
落語も。何もかも。
しんどいんでしょ?
草若の名前に潰されそうになってはるんでしょ?
楽になったらええやないですか。
誰も、文句言いませんよ。



誰が、やめるか…。
負け犬のままで終わってたまるか…!


ふて寝するような態度ですが…思い通りに行かない悔しさは伝わります。


一方、前へ向かって歩きはじめる人たちもいます。

喜代美の元へ家出していた正平は小浜へ戻り、就職し、お金を貯めて留学する決心を
語ります。

そして正典さんから、

博物館には…教員枠いうのんがあるらしい。
学校の先生が希望して異動になったら恐竜博物館で働けるんや。


と聞かされるのでした。

目からうろこな状態…。
正平、恐竜博物館の学芸員になるには留学留学ばかりが頭にあって、こういう手を
調べていなかったんやね~。

お父ちゃんに相談しとけば良かったわ…と微笑みあう親子。

ほんま…良かったわ。

製作所の和田家では静さんがようやく退院。
エーコも若狭塗箸の全国認知度を上げるために頑張っているのでした。


その点、小草若は…。

仏壇代を払いに菊江さんの所へ行けば、落語で稼げるようになったら貰うからと
励まされる。

ありがたいけれども、今の小草若にはそれさえ重い。

徒然亭へ寄ってみれば、草々夫妻と弟子が食事するところ。


早う入って下さい。
もう一人分作りますでえ。


オムライスはすでに母の味ではなくて、この家の「おかみさん」若狭の味…。


やっぱええわ。

え?

ちょっと用事思い出して。ほな、またな…。



帰りがけに草々さんから聞かされる「寝床寄席」計画。日程は12月14日。


8年前、師匠が高座に復帰しはった記念の日や。
お前トリで出え。

俺が?何で?

前かてトリ務める予定やったやないか。
客席凍らしてしもうて、それで師匠が出てきはったんやろ?
今度こそ立派にトリ務めえ。
それが師匠への何よりの供養や。



今や揺るぎない信念で落語界に立ち、弟子まで取り…堂々たる風格の草々さん。

今度こそ「はてなの茶碗」聴かせて下さい!

満面の笑みで言葉を添える無邪気な喜代美。


…任しといてえな!トリやろ?
バッチリ務めるやんけ!



言葉は軽いけどな…顔が暗いわ。小草若。


そして案の定。
12月14日の寝床寄席の日。
小草若は姿を現しませんでした。


小草若のことで草々さんとケンカして部屋に帰りついた四草は、平兵衛が呟いているのを聞きます。


「チャキンサン アンタ エライヒトヤナ~」
「ニントクデッセ チャキンサン」



あんた偉い人やな。
わしが持ってたら傷物の安茶碗一文の値打ちもないわ。
それがあんたの手に入ったんであれにそれだけの箔がついた。
人徳でっせ。茶金さん。



繰り返し繰り返し、ここで稽古していたのだろう小草若……。

四草は平兵衛の籠を見つめます。


それきり。
草若師匠の三回忌を迎えても、小草若は帰って来ませんでした。


本来、遺族であるはずの小草若がいない状態で行われた三回忌。
みんなが草若師匠の仏壇の前に正座し供養する中、思いがけない客が現れます。

天狗芸能の鞍馬会長でした。


仏壇に手を合わせた後、

あいつはまだ出てきよらへんのか?

と、訊ねる鞍馬会長。

小草若のことです。


口だけデカいとこだけは親父にそっくりやな。

と、小草若と交わした会話の顛末をみんなに語るのでした。

草若の名を継ぐ立派な落語家になるよう「頑張ります」と小草若は言うたと。

息子がもうちょっとどないかなってたら上方落語界も盛り上がったやろになあ。
そん時には常打ち小屋の事かて考えたろと思てたけど。
もうしまいやな。



「常打ち小屋」をちらつかせられると身を乗り出すしかない徒然亭一門。
いつもの会長の手ですわ。


まあ…もういっぺん考えたってもええで。
そのためにはどでかい花火、打ち上げんとな。

花火?

襲名披露や。
草若の名前を襲名して披露興行すんねん。

襲名…。

誰がですか?


と、四草。


お前らの中の誰かや。誰でもかまへん。
話題になったらそれでええねん。


草々さんは小草若以外に継ぐ者はいないと言い張りますが、本人がおらんでは
どうにもなりません。


お前が襲名するか?

帰り際に喜代美の顔を覗き込む会長。

話題性では一番やで。ハッハッハッハッ!


笑いながら帰っていかはるのでした…。
そんな事言われた喜代美もそうとう緊張したようですが、見ているこっちも
鞍馬会長の登場シーンは何や緊張しますわ。


どないするもこないするもあれへん。
小草若が帰ってくるのを待つ。


と、意見を曲げない草々さん。


常打ち小屋の事、諦めるつもりか。

と、シビアな意見の草原にいさん。

何かあの時の事、思い出すな。
師匠が草々のこと破門した時の事。



徒然亭一門のために、上方落語界の未来のために、誰かを切る…。

これは辛い事です。

常打ち小屋のために小草若を切る。

そんな選択が今、迫られているのでした。


何か言い出そうとする小草々を
喜代美が制します。

特別やでぇ。
草々にいさんにとって小草若にいさんは…。



仏壇に向かって、断腸の思いで頭を下げる草々さん。


草若師匠…
申し訳ありません。
けど、守っていきますから。
師匠の落語、ここにいるみんなで。


苦渋の選択をしたみんなの表情が切ないです…。


師匠の名前は草原にいさんが受け継ぎます。
そやから安心して下さい。



…なのに…。

待て!
俺は襲名せえへんで。



へっ。


けど…にいさん。

さんざんええ話しといて。

実子がどっか行ってしもたからいうて、筆頭弟子が継がなあかんていう
決まりはあれへん。


いや、けど…。

襲名披露興行いうたら派手やさかいなあ。
独演会の比やないで。


そやから何なんですか?

緊張するがなあ!
絶対噛んでまうで!

そやからなあ、草々…。
お前が襲名せえ。



…え、そんな理由


腑に堕ちぬまま、ええな、と言われて頷く喜代美。

しかし、反対の者がいたのです。

納得できませんね。
それやったら僕に襲名さして下さい。
二番弟子の草々にいさんでええねやったら僕にかて襲名の権利あるでしょ。
下さいよ僕に。草若の名前。下さい。

まあ待て…。
どないしたんや?四草。
お前がそんな事にこだわるやつやと思てへんかったで。


襲名興行ではぎょうさんご祝儀もらえるやろし、「草若」の名前があったら
高座の仕事増えるでしょうからね。

四草、お前…。
師匠の名前を何やと思てんねん!


名前は名前です。
草若師匠とは別もんです。


四草に掴みかかっていく草々さん。
それを止める草原にいさん。
やっぱり草原にいさんが継いでくれと頼みこむ喜代美…。

なんかもう滅茶苦茶。

もう、お前らで決めたらええやないか。
何でそんな投げやりなんですか!?
そやから僕が継ぎますて。
あかん言うてるやろ!

あのう……。


突然、恐る恐る口を開く小草々。


誰でもええんやったらおかみさんが継ぎはったらええやないですか。

え?

誰が「誰でもええ」言うた!

もう…そないなってますよ。



苦笑しながらそういう小草々…まったくだ…。

黙り込む面々…。


もうええ。小草若を待つ!

結局、話が元に戻ってますがな。


やっぱり小草若が継ぐべきもんなんや!
それが師匠が望んではる事なんや!

聞いたんですか?
師匠がそない言うてはんの、にいさん聞いたんですか?


お仏壇を見るみんな。


僕は逆や思いますよ。
師匠が生きてはったら許しはらへんでしょ。
あんな下手くそに草若の名前…。

お前に何が分かんねん!
師匠とも小草若とも俺は20年以上も一緒やってんぞ!
お前とはな、つきあいの長さも深さも全然違うねん!


草々!


あいつにはな…小草若には落語しかないんや。


勝手にして下さい。
僕は絶対認めませんから。



四草はそう言い残して帰って行ってしまいます。

後に残るのはため息ばかり…。


さて…。
算段の四草がここまで言うのには当然算段があるわけでしょう。

兄弟弟子以上に兄弟だった小草若に草若師匠の名を継がせたい。
草々さんの拘りは当然ですが、小草若を部屋に置いていた四草にも、
ここ最近の小草若の様子は草々さん以上に見えているわけです。

「徒然亭草若」という強大な名前に押しつぶされそうになって逃げた小草若。

四草の言動から伝わるのは、怒りにも似た小草若に対する叱責…。


しかしなぁ…草原にいさんこそ、噛んじゃうから継がないとか、どうでもいい逃げやん。

小草々の言う通り、草原にいさんがそんな理由で襲名しないと言い出した時点で
もう「誰でもええ」になっとるわ。



※コメントレス、溜まっている状態で申し訳ありません!



※告知~~!!
4月からこの「ちりとてちん」のBS再放送枠で「カーネーション」の再放送が
底抜けに~決定いたしました~~~!!



よろしければ→【2014年4月期・春クールドラマ】ラインナップ一覧とキャスト表


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※キャスト

和田喜代美→青木喜代美/徒然亭若狭 … 貫地谷しほり(少女時代:桑島真里乃)

徒然亭草若(三代目) … 渡瀬恒彦
徒然亭草々 … 青木崇高(少年時代:森田直幸)
徒然亭草原 … 桂吉弥
徒然亭小草若 … 茂山宗彦(少年時代:榎田貴斗・森川翔太)
徒然亭四草 … 加藤虎ノ介
木曽山勇助/徒然亭小草々 … 辻本祐樹
吉田志保 … 藤吉久美子

和田糸子 … 和久井映見
和田正典 … 松重豊
和田小梅 … 江波杏子
和田小次郎 … 京本政樹
和田正平 … 橋本淳(少年時代:星野亜門)

和田正太郎 … 米倉斉加年

和田清海 … 佐藤めぐみ(少女時代:佐藤初)
和田友春 … 友井雄亮(少年時代:小阪風真)
和田秀臣 … 川平慈英
和田静 … 生稲晃子
野口順子 … 宮嶋麻衣(少女時代:伊藤千由李)
野口幸助 … 久ヶ沢徹
野口松江 … 松永玲子
野口春平 … 斉藤勇人/新岡澪
野口順平 … 斉藤隼人/新岡塁

熊五郎 … 木村祐一
咲 … 田実陽子
磯七 … 松尾貴史
菊江 … キムラ緑子
徳さん … 鍋島浩
お花 … 新海なつ
緒方奈津子 … 原沙知絵
原田緑 … 押元奈緒子

鞍馬太郎 … 竜雷太
万葉亭柳眉 … 桂よね吉
土佐屋尊建 … 波岡一喜
万葉亭柳宝 … 林家染丸
土佐屋尊徳 … 芝本正
柳宝の弟子 … 林家染左、林家染吉
烏山 … チョップリン西野
原田颯太 … 中村大輝(少年時代:河合紫雲)

音大の教授 … キダ・タロー
あわれの田中 … 徳井優
横山たかし・ひろし … 本人
五木ひろし … 本人
ニュースキャスター … 浅越ゴエ

竹谷修 … 渡辺正行
堀田由美子 … 和田はるか
高島恵 … 中井飛香
北川沙織 … 村上佳子


語り – 上沼恵美子


※スタッフ

脚本 … 藤本有紀
演出 … 伊勢田雅也、勝田夏子、井上剛、菓子浩、三鬼一希、吉田努、櫻井壮一
制作統括 … 遠藤理史
音楽 … 佐橋俊彦

テーマ曲・ピアノ演奏 … 松下奈緒

















「Twitter」やってますです。
フォロー下さる方は、ほぼドラマ実況ツイート(辛口)だという覚悟でお願いします


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