【ビブリア古書堂の事件手帖】 第8話 感想

人の手を渡った古い本には、中身だけではなく、本そのものにも物語があります。
しかし、その物語は持ち主以外の人間に知られることはあまりありません。

では、その本に込められた思いとは果たしてどのような時に紐解かれるのでしょうか?

 

ビブリア古書堂の事件手帖 第8話

  ビブリア古書堂

 

ほぼ感想のみで。(完全なネタバレ感想です。見てない人には理解できません)

 

ロバート・F・ヤング『たんぽぽ娘』に纏わるストーリー。

大輔がCAFE甘庵に寄ってから店に行くと、栞子は見た事のない男から

「君は 僕が好きなんだろ?」「それじゃ結婚してもいいんだね?」

と、プロポーズされている最中。

驚く大輔だったが、それは川端康成の『むすめごころ』の中の文章だった。

男は滝野蓮杖という港南台の古書店の店主らしい。
柏原収史が出てきた段階で、誰もがこいつが犯人だと思ってしまうところ……。

古書組合では、加盟している店がそれぞれ本を持ち寄ってお互いに売り買いをする
古書交換会という市場があるらしい。

その話ついでに栞子に

あの人、本読めないんだろ?どうしてそんな人を?

と言う滝野。

うまく言えないですけど。
五浦さんだからだと思います。

 

店の売り上げも良くないらしいし、雇うなら本を読める人にしたら?と言って
滝野は帰っていく。

入ってきた客に絶版文庫の種類が少ないと言われた栞子は市場に
本を仕入れに行こうと決め、大輔を連れていく。

そこで、辻堂のヒトリ書房の店主・井上と出会い、井上が競り落とした本の束から
「たんぽぽ娘」が無くなったので栞子が盗んだのだろうと因縁をつけられ…。

という流れ。

 

どう考えても犯人はこいつしかいないだろう。
あの母親と同じで欲しい本のためなら何をするか分からないからな!

とは、ひどい言いがかり。

親がどうだって、子どもも同じとは限らないのにね。
佐野史郎さん恐いです。

これは、先週、先々週の栞子の母に関するエピソードをより印象付けるためかな。

というか、もう栞子の母親が視聴者の頭の中で大悪人になっちゃいそうですけど…。

証拠もないのに犯人と決め付けるのもどうかと思うけれども、3日の猶予を貰って
大輔は志田と滝野と共に犯人捜しに奔走する。

 

五浦さん、篠川のために何であそこまで?

栞子のためだけじゃねえよ。お前や井上のためでもある。
あいつは本は読めねえが、本を大切にする人の気持ちを理解することはできる。
だから、本のことで困ってるやつを見るといつもああなっちまうんだ。

という事で、滝野も大輔を認めるのだった…。

 

結果、「たんぽぽ娘」は、最初に店に絶版本が少ないと言ってきた客・吉見が、
組合員に顔なじみがいない大輔になりすまして市場に潜り込み、盗んだのだった。

それは、元々吉見が持っていた本で、離婚した妻との思い出だったんだって。

 

う~ん…。

今回は、何だか…また万引盗難か…、とか、夫婦の出会いの切っ掛けになった本
って事で3話に似てるとか…。
盗難までの謎解きがチープだとか色々と引っかかってしまった。

だから、ホントに簡単感想。…手抜きともいう。

 

柏原収史は、田中圭くんの代わりのレギュラーなのかな。
個人的には、ちょっと萌えない…あ、すいません。

剛力ちゃん、佐野史郎さん、岡田義徳さんと揃って、いつ青いクロノス限定スマホが
出て来るかとちょっとウキウキした。(いや、未来日記→

しかし、岡田義徳さんはホント何だったの
明日の「サキ」の番宣

 

「たんぽぽ娘」は、栞子にとっても大事な本だった。

 

この本。
篠川さんのお母さんがお父さんへ贈ったものだったんですね。

これはあくまで僕の想像なんですが。

お父さんがこの本を何度も読み返したのって、お母さんへの恨みからでは
なかったんじゃないんでしょうか?
きっと、お母さんを懐かしむためだったんですよ。

この本から分かることはそういうことだと思います。

誰にも買われなくてよかったですね。

 

本は読めないけれど、大輔は優しいな。

こういう所は栞子と合っているし、きっと精神的に支えになってくれる存在だろうから、
従業員としてじゃなくても友達として側にいてあげてもいいんじゃないかな…
…って気がしてる。

 

。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。


篠川栞子(剛力彩芽)とは親の代から付き合いがあるという、古書店店主の滝野蓮杖
(柏原収史)がやってくる。
志田肇(高橋克実)は、滝野を栞子の幼なじみ兼相談役だと五浦大輔(AKIRA)に紹介。
大輔は、本が読めて栞子の役に立っている滝野をうらやましく思う。
一方の滝野は、本が読めないのにビブリア古書堂に入った大輔を冷めた様子で見る。

そんな折、常連客の吉見(大倉孝二)が「いい本が少ない」と言った。
それに同調した栞子は大輔に、明日開かれる古書店同士の売買会「古書交換会」に
付き合ってほしいと頼む。

翌日、「交換会」にやってきた大輔は、栞子に連れられて会場内を見て歩く。
栞子は売り上げを伸ばすため、値段は張るが人気の高い絶版のSF文庫に入札するが、
「ヒトリ文庫」店主の井上(佐野史郎)に競り負けてしまう。

その日の夜、栞子は大輔にロバート・F・ヤングの『たんぽぽ娘』を「絶版文庫」の棚に
出してくれと指示する。
それは栞子が自宅から持ち込んだもので、タイムマシンに乗り240年後の未来から
やってきた女性と彼女に恋をしてしまう既婚男性の物語が書かれているという。
文庫なのに8000円の値段をつけたその本に大輔が興味を示していると、店のドアが
大きな音を立てて開き、井上が入ってくる。
驚く栞子らに井上は、「交換会」で落札した『たんぽぽ娘』を返せと言う。
『たんぽぽ娘』という言葉に反応した大輔が栞子を見ると…。

(あらすじは「Yahoo!TV」より引用)

よろしければ→【2013年1月期・冬クールドラマ何見ます?】ラインナップ一覧とキャスト表と展望

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【キャスト】

篠川栞子 … 剛力彩芽
五浦大輔 … AKIRA

笠井菊哉 … 田中圭
藤波明生 … 鈴木浩介
横田奈津美 … 北川弘美
篠川文也 … ジェシー
小菅奈緒 … 水野絵梨奈
佐々木亜弥 … トリンドル玲奈
橋本さやか … 内藤理沙

篠川千恵子 … 安田成美
五浦恵理 … 松坂慶子
志田肇 … 高橋克実

【スタッフ】

プロデュース … 小原一隆、藤野良太
演出 … 松山博昭、宮木正悟
脚本 … 相沢友子

原作 … 三上延

 

 
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【 ビブリア古書堂の事件手帖 】第1話 第2話 第3話 第4話 第5話 第6話 第7話 第8話


コメント

  1. ビブリア古書堂の事件手帖 最終回 いつ

    ビブリア古書堂の事件手帖の最終回はいつかって? ビブリア古書堂の事件手帖 全巻 ノベル全巻 大人買い ビブリア古書…価格:2,333円(税込、送料別) そんなもん 3/18が 10回目

  2. よしぼう より:

    SECRET: 0
    PASS: f48f0bc14be20a480a061d1ada7fcfd4
    こんばんは。
    谷さん、よしぼうといいます。
    くうさんが忙しくてコメ出来ないみたいですので、
    いつも読んでるブログの記事を貼っておきます。参考にしてください。佐野史郎さんはあるドラマのせいで、特定の分野での個性派俳優みたいに言われますが、若い頃は二枚目としての主演作も多い人です。
    http://sukifilm.blog53.fc2.com/blog-entry-897.html

  3. より:

    SECRET: 0
    PASS: eb31e783456da643021481120a15724c
    佐野史郎さんの貫禄すごいけど真犯人がわかった段階で
    謝罪もなしとかどうなんだろう。

    狭い世界だからな。そんなヤツ誰も相手しなくなるさ!
    とか言ってみたい。

    佐野史郎さん主演作って何かあるんだろうか・・・

  4. 新ドラマQ より:

    ビブリア古書堂の事件手帖 – 剛力彩芽

    ビブリア古書堂の事件手帖
    月曜 21:00 フジテレビ
    2013年1月14日~

    [キャスト]
    剛力彩芽
    AKIRA(EXILE)
    田中圭
    鈴木浩介
    北川弘美
    水野絵梨奈(FLOWER)
    トリンドル玲奈
    内藤理沙 …

  5. ハンチョウ&ビブリア古書堂

    3月5日 ハンチョウ&ビブリア古書堂

    アメブロが5月15日よりTB廃止する事が発表されましたので
    5月15日以降に更新した記事では当ブログでTBを受付ます

    当ブログに

  6. ビブリア古書堂の事件手帖 第8話

    『真犯人はビブリアにいる

    内容
    栞子(剛力彩芽)の親の代からの知り合いの古書店主・滝野蓮杖(柏原収史)が
    ビブリア古書堂にやってくる。
    志田(高橋克実)によると、栞子の幼な

  7. ビブリア古書堂の事件手帖 第8話

    「真犯人はビブリアにいる」2013年3月4日 篠川栞子(剛力彩芽)とは親の代から付き合いがあるという、古書店店主の滝野蓮杖(柏原収史)が「ビブリア古書堂」にやってくる。志田肇(高橋克

  8. ドラマ「ビブリア古書堂の事件手帖」第8話

    第八話「ロバート・F・ヤング『たんぽぽ娘』」  
                               視聴率10.4% 

  9. ビブリア古書堂の事件手帖 第8話「真犯人はビブリアにいる」

    今回の話題となるお宝本はコバルト文庫の『たんぽぽ娘』。 今ではラノベの草分け的存在のティーン向け文庫のコバルト。 初期は、書き手がまだいなくて海外ものも多かったみたいで …

  10. ビブリア古書堂の事件手帖 第8話

    栞子(剛力彩芽)とは親の代から付き合いがあると言う、古書店店主・滝野(柏原収史)がビブリア古書店にやって来ます。

    志田(高橋克実)は、滝野を栞子の幼馴染兼相談役だと大

  11. ビブリア古書堂の事件手帖 第8話★「ごりおし娘」と「たんぽぽ娘」

    「ビブリア古書堂の事件手帖」第8話
    真犯人はビブリアにいる

    ドラマの中身は病院食よりも薄味ですが、唯一『たんぽぽ娘』には心が反応。
    (ロバート・F・ヤングの『たんぽぽ娘』

  12. ビブリア古書堂の事件手帖 第8話〜篠川さんだから! 篠川さんは絶対にそんなことをしません!

     栞子(剛力彩芽)が大輔(AKIRA)を店員として使っている3つの理由。

    ★本に関わった人の気持ちを大事にする人だから
     大輔にとって大切なのは、<本>よりも<人>なんで…

  13. Happy☆Lucky より:

    ビブリア古書堂の事件手帖 第8話

    第8話

    JUGEMテーマ:エンターテイメント

  14. BROOK より:

    SECRET: 0
    PASS: 74be16979710d4c4e7c6647856088456
    >岡田義徳さんはホント何だったの

    てっきり何かしら絡んでくると思っていたのですが、
    なぜに登場したのか、良く分からず。
    ただ、「たんぽぽ娘」の存在を井上に教えるためだけのキャラみたいでした(苦笑)

    とりあえず、「たんぽぽ娘」という本に興味が沸きました♪
    エンドロールではオチまで語られていないので、
    ちょっと調べてみます。

  15. 「ビブリア古書堂の事件手帖」第8話

    「たんぽぽ娘」…

    詳細レビューはφ(.. )
    http://plaza.rakuten.co.jp/brook0316/diary/201303050001/

    ビブリア古書堂の事件手帖 2 栞子さんと謎めく日常 (メディアワークス文庫)三上 延 アスキ…

  16. 「ビブリア古書堂の事件手帖」推理少女の事件手帖8栞子は盗みの言い掛かり付けられ栞子はこの話しを聞いていた犯人を特定し盗まれた本はその犯人の元持ち物だった

    「ビブリア古書堂の事件手帖」第8話は栞子が親の代から付き合いのある滝野蓮杖がやってくる。栞子は時々滝野蓮杖に相談をしていた。そんな栞子は古書店同士の売買会「古書交換会 …

  17. ドラマ「ビブリア古書堂の事件手帖」 第8話 あらすじ感想「真犯人はビブリアにいる」

    ロバート・F・ヤングの名作『たんぽぽ娘』

    真犯人より、滝野役で柏原収史さんが出演されたことの方が気になられた方、多かったんじゃなかろうか?

    これは今後の複線なのかとか

  18. ドラマ「ビブリア古書堂の事件手帖」 第8…

    ロバート・F・ヤングの名作『たんぽぽ娘』真犯人より、滝野役で柏原収史さんが出演されたことの方が気になられた方、多かったんじゃなかろうか?これは今後の複線なのかとか、色々…

  19. よしぼう より:

    SECRET: 0
    PASS: f48f0bc14be20a480a061d1ada7fcfd4
    こんばんは。
    眠れなかったので、一番乗りでコメします。
    脚本が今回と確か第3回が岡田道尚さん。よく知らなかったんですが、「ライアーゲーム」の人で、メイン監督の松山さんとも親しいそうです。

    前回、ストーカー、イカサマ、万引き、裏取引と、まるで古書の世界やビブリオマニアの世界を、世間とは価値観が真逆の、アウトローの世界のように描いていて心配でしたが、今回も万引きの話でした。そして第3話と同じ、岡田さんが脚本を担当したというわけでもないんでしょうが、「夫婦の純愛」の話でしたね。
    お話的にはよくできてました。

    >柏原収史が出てきた段階で、誰もがこいつが犯人だと思ってしまうところ……。
    甘い。みんな大好き、大倉孝二がただの客の訳が無い。
    こっちの方が本命でしたね。

    まあ、原作通りですが、まず、古書市場のシステムが面白いし、
    それを元古書店主が利用して犯罪をするという原作の発想もユニークなので充分見られる作品に仕上がってました。
    最後に大輔が、栞子の抱いていた父の「たんぽぽ娘」のイメージを、「母を懐かしんで」と読み替えてあげるのもよかったですね。

    岡田義徳がただの運送屋のあんちゃんというのも、よく分からないのですが、特定の俳優さんや女優さんは同じ局のドラマに続けて出演することがよくあります。
    「サキ」は第1回以来見てませんが、仲間由紀恵さんは、その前に同じ局の「悪女たちのメス」という作品にも出てました。その方が、テレビ局も仕事が頼みやすいのかもしれませんね。

  20. 出会った頃と変わらずに妻を美しいと思う夫を疑うなかれ(剛力彩芽)

    短編小説「たんぽぽ娘/ロバート・F・ヤング(The Dandelion Girl/Robert=F=Young)」(1962年)はタイム・トラベルもののファンタジーである。人によってはSF小説のジャンルに分類するだろう。なにしろ…

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