【イロドリヒムラ】第5話「鎖国ガール」感想　北乃きいゲスト・白石達也監督回

イロドリヒムラ第5話「鎖国ガール」　

TBS「ドラマNEO」枠10月期。

「バナナマン・日村勇紀を10人の映画監督と10人の豪華女優でイロドるドラマ。」
と言うコンセプトでお送りする1話完結ドラマの第5話目。

本当に簡単感想のみで。

Twitterの中でお友達を作り、恋愛系ゲームの彼氏で満足し、現実社会では壁を作る…
そういう女子を「鎖国ガール」というらしい。初めて知った。

いかにも「オタク」って感じの女の子ならともかく、北乃きいちゃんみたいな
カワイイ子が鎖国してるなんてもったいない…。

恋愛系ゲームの面白さは解らない。←やったことない。

TVのCMで

「キミは命を狙われている！どのSPが好き？
　
　オレがお前を守ってやるぜ」

とかいうのを見るたびに、こっぱずかしすぎて、げーーーってなる。　
(あ、好きな方はすいません。)

でも、まぁ、私自身も家仕事を始めてから閉じこもりがちで、暇さえあれば
ネットを見ているので、歩夢と似たようなもんである。
気持ちは半解る。

この鎖国ガールを閉じこもっている殻から出そうと目論んでいるらしい
アルバイト先の新人・江戸(自称・エディ)が、ちょーーウザい。

人の内面にズカズカ土足で入り込んでくるキャラクターは好きじゃない。

その上本当にうるさいし、接客態度なんてモンはあったもんじゃないし(客の料理まで
食べてるし)、何か現朝ドラに「同調する」か「物言いたい」か、どっちかのドラマ
なのかと最初は思っちゃった。　

しかし、エディは現朝ドラヒロインみたいに仏頂面ではなく、一応ニコニコ(ニタニタ？)
しているので、それが人には好感を与える…のかも知れない。

最終的には、店の常連を巻き込んでのお祭り的解決。

みんな良い人で、みんな優しくて、鎖国ガールは救われた。

みんなの人情にぐわぁぁ～んと来たのだ。

TwitterのTLにフォローしてない人のツイが何で出て来るんだよ……
と言う所は本気でツッコみたいが、ファンタジーだからまぁいいか。

エディは何者だったんでしょうね。
一度も現れなかった店長が歩夢のために依頼した、という結末だったけど。

個人的には、良い話だったけど、日村さん@エディのあまりのウザさに「良さ」が負けたわ。
歩夢に泣きたくなるほど共感できる部分も大きかったのに、でも、エディに負けた。

ここは、たぶん見る人によって受け取り方はだいぶ違うんじゃないでしょうか。

白石達也さんは、これが初監督なのだそうで…。

堤幸彦監督の数々の作品の助監督をされてきた方ですね。
その堤監督は今回は監修。

独特のカット割りや映像の色合いが、堤監督作品っぽかった…。
もちろん、この映像は好きです。

鎖国ガールの心情に合わせた風景の暗さ、明るさ、パーティのど派手な盛り上がり。
その変化の激しさとぽっかり空いたシミジミできる間が好き。

(けど、私は堤監督ご自身が撮られた1話目の方が好きだ)

「SPEC」のRun DHS登場は嬉しかったわ。
こういう所はやはりそっちのファン心を掴む遊びから入るか。　

北乃きいちゃんは、役柄をピッタリ掴み、エディのウザさを叩き潰し、最後には
明るい笑顔を見せてくれた。

ツンデレな役がよく似合う。可愛い！

あれ、今回は、日村さんが彩られるんじゃなくて、きいちゃんに乗っ取られたね。

※ところで…未定だった第10話の監督が設楽さんに決まったそうでーーー！
へぇ…って感じ……。
バナナマンのネタは設楽さんが作っているし、俳優としても器用だし、司会もできるし…
だけど、監督はたぶん初ですよね。楽しみ。

※公式サイトに掲載されている監督のラインナップです。
(リンク先は当方の映画レビューです)

・第1話
監督：堤 幸彦（「包帯クラブ」「20世紀少年」）脚本：北川悦吏子
・第2話
監督・脚本：飯塚 健（「荒川アンダーザブリッジ THE MOVIE」「彩恋 SAI－REN」）
・第3話
監督：森 義隆（「宇宙兄弟」）脚本：一雫ライオン
・第4話
監督：三木孝浩（「ソラニン」「僕等がいた」前篇、後篇）脚本：持地佑季子
・第5話
監督：白石達也(助監督「BECK」「劇場版　SPEC～天～」)　脚本：牧野圭祐
・第6話
監督・脚本：深川栄洋（「白夜行」「神様のカルテ」）
・第7話
監督：中村義洋（「ゴールデンスランバー」「フィッシュストーリー」）脚本：鈴木謙一
・第8話
監督：犬童一心（「ゼロの焦点」「のぼうの城」）脚本：今泉力哉
・第9話
監督・脚本：沖田修一（「南極料理人」「キツツキと雨」）
第10話
監督:バナナマン設楽 脚本：オークラ

平井歩夢（北乃きい）、19歳、フリーター。
ファミレスのアルバイト以外は外に出ず、外では他人に壁を作る”鎖国ガール”。
携帯のSNSに没頭し、ゲームキャラクターのアキラ君が彼氏・・・のつもり。
リアルな友達は同類の麻衣子（足立梨花）だけ。
変わらない毎日、バイト先のファミレスの客の顔ぶれも変わらない。
ある日、ファミレスに新しいアルバイトが入る。
「オレのことはエディって呼んでっ！」と恥ずかしげもなく宣言する江戸勝（日村勇紀）。
空気を読まず、暑苦しいほどうざったい江戸に歩夢はイラつくが…。

(上記あらすじはYahoo！TVより引用)

よろしければ→【2012年10月秋期ドラマ一覧】ラインナップとキャスト表

【キャスト】

監督 – 白石達也
監修 – 堤　幸彦
脚本 – 牧野圭佑

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