【高校入試】第4話 感想

あなただけのせいじゃないのに、どうしてそんなにも責任を感じなきゃいけないの？

帰国子女の君には分からないよ…
　　帰国子女の君には分からないよ……

高校入試　第4話　

裏サイトの掲示板書き込みを見つけた事で、本部では緊急会議が行われた。

しかし、職員室に戻ってきた教頭の発表では、

え～…荻野先生から報告を受けインターネット上の当該ページを確認した結果、
表現のしかたが著しく曖昧という点で本校を対象に書き込まれたものではないと…
え～判断しました。

が、午後からあと2科目、先生方におかれましては、各自厳重に注意をしていただきたい。以上。

騒然とする教師たち。

掲示板に書き込まれていた内容は、張り紙の件といい、携帯が隠されていたことといい…
「サカモト」という名前といい、明らかに一高のことである。

しかし、こんな問題が発覚したら当然大問題。
校長たちは、この件を隠し通そうとしているらしい。

受験生たちは、受験の緊張感もなく、「キモい男子」や「試験中に泣きだした女子」の
話題で盛り上がっている。

本当にこれが高偏差値校の受験風景？と驚くほど…。　

子どもが子どもなら、親の方はもっと変…。

相変わらず付き添いで来た親たちはドラマDVDに夢中になり、弁当も開かない始末。
この人たち、本当に平気なの？

宮下と休憩時間に学校の仕組みについて話をする杏子。

杏子ちゃんこの学校は快適？

仕方ないなとは思うけど、大変なことになったなって不安にはなるでしょうね。

学校の人事は校長同士で決めるらしい。
集まって、カードのように教師たちをトレードすると言う宮下。

その点、杏子ちゃんは安心だ。
最初に赴任する所は最低でも4年は いなけりゃならない決まりになってるからな。
飛ばされる心配がない。

ああ、ごめんごめん…。
帰国子女の杏子ちゃんにおかしな仕組みなんて教えない方が良かったかもな。

それを聞いて杏子は思い出していた。

「帰国子女の君には分からないよ…」

絶望に陥ったその声を…。

入試を続けるとなれば、みんな仕事に戻らざるを得ない。
午後の教科のために、教師たちは再び持ち場に就く。

弁当が1個残っているのを発見した滝本は、すぐに帰ってくればいいかと保護者待機室に
張り付いている松島に弁当を届けに行く。

DVDに夢中な親たちを見て驚き、少し松島と雑談して職員室に戻ると…。

入試問題ってこんなに難しかったっけ。

と、独り言をつぶやきながら張り出した入試問題を見ている男がいた。

侵入者…、と、ひやっとした滝本だったが、それは、杏子の友達だった。

大洋ツーリストの徳原といいます。
春山杏子先生に緊急で渡さなければならない物があって来たんですけど。

再発行してもらえたんですね！？

飛びつかんばかりに喜ぶ滝本。

徳原が帰っていく姿を杏子は廊下から見ていた。

そして、最終教科の英語。

村井は解答用紙が1枚足らないと言って補充した。

その時間、教室でちょっとした事件が起きる。

携帯の着信音が鳴ったのだ。受験生・芝田麻美の物だった。

携帯電話を出しなさい。

水野が手を出すと、麻美は首を振った。
携帯依存症の中学生らしい。

じゃあ机の上をそのままにして退出しなさい。

そんな。

麻美は荒い息を吐きながらその場に倒れ込んだ。

後ろで待機していた杏子が助け起こし、村井が過呼吸だと悟って清掃具のロッカーから
袋を取り出して持ってきた。

その間にカンニングする同窓会長の息子。

杏子が呼吸が落ち着いた麻美を保健室に連れて行き、清掃用具ロッカーの
扉を閉める村井は、何か違和感を感じた…。

携帯を手放すと過呼吸を起こす携帯依存症の中学生と、そんな娘に
受験中に応援メールを送ったというバカ母……。　

試験が失格だと言われれば大騒ぎ。

携帯が鳴ったせいで息子が長文問題の答えが頭から飛んだとか
クレームつけて来る同窓会長。

なんて、変な親たちなんだろう。

子どもの受験に夢中な気持は解るけどさぁ…「守る」ことを何か勘違いしてないか。
それに、あんたらさっきまで楽しそうにDVDを見てたやん。　
そこまで必死なら待ってる間にお百度でも踏みに行けや…。

とか、親の態度にイラッイラしたり、あまりの馬鹿さに笑ったりしつつも…

まぁ…この親たちは事件には無関係っぽいな…と思う。

気になる事は…

解答用紙が足らないと言って杏子が1枚足した事。
そして、教卓の下から村井が回答用紙を一枚見つけ、それを混ぜた事。

清掃用具入れで「何か」気づいたこと。

外部侵入者、大洋ツーリストの徳原と、相田に会いに来た石川衣里名。

そして、昨年の張り紙。

ラストで小西が何か気付いたよね。

あれ？
これおかしくないか？

たぶん、これ、去年の貼り紙を年度だけ直して使っているから

「携帯を持ちこんだら失格」

の注意書きが抜けてるんだよね…。
つまり、芝田麻美は失格にできないのでは。
　
　　　　

そして、あらかじめ用意されていた教卓の下の解答用紙が採点に使われ、
合格できないはずの合格者が出てしまうとか…。そんな気がしてきた。

関係者は、芝田麻美、田辺淳一、松島良隆、沢村翔太…ら辺？

後は、やっぱり一番怪しいのは主人公だな。

だって……あまりにも主役が目立たないという声を多く聞いたので、
逆に思ったんですよ。

つまり、主役はあまり映ってない。

映ってないと言う事は…何しているか解らない時間がたくさんあるって事だよね。　

今回も、面白すぎてあっという間に終わった。
別に殺人事件が起きたりするわけでもないのに、これだけ面白いってスゴイ。

しかし、受験がついに終わってしまったよ～。
あとは採点で……。何話分？

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昼休みになり、春山杏子(長澤まさみ)ら教師たちは職員室に集まった。
滝本みどり(南沢奈央)が発見した「入試をぶっつぶせ!」という予告や試験問題が
書き込まれたサイトについて、宮下輝明(小松利昌)は、いろいろと推測をしている。

そこへ荻野正夫(斉木しげる)と教頭の上条勝(清水一彰)が現れ校長からの伝言として、
サイトに関しては一高の入試とは無関係と判断した旨を伝える。
教頭のその発言に教師たちは不満に思った。

教頭たちが去り、相田清孝(中尾明慶)が弁当を食べていると携帯にメールが届いた。
メールを見た相田は慌てて職員室を飛び出す。
相田が向かったのはバレー部部室。
待ち受けていたのは、中学校のセーラー服を着た石川衣里奈(山崎紘菜)だった。
今日が誕生日の衣里奈は、相田に会いたくて、受験生のふりをして学校に忍び込んだのだ。

そして午後になり、理科の試験が始まった。
職員室待機担当のみどりが職員室に向かうと、そこには見慣れない男の姿があり・・・。

(上記あらすじはYahoo!TVより引用)

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